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最近は南インド料理を出すお店はかなり増えており、新宿近辺でも3軒ほどありますでしょうか。こちらはタミル系のお料理がいただけます。08年秋に数回訪問しましたが、エスニカンさんが訪問された頃とはコック氏が変わったようで公式ページの写真とは違う若い人です。 ミールス1500円。プーリ、ワダ、ラッサム、サンバル、ピクルス、チャツネ、ポリヤル、カード、アイスチャイのセットです。これだけ付いてラッサムとライスはお替り自由で1500円なら安いですね。しかし実際にいただいてみると、安いなりの理由がそこかしこに見えるものでした。 まずプーリ(揚げパン)が2枚というのはちょっと油っぽくてバランスが悪いと思います。プーリを1枚にしてパパドを付けていただきたいです。まさか、お腹を膨らませてお替りを阻止しようということでは(笑)。ラッサムはタマリンドの酸味が弱く玉葱がたくさん入っているのが個性的です。サンバルは量が多く具沢山(揚げジャガイモ、ニンジン、インゲン、グリーンピース等)でココナツの風味はほとんど感じません。 ピクルスはニンジンとグリーンピース。酸味も苦味も少ない食べやすい仕上がりです。小振りのワダはスライスオニオン入りで軽い食感。ココナツチャツネはジンジャー入りで薄めです。ポリヤルはマッシュポテトとグリーンピースのスパイス炒めで、マサラドーサの中身と同じ。これは残念です。こちらのミールスセットでバリエーションを持たせるとしたらポリヤルになるのに、いつもマッシュポテトではつまらないです。 マサラドーサ600円(ココナツチャツネ付き)。これもお値段自体は安い! 東京では薄いペーパー・ドーサを出すお店が多いですが、こちらのは厚めのもっちりした生地。発酵具合はちょうど良く、軽い酸味にマッシュポテトのマサラが良く合います。ただし、厚いドーサは焦げ目を付けるものですがそれにしても焦げ過ぎ。生地の伸ばしも不均一ですね。チャツネも予想通りミールスと共通です。 パチャディ小210円。フレッシュなキャベツの酸っぱくて辛いサラダでココナツは入っていません。パチャディは普通「野菜のココナツヨーグルト和え」を指すと思うのですが、このような「コスマリ」に見えるサラダを「パチャディ」と呼ぶ地域があるというのは初めて知りました。これがインド料理の名前の難しいところで、例えば「豆と米の雑炊」を「キチャディ」と呼ぶ地域が多いのにケララでは「野菜のマスタード風味のココナツヨーグルト和え」を指したりするので、こういう「パチャディ」もあるのでしょう。 コンダイ・カダライ840円。タミル語でヒヨコマメですね。焦がしココナツファインがたっぷりと使われており、マスタードやクミンやカレーリーフといった南インドらしいスパイスの風味も印象的。量もたっぷりありますし、お酒のお供としてもご飯にもよく合います。スリランカ料理店で同様のメニューがあり注文するのですが、今までで一番美味しく感じました。これはお勧めです。 ラッサム・ライス500円。単品400円のラッサムと250円のライスの組み合わせです(ライスは単品より少なめ)。カレーリーフがたくさん浮いていますし、酸味と辛味が刺激的なラッサムでした。先日のミールスのラッサムとは明らかに違います。日によって異なるのも困りものですが、この味ならまた頼みたいです。 更にフライ・タヒール420円を合わせてみました。ヨーグルトにマスタード・クミン・フェンネル・赤唐辛子・カレーリーフそしてたっぷりのウラドダルをテンパリングしたものです。南インドらしい一品で、豊かなスパイスが香るヨーグルトにカリカリと香ばしいウラドダルがアクセントになっています。ラッサムと一緒にライス(塩味が利いてパラリと炊かれています)に混ぜていただくと、いくらでもご飯が進みそうです。 お料理はお安い価格なりにまずまずと思うのですが、相当にくたびれた内装がお客を選びそうです。塗装が剥げた机、煮しめたような座布団、油が散ったレジ廻り…。もう少し綺麗にしていただけると相当に印象が良くなると思うのですが。お料理だけなら4点です。
2004/01/17
2006/10/01
