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自家焙煎珈琲 cafe de なにわや
昼 1,000円以下
(写真上)深炒りブレンド 全景,(写真下)同 拡大
★全写真クリックで大画像表示★
なにわや、と言う店名からすると、ご主人は大阪の方であろうか。
まだ若いご主人の珈琲に対する拘りはかなりのもので、「酸味の強い珈琲は嫌い。」と、はっきり言う。
また、店の前に立てられた品書きには、「一杯一杯丁寧に入れているので、時間が掛かる…」と書いてある。
いくら珈琲専門店とは言え、時間が掛かる、と堂々と書いて注意を促している店を、僕は初めて見た。
…で、まだ出来て1年経っていないこの店をご紹介する事にした。
この日は土曜日で、浅草は賑っていた。
あまり人通りの多くないこの辺りにも、人がかなり訪れていた。
店内に入ると、カウンター席は地元のお爺ちゃんお婆ちゃん達で既に満席。
こういった方々に指示されている若いご主人は、只者ではない。
実際、只者ではない事が、後で解る。
小上がり座敷の一つに上がった僕等は、まだ開店まで15分以上あると、のんびり深炒りブレンド500円を頼んだ。
この時点では、まだ余裕である。
暫く話をしてふと気が付くと、まだ珈琲が出て来ない。
時計を見る。
20分、経っている…。
外の品書きに書かれた「時間が掛かる」の言葉は、嘘ではなかった。
更に10分経過。
「お待たせしました〜。」
と、御主人が珈琲を出してくれた。
待ち時間30分、である。
普通これだけの時間があると、珈琲を飲み終わって、急いでいれば店を出ている。
既に目当ての店の開店時間を過ぎてしまっている事もあり、焦りながら飲んだのであるが、深みのあるふくよかな味の広がるなかなか美味い珈琲であった。
この店は、カウンター席のお爺ちゃん、お婆ちゃん達の様に、世間話をしながら1時間以上腰を据える、そういった使い方が正しい様である。
小説をじっくり読むのも良いかも知れぬ。
焦りながら店を後にした僕等であった。(笑)