47都道府県の味噌が揃う話題のお店
5月下旬に六本木にオープンした、日本中の味噌を集めた味噌汁専門店「みそめぼれ」。全国の味噌蔵と連携し、47都道府県の味噌を集めた“日本初”のみそめぼれは開店前から注目を集め、SNS上でも大きな反響を呼んだ。
場所柄、客入りは夜がメインで、「ラーメンでもうどんでもない軽い締めユース」中心とした利用を想定していたという。ただ来店シーンを広げるため昼時からの開店としたことで、近隣で働く人が出勤前やランチタイムに訪れるケースも目立つように。
47都道府県の味噌汁(500円)、おにぎり(200円)、味噌を味わう野菜スティック(350円)などメニューの数は多くないが、味噌のバリエーションが幅広いため繰り返し訪れる常連客の姿も見られる。店内には4席ほどのイートインスペースもあり、夜の時間帯には「締めと合わせてもう一杯」で過ごす人もいるという。
運営会社の代表は「味噌を選ぶ体験の楽しさを感じてもらい、それが目の前で味噌汁になって、提供されるまでの流れをストーリーとして楽しんでほしい」と話す。
六本木のど真ん中で「安心する懐かしさを」
店内に入って目を引くのは、整然と並んだ全国47都道府県から集めた味噌だ。味噌の種類や材料にも違いがあり、色味など見た目にもバリエーション豊かなことがわかる。中には全国の味噌を制覇するべく北海道から南下し、味わいの違いを楽しむ常連客もいるとのことだ。
また店内の壁には「MISO MAP」が貼られており、事前にこれと決めた味噌がなくとも「選ぶ楽しさ」を体験できる。店舗スタッフによると、味噌の選び方としては「地元の味噌から選ぶ人がやはり多く、ほかに目を引く珍しい地域の味噌を試してみるという形も多い」という。
地元以外にはほとんど流通しない珍しい味噌は、現地の蔵と直接やりとりし仕入れが可能になったそう。
出汁は幅広い味噌に万能にマッチするよう、枕崎産の鰹節からこだわって取っている。同じく出汁で炊いたご飯と合わせて食べると、六本木のど真ん中にいながら都会の喧騒から離れてホッとした気分が味わえるだろう。
「味噌は昔から健康食品として日本の食文化の中で親しまれてきたので、お客さんには味噌を食して心身ともに健康になってほしいと思っています。
地元の味噌が自分の慣れ親しんだ味ではないかもしれませんが、この店でふるさとの味を改めて認識するという人も少なくないようです。味噌を選ぶ体験の楽しさと、味噌汁を飲んで安心するような懐かしさを感じてほしいです(代表)」
この記事の著者
ライブドアグルメ編集室
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