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786件中 1-10件表示

釜竹 上野、日暮里(根津)/ うどん[ 平均:評価:4.2pt4.2pt ]

2009/12/10 総合5pt5pt
釜竹の写真 釜竹の写真 釜竹の写真

実は、昨日ご紹介したCPFFEEパレットを訪問する前に食べた麺というのは、この、根津釜竹で食べた太打ちざるうどんの事、である。

この根津釜竹については、もうかなり以前の平成6年10月に、一度、細打ちざるうどんをご紹介している。

あれからもう3年か…光陰矢の如し、である。

この店は混むので、開店15分前に店の前に行ったのだが、既に15人程が並んでいた。
仕方無く並ぶ事にする。
すると更に開店までの間に、僕の後ろに10人が並んだ。
いやはや、皆、並ぶ事がお好きな様である。

開店まで後数分というところで、従業員の女性が注文を取りに来る。
そこで、食べたいうどん、と言っても、釜揚げかざるか、細打ちか太打ちか、の組み合わせしかないのだが、茹で時間が掛かるので、事前に注文を取り、茹で始める訳である。

僕が頼んだのは、前回食べなかった太打ちