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かつて台東区根岸に存在した超高級鮨「高勢」の生まれ変わった姿であります。 元祖高勢は政財界の接待などに頻繁に使われるほどの有名なお店でしたがお値段も「日本一高い」とまで揶揄された強烈なお店。しかし主がバブル投資に傾倒した挙げ句に店を失ってしまいました。 そんな高勢はお弟子さんが独り立ちするときに暖簾分けを行っていましたが、こちらのお店は元の主の息子さんが「新高勢」を名乗って営業していたお店。 現在は元の主の弟さんが入り、晴れて直系の二代目「高勢」となったものです。 店内は15人がゆったりと座れるほどの巨大な白木のカウンター。カウンター自体も一般的な鮨屋に比べて二回りも大きく、店の格の大きさが視覚的にも伝わってくるようです。 知人ら5人で予約を取り、親父さんのお任せで酒を酌み交わします。 突き出しにいきなり中トロ刺。とろけるような味わいながらも、タレの加減が上手く、脂の強さを抑えてあり、上手さでビールが喉にすいすいと流れ込みます。 続いて酢のものが連続。 しめさばと酢ナマコの〆加減はかなりのもの。酸っぱすぎず浅すぎず。 更に続くは生ウニに一口酢飯を混ぜた小鉢。 ウニは黄色を通り越して鮮やかなオレンジ。何も手を加えずに、古風な味わいの酢飯に混ざっただけのウニ飯は風味で口の中が宇宙であります。 そこでさらにフグ刺しの登場。 オーソドックスにもみじポン酢ですが、フグがいいものだからでしょう、これもまた酒を清流のように喉へと導きます。 そしていよいよ握り。 「高勢」の握りは他店に比べて2回り以上小さく、まるで「ママゴト用のにぎり寿司のオモチャ」みたいな可愛らしいサイズ。 全長は目測ですが約4~5センチ、高さは約2センチというところでしょうか。 しかしネタは本物。どれも素晴らしい、というよりも「美しい」。 美しい美味しさといったらいいでしょうか・・・ 鯛、コハダ、漬け鮪と戴いたところで、「何かお好みはございますか」と親父。 このお店の穴子は一度も食べたことはなかったので、穴子の煮きりと煮詰めを注文。 これは凄い。 よくある、ぐずぐずに崩壊してとろけてしまう、よくある穴子鮨とは訳が違う。 「これが、本当の穴子の味か・・」と、初めて食べた味にも関わらず、見事な食感の穴子に思わず「本物」と感じてしまいました。 なお、ビールの後はぬるめのお燗で清酒を全員で10本。 ちなみにお勘定は・・・・・5人分で10α万円・・・・1人2万ちょいとオーバー。 お値段的に気軽に行けるお店ではありませんが、これだけのお料理に加え、何と言っても親父さんの暖かく、しなやかな物腰と流麗な仕草と語らいながら上質な料理を頂く、あのリラクゼーションなひとときは、やはり自分にとっても「いい時間の使い方」だったような気がしまして、いわば「自分への投資」みたいなものですな(笑)。
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高勢 浅草・両国-小岩・錦糸町(浅草(つくばEXP))/ 寿司[ 平均:
5.0pt ]
かつて台東区根岸に存在した超高級鮨「高勢」の生まれ変わった姿であります。
元祖高勢は政財界の接待などに頻繁に使われるほどの有名なお店でしたがお値段も「日本一高い」とまで揶揄された強烈なお店。しかし主がバブル投資に傾倒した挙げ句に店を失ってしまいました。
そんな高勢はお弟子さんが独り立ちするときに暖簾分けを行っていましたが、こちらのお店は元の主の息子さんが「新高勢」を名乗って営業していたお店。
現在は元の主の弟さんが入り、晴れて直系の二代目「高勢」となったものです。
店内は15人がゆったりと座れるほどの巨大な白木のカウンター。カウンター自体も一般的な鮨屋に比べて二回りも大きく、店の格の大きさが視覚的にも伝わってくるようです。
知人ら5人で予約を取り、親父さんのお任せで酒を酌み交わします。
突き出しにいきなり中トロ刺。とろけるような味わいながらも、タレの加減が上手く、脂の強さを抑えてあり、上手さでビールが喉にすいすいと流れ込みます。
続いて酢のものが連続。
しめさばと酢ナマコの〆加減はかなりのもの。酸っぱすぎず浅すぎず。
更に続くは生ウニに一口酢飯を混ぜた小鉢。
ウニは黄色を通り越して鮮やかなオレンジ。何も手を加えずに、古風な味わいの酢飯に混ざっただけのウニ飯は風味で口の中が宇宙であります。
そこでさらにフグ刺しの登場。
オーソドックスにもみじポン酢ですが、フグがいいものだからでしょう、これもまた酒を清流のように喉へと導きます。
そしていよいよ握り。
「高勢」の握りは他店に比べて2回り以上小さく、まるで「ママゴト用のにぎり寿司のオモチャ」みたいな可愛らしいサイズ。
全長は目測ですが約4~5センチ、高さは約2センチというところでしょうか。
しかしネタは本物。どれも素晴らしい、というよりも「美しい」。
美しい美味しさといったらいいでしょうか・・・
鯛、コハダ、漬け鮪と戴いたところで、「何かお好みはございますか」と親父。
このお店の穴子は一度も食べたことはなかったので、穴子の煮きりと煮詰めを注文。
これは凄い。
よくある、ぐずぐずに崩壊してとろけてしまう、よくある穴子鮨とは訳が違う。
「これが、本当の穴子の味か・・」と、初めて食べた味にも関わらず、見事な食感の穴子に思わず「本物」と感じてしまいました。
なお、ビールの後はぬるめのお燗で清酒を全員で10本。
ちなみにお勘定は・・・・・5人分で10α万円・・・・1人2万ちょいとオーバー。
お値段的に気軽に行けるお店ではありませんが、これだけのお料理に加え、何と言っても親父さんの暖かく、しなやかな物腰と流麗な仕草と語らいながら上質な料理を頂く、あのリラクゼーションなひとときは、やはり自分にとっても「いい時間の使い方」だったような気がしまして、いわば「自分への投資」みたいなものですな(笑)。