魚津屋
西院・桂 | 和食
- 075-312-2538
- 京都府京都市中京区壬生東檜町8
17:00~22:00
※営業時間が通常と異なる場合がございます。ご来店前に店舗へご確認ください。- 日曜・祝日
- 1人中1人がリピート希望!
西院・桂 | 和食
17:00~22:00
※営業時間が通常と異なる場合がございます。ご来店前に店舗へご確認ください。
最後は蟹のお出汁が出た鍋でご主人曰くおっぱい麩を(笑) 満腹大満足でこの日のお会計は過去最高の39,000円。 参考までに過去投稿の鱧しゃぶが27,500円、花山椒鍋が35,000円。 もちろん絶対額としては高いが、ここにしかない味があるのでまた行きたくなる。
爪肉と脚のしゃぶしゃぶ、甲羅焼き、脚焼きとこれでもかと蟹を供してくださった。 個人的にほとんどの甲殻類は火を通した方が美味しいと思っているため、刺身など余計なものが出ないのが嬉しい。 ただこれだけ頂くとお会計が心配にはなった(笑)
ここ3年毎年お邪魔している。 この時は蟹の会にお呼ばれしての訪問。 ただメインまでの前菜だけでも多種多様、独創的でかなりの満足度。 アスパラなんかも毎回微妙に提供方法が変わるところが心憎い(過去投稿を参照)。
たっぷりの花山椒に脂の乗った桜鱒、これぞ出会いもんであり組み合わせの妙味を感じる。 そして最後は縮緬雑魚ご飯に糠漬け。 店内には桜まで生けられおもてなしを受ける、本当にここを目指して旅をする目的地だ。 ミシュラン三ツ星級ではないか。
海鮎の薫りと味わいは素晴らしかった。 そして此度のメインは花山椒。 意外と知られていないことだが、昨今流行りの花山椒鍋の発祥はこちら。 和久傳も比良山荘も幸村もみんな真似から始まった。 そして本家の花山椒鍋は肉ではなく桜鱒に合わせるもの。
今回の入洛の目的地。 前回の訪問から滞在最後の夕飯はこちらと決まっている。 前半は独自の工夫が施された小料理がテンポ良く供されるが、どれも抜群に美味。 特に貴重な棒海鼠腸は感動的な味、薫り、食感だった。
本当に最後の最後まで素晴らしかった。 ご主人と女将さんのお料理やお話の全てを通じ、この日のためだけに仕入れをし料理をし、そして持て成してくださったのだと犇々と感じた。 振り返っても、その御心配りこそが最高のご馳走だったんだと心から感じるお店。
当初は高くて難しいかもと言われていた松茸も、素晴らしい質の鱧しゃぶも何とおかわりを! ご主人と女将さんの心意気に感謝するしかない。 また各々の素材は勿論のこと、基本のお出汁、そしてポン酢など全ての塩梅が抜群で飲み干してしまいたいくらいだった。
初めてお伺いしたが、こちらは紹介のない一見では難しいお店だと思う。 とは言え、供されるお料理はどれも他のお店とは一線を画し、大変勉強になる。 とりわけ和食で白子にトマトを合わせたり、鮑の火入れは僅か3分など(料理をする人ほど)驚くことばかり。