8月10日、堀江貴文氏がプロデュースするグルメアプリTERIYAKI(テリヤキ)TERIYAKIが運営する、人数限定の会員制グルメコミュニティ「TERIYAKI美食倶楽部」のイベントが元麻布のお好み焼き屋「HONA azabu(ホナアザブ)」で開催された。
TERIYAKI美食倶楽部は、国内最大級のグルメオンラインサロンであり、東京・大阪を中心に全国各地の予約困難店や紹介制、新店などをテリヤキストやテリヤキ編集部と訪問するサロン。月に20回程度オフ会を開催し、食に対して感度の高いユーザーが集っている。
イベント冒頭、挨拶に立ったテリヤキ株式会社代表の浜崎龍氏は、コロナ禍で思うように美食倶楽部のイベントが実施できなかったことを振り返りつつ、今後はリアルなイベントを積極的に企画していくと意気込むと、会場からは拍手が挙がっていた。
この日の来場者はTERIYAKI美食倶楽部の会員が半数、友人知人の会員に誘われてきた人やイベント初参加となる人が半数といった構成。初となる参加者からは「ずっと参加したいと思っていたが、コロナでタイミングがなかったのでイベントが今後実施されるようになるのは嬉しい」といった声も聞かれた。
テリヤキストのパネルディスカッションは、堀江氏と、トヨログこと豊野桂太氏、品川イッコー氏、紅翠香氏の3名のテリヤキストにて展開。
グルメサイト「テリヤキ」にて美味しいお店を紹介するキュレーターのテリヤキストは、堀江氏や浜崎氏をはじめ、オンラインサロンやYouTube・SNSなどで多くのファン・フォロワーを持つインフルエンサーで構成されている。メディアとしてのTERIYAKI(テリヤキ)や美食倶楽部をきっかけにこうした食通とのネットワークを持ち、テリヤキスト個人のサロンに加入するといった会員も多いという。
トークでは昨今のグルメ事情をテーマに、全国を食べ歩く4人が幅広く話題を展開。テリヤキでもおなじみの「田舎の大鵬」といった注目の店舗の話や、それぞれのテリヤキストの得意とするフィールドのグルメ、最近行ったお店についての話で会場を大いに盛り上げた。
堀江氏は“鮨職人10年修行問題”を取り上げつつ、なぜそれが必要とされていたか、そこから転じて面白いお店・新たな人気店が次々と登場する現在の鮨業界の状況を説明してみせた。
「鮨屋は10年頑張ったら店を持てるというセーフティネットだった。そうだったんだけど、容量良いやつはすぐ覚えちゃう。だから鮨屋の業界は頭が良くてコミュニケーション能力があるやつが入ってきて変わった。鮨屋になった方が稼げるから」
この日の料理は「ホナアザブ」の鉄板焼きやお好み焼きを中心に、スペシャル料理人として「変タイ鮨すがひさ」菅正博氏を招いた。
菅氏はタイカレー屋のバックボーンを持つ鮨職人で、TERIYAKI’s BEST RESTAURANTにも選ばれるなど若手を代表する一軒。神奈川・溝の口に「鮨 すがひさ」を構え、月に数日だけ「変タイ鮨 すがひさ」として営業していた。年末には虎ノ門ヒルズステーションタワーに「変タイ鮨」に特化した新店をオープンする(溝の口は閉店)。
TERIYAKI美食倶楽部のイベントでは、あるお店と別のお店の料理人を結びつけるコラボもよく行われるという。ある会員の参加者は「ただ美味しいお店に行くというだけでなく、地元の素材を人気店のシェフをつなげたり、別々の料理人をコラボさせてその時しか食べられない料理を提供したり、といったテリヤキならではの取り組みがすごく面白い」と話す。
この日は、菅氏の特製イエローカレー醤油を効かせたタイ風焼きそばで集まった食通たちを唸らせていた。
この日提供されたメニューは以下の通り。
和牛肉ピーマン
塩茹でだだ茶豆
せせりの鉄板焼き
気の利いたおつまみメニューから、本格的な鉄板料理、タイアレンジなどバリエーション豊かな料理はどれも絶品で、どのテーブルでも提供された料理はすぐに平らげられる様子が見てとれた。
ドリンク飲み放題ということもあり、料理だけでイベントの参加費に見合うようなクオリティと言えるだろう。実際、多くの参加者から「今回はとてもコスパ的に満足」「友だちを気軽に誘いやすい価格設定だった」といった感想が挙がっていた。
次回のイベント「TERIYAKI’S Night vol.2」は10月31日に開催。恵比寿のラグジュアリーなダイニングレストラン「クリムゾン エビス」にて絶品料理と全国を食べ歩くテリヤキストのトークイベントを開催予定だという。グルメ好きは要チェックだ。
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ライブドアグルメ編集室
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