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ムット 新宿(新宿西口)/ インド料理[ 平均:
4.2pt ]
最近は南インド料理を出すお店はかなり増えており、新宿近辺でも3軒ほどありますでしょうか。こちらはタミル系のお料理がいただけます。08年秋に数回訪問しましたが、エスニカンさんが訪問された頃とはコック氏が変わったようで公式ページの写真とは違う若い人です。
ミールス1500円。プーリ、ワダ、ラッサム、サンバル、ピクルス、チャツネ、ポリヤル、カード、アイスチャイのセットです。これだけ付いてラッサムとライスはお替り自由で1500円なら安いですね。しかし実際にいただいてみると、安いなりの理由がそこかしこに見えるものでした。
まずプーリ(揚げパン)が2枚というのはちょっと油っぽくてバランスが悪いと思います。プーリを1枚にしてパパドを付けていただきたいです。まさか、お腹を膨らませてお替りを阻止しようということでは(笑)。ラッサムはタマリンドの酸味が弱く玉葱がたくさん入っているのが個性的です。サンバルは量が多く具沢山(揚げジャガイモ、ニンジン、インゲン、グリーンピース等)でココナツの風味はほとんど感じません。
ピクルスはニンジンとグリーンピース。酸味も苦味も少ない食べやすい仕上がりです。小振りのワダはスライスオニオン入りで軽い食感。ココナツチャツネはジンジャー入りで薄めです。ポリヤルはマッシュポテトとグリーンピースのスパイス炒めで、マサラドーサの中身と同じ。これは残念です。こちらのミールスセットでバリエーションを持たせるとしたらポリヤルになるのに、いつもマッシュポテトではつまらないです。
マサラドーサ600円(ココナツチャツネ付き)。これもお値段自体は安い! 東京では薄いペーパー・ドーサを出すお店が多いですが、こちらのは厚めのもっちりした生地。発酵具合はちょうど良く、軽い酸味にマッシュポテトのマサラが良く合います。ただし、厚いドーサは焦げ目を付けるものですがそれにしても焦げ過ぎ。生地の伸ばしも不均一ですね。チャツネも予想通りミールスと共通です。
パチャディ小210円。フレッシュなキャベツの酸っぱくて辛いサラダでココナツは入っていません。パチャディは普通「野菜のココナツヨーグルト和え」を指すと思うのですが、このような「コスマリ」に見えるサラダを「パチャディ」と呼ぶ地域があるというのは初めて知りました。これがインド料理の名前の難しいところで、例えば「豆と米の雑炊」を「キチャディ」と呼ぶ地域が多いのにケララでは「野菜のマスタード風味のココナツヨーグルト和え」を指したりするので、こういう「パチャディ」もあるのでしょう。
コンダイ・カダライ840円。タミル語でヒヨコマメですね。焦がしココナツファインがたっぷりと使われており、マスタードやクミンやカレーリーフといった南インドらしいスパイスの風味も印象的。量もたっぷりありますし、お酒のお供としてもご飯にもよく合います。スリランカ料理店で同様のメニューがあり注文するのですが、今までで一番美味しく感じました。これはお勧めです。
ラッサム・ライス500円。単品400円のラッサムと250円のライスの組み合わせです(ライスは単品より少なめ)。カレーリーフがたくさん浮いていますし、酸味と辛味が刺激的なラッサムでした。先日のミールスのラッサムとは明らかに違います。日によって異なるのも困りものですが、この味ならまた頼みたいです。
更にフライ・タヒール420円を合わせてみました。ヨーグルトにマスタード・クミン・フェンネル・赤唐辛子・カレーリーフそしてたっぷりのウラドダルをテンパリングしたものです。南インドらしい一品で、豊かなスパイスが香るヨーグルトにカリカリと香ばしいウラドダルがアクセントになっています。ラッサムと一緒にライス(塩味が利いてパラリと炊かれています)に混ぜていただくと、いくらでもご飯が進みそうです。
お料理はお安い価格なりにまずまずと思うのですが、相当にくたびれた内装がお客を選びそうです。塗装が剥げた机、煮しめたような座布団、油が散ったレジ廻り…。もう少し綺麗にしていただけると相当に印象が良くなると思うのですが。お料理だけなら4点です。
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