6月16日から7月2日までの期間限定で、大阪梅田にて冷凍食品とアイスクリームが食べ放題の人気イベント「チン!するレストラン」in大阪が開催された。期間中は連日の大盛況で、家族連れから若いカップルまで幅広い来場客が、約250種類が揃う冷凍食品やアイスを楽しむ姿が見られた。
今回、大阪初開催となった「チン!するレストラン」は、昨年10月に、株式会社日本アクセス主催のキャンペーン「フローズンアワード」の10周年を記念し、東京・秋葉原にて期間限定で開催。予約開始2日目にチケットが完売し、キャンセル待ちが一日最大8,000人を超えるなど大盛況のイベントとなった。
企画を担当した日本アクセスのフローズン食品MD部 冷凍食品課の橋本真美さんは、開催を決めたきっかけを次のように話す。
「いちばんのきっかけは、冷凍食品をたくさんの人にもっと知ってほしいという思いでした。コロナ禍の3年で冷凍食品市場は大きく伸び、裾野が広がりましたが、消費者がまだ知らない商品もたくさんあります。
家ではいつも同じお気に入りの商品しか食べないため、見たことはあっても食べたことがない商品は多くあります。そういう方に対して、新しい商品にチャレンジしてもらう機会を作ろうと思ったのがこの企画の目的でした」
初開催となった秋葉原では連日満員となったが、こうした大きな反響は予想外だったという。ネット上でも大きな話題となったが、「いかに冷凍食品が注目されていて、皆さんが好きなことを実感しました。美味しかったから次に見つけたら買ってみよう、というお声もいただいたのですが、この企画を通して新たなお気に入り商品を見つけてもらえたのはすごく嬉しいです」と橋本さん。
会場には冷凍食品とアイスを合わせて約250を超える商品が並んでいたが、日ごろから冷凍食品を扱い、多くの商品を知り尽くしたプロとしてはラインナップ選定にもひと苦労だったそう。
「定番の品揃えはキープする一方で、まだ見たことないだろう商品を入れたり、同じパスタでも価格帯に幅を持たせたりして、イベントに出品する商品を選びました。
人気のアイテムで言うと、唐揚げ・餃子・焼売といったおかず系は定着していますね。最近注目しているのは、伸長率が高いラーメンです。冷凍ラーメンの進化が近年著しく、お湯とレンジだけで、お店で食べるような美味しいラーメンが味わえるものが珍しくありません。
各社メーカーさんも力を入れているカテゴリであるため、次々と新しい商品が登場していて、とても盛り上がっています」(橋本さん)
大阪会場では初の試みとして、各メーカーが日替わりで商品を調理し提供する「ライブキッチンスペース」も導入した。冷凍食品にはレンジで温めるもの以外に、自分でボイルや加熱が必要な商品もあるが、そうしたものを食べてもらう場を作るべく取り入れたという。
メーカーの立場からすると、消費者と直接話して商品のポイントや込めた思いを伝える機会となり、大阪会場でもスタッフの方とのコミュニケーションを楽しんでいる来場客の姿が目立った。
イベントに参加した客からは「好きなものを好きなだけ食べられて嬉しい」「選ぶ楽しさが体験できた」といった声が聞かれたほか、「初めて食べるものもあったが、全部美味しい」など改めて冷凍食品の味に驚く声もあった。
橋本さんは「冷凍食品は簡単で便利で時短になるし、何よりも美味しい。こうした良さ、素晴らしさを感じてもらえたら嬉しいです。冷凍食品“なのに”ではなく、冷凍食品“だから”美味しい時代。そこを知ってほしいですし、いろんな新しいものにチャレンジしてもらえたら嬉しいです」
東京、大阪と大成功が続いた「チン!するレストラン」。今後の開催について聞くと次のような答えが返ってきた。「具体的に次どこで開催するといったことは決まっていないのですが、ご要望の声は多くいただいているので、また検討したいと考えています。楽しみにしていてください」
この記事の著者
ライブドアグルメ編集室
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