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仕事が押してしまいヨレヨレになりながら到着出来たのはラストオーダーにギリギリの時刻でした。まず乾杯は「ヴーヴクリコ」で。いつになく豊潤で、飲んだ後の舌に残る蜜の味わいが心地良く染み入ります。 「アミューズグール」の演出は今回も伏せたカクテルグラスを器に見立て、一口サイズに調理された野菜を盛り付けてあります。揚げた野菜は菓子のように甘みが増しています。これらを手でつまみながらいただいた後に、シェイカーで用意された野菜のスープがカクテルグラスに注がれます。見た目の色合いはいまひとつですが、野菜の甘みとブイヨンが美味しく混じり合ったコクあるスープになっています。 個人的に驚いたのは「自家製ライ麦パン」。私の嫌いなライ麦パンです。自分からは決して購入も注文もしないライ麦パン。今夜用意されているパンはそのライ麦と聞かされ残念な思いで一口いただくと、これが美味しいっ!!フグ田マスオさんのように、不安定に声を裏返しながら「え"ぇ????っ?!」と驚いてしまうほど美味しいっ!表面は固すぎず、中はどちらかというとモチモチ感がある。酸味もほとんど感じさせない。このライ麦パンなら毎日食べてもいい。…買って帰りたい…、と初めて思わせてくれたライ麦パンでした。 「冬野菜のコンポート フグのフリット添え」に使われているのは、無農薬野菜にこだわる生産者としてレストラン業界では有名な三島の広川農園の野菜。銀座のレストランでもその名を耳にすることがあります。野菜の味は濃く、噛むほどに元気野菜のそれぞれの主張が伝わり、自然の恵みと生産者の努力に味を通じて思わず感謝してしまう程。さすがは勝又氏が厳選する野菜でした。 フグのフリットは、フグの身自体は淡白な味なので衣に適度な味付けがされています。一口サイズなので一度で頬張ってしまいたいところですが、一口で口に含んでしまうと身と骨を分けるように噛みながら舌で身と骨を分ける作業に忙しく気を取られてしまい、純粋に味わえずに気が散ってしまうので注意が必要です。 「車海老のビスクスープ」は車海老の旨みが凝縮されて、それが丁寧に濾されて上品な味に仕上がっています。クリームを差し引いても濃厚な味わい。合間にチコリの繊維質をシャキシャキと楽しみながらいただいたアクセントも楽しい。 今夜持ち込んだワインは「ヴーヴクリコ」の他に、女性的で優しい味の「ムートン・ロートシルト1997」と男性的で力強い「ピション・ロングビル・バロン1970」。しかしディナー前半の時点で、まだクリコを半分も飲めていません。いつもならボトルが空いている頃なのに。自分では気付かぬ以上に疲れすぎているのか、アルコールの吸収も悪く気持ち良くまだ酔えていない…。こんな体調の日は、せめて夕食前に温泉で体を温める時間も必要なのだと実感しました。
夜 25,000円以上
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オーベルジュ オー・ミラドー 小田原・箱根・湯河原・真鶴(強羅)/ フランス料理[ 平均:
4.8pt ]
仕事が押してしまいヨレヨレになりながら到着出来たのはラストオーダーにギリギリの時刻でした。まず乾杯は「ヴーヴクリコ」で。いつになく豊潤で、飲んだ後の舌に残る蜜の味わいが心地良く染み入ります。
「アミューズグール」の演出は今回も伏せたカクテルグラスを器に見立て、一口サイズに調理された野菜を盛り付けてあります。揚げた野菜は菓子のように甘みが増しています。これらを手でつまみながらいただいた後に、シェイカーで用意された野菜のスープがカクテルグラスに注がれます。見た目の色合いはいまひとつですが、野菜の甘みとブイヨンが美味しく混じり合ったコクあるスープになっています。
個人的に驚いたのは「自家製ライ麦パン」。私の嫌いなライ麦パンです。自分からは決して購入も注文もしないライ麦パン。今夜用意されているパンはそのライ麦と聞かされ残念な思いで一口いただくと、これが美味しいっ!!フグ田マスオさんのように、不安定に声を裏返しながら「え"ぇ????っ?!」と驚いてしまうほど美味しいっ!表面は固すぎず、中はどちらかというとモチモチ感がある。酸味もほとんど感じさせない。このライ麦パンなら毎日食べてもいい。…買って帰りたい…、と初めて思わせてくれたライ麦パンでした。
「冬野菜のコンポート フグのフリット添え」に使われているのは、無農薬野菜にこだわる生産者としてレストラン業界では有名な三島の広川農園の野菜。銀座のレストランでもその名を耳にすることがあります。野菜の味は濃く、噛むほどに元気野菜のそれぞれの主張が伝わり、自然の恵みと生産者の努力に味を通じて思わず感謝してしまう程。さすがは勝又氏が厳選する野菜でした。
フグのフリットは、フグの身自体は淡白な味なので衣に適度な味付けがされています。一口サイズなので一度で頬張ってしまいたいところですが、一口で口に含んでしまうと身と骨を分けるように噛みながら舌で身と骨を分ける作業に忙しく気を取られてしまい、純粋に味わえずに気が散ってしまうので注意が必要です。
「車海老のビスクスープ」は車海老の旨みが凝縮されて、それが丁寧に濾されて上品な味に仕上がっています。クリームを差し引いても濃厚な味わい。合間にチコリの繊維質をシャキシャキと楽しみながらいただいたアクセントも楽しい。
今夜持ち込んだワインは「ヴーヴクリコ」の他に、女性的で優しい味の「ムートン・ロートシルト1997」と男性的で力強い「ピション・ロングビル・バロン1970」。しかしディナー前半の時点で、まだクリコを半分も飲めていません。いつもならボトルが空いている頃なのに。自分では気付かぬ以上に疲れすぎているのか、アルコールの吸収も悪く気持ち良くまだ酔えていない…。こんな体調の日は、せめて夕食前に温泉で体を温める時間も必要なのだと実感しました。
夜 25,000円以上
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