名前だけですと、花屋さんと誤解されそうですし、お店の前には鉢植えが並んでいたりしますが、「定食」と大きな文字で書かれた看板が出ていますので、「バラありますか」と言って、入ってくる人はいないでしょう。そもそも何故こういう名前かというと、町名が緑町ということもありますし、武蔵野緑町パークタウンという団地が背後にひかえていることもあるのでしょうね。
豚のしょうが焼き定食(850円)を食べてきました。正確には、豚バラ肉のしょうが焼き定食でしたが、油っぽさを感じさせない濃い味付けで、美味しくいただきました。お味噌汁はあさりでしたが、こちらも良かったですね。東京生まれの東京育ちですが、私のルーツは秋田なので、こういう濃い味付けは、年甲斐もなく、好きなのです。
お客さんは常連さんが多いのでしょうね。他の方々は、ビールかサワーで、何か(ナスとピーマン炒めとか)で一杯やって、食事というパターンでした。確かに、ちょっとしたおつまみも充実しています。メニューの中心は揚げ物と炒め物で、ラーメン系もありますが、近くに
栄楽というお店もありますし、中華系ならば、そちらに行ってしまうかもしれません。
ついでながら、この近辺は妙な場所で、人口密度が高いせいか、ありとあらゆる種類のお店があります。料理で言うと、こちらのような定食屋、中華料理屋、そば屋、インド料理屋、割烹、中国餃子の店、喫茶店、パン屋、ケーキ屋、焼肉屋という按配です。おいおいご紹介したいと思います。
ところで、お店の厨房は女性の方がお二人で、仕切っていらっしゃいます。恐らく、お母さんと娘さんでしょう。お母さんの方は、ご高齢なのでしょうか。お客さんの一人が帰られる時に、「気を付けて、頑張ってね」と声をかけられていました。このお店も、もう長いこと、こちらで頑張っていらっしゃるのでしょうね。内装は質素そのものですが、何となく温かみのある雰囲気は、このお二人に負うことも多いのだろうと思います。これからも、色々な人の気を和ませてあげて下さい。
タベルネッタ アグレスト
2Fにあるお店なのですが、播磨坂に面したテーブルに座りました。この席とお隣のテーブルは、通りに突き出した四角の箱に入っているような感じなので、会話に若干エコーがかかりますが、でも、播磨坂が見えていた方が雰囲気は良いと思います。櫻の咲くころは、ここから見る播磨坂は、さぞかし綺麗なことでしょう。
お料理は、特に印象が強いものはなかったのですが、どれも水準以上で、美味しいと思います。接客も的確かつ丁寧で、好感が持てました。しかし、美味しい料理とワイン、それに楽しい会話というのは、イオセリアーニ監督の映画ではありませんが、正に生きる歓びですよね。
ところで、後輩は、短期間ですが、またヨーロッパに行くことになり、しかも今度はフランスなのです。ドイツではビール漬けになっていたようですが、フランスではワイン漬けになるのを楽しみにしているようなので、アル中になってしまいはしないかと、いささか心配しております。朝起きて、一服ならず一杯をやるのだけは止めるように忠告しておきました。無事に帰ってきて下さい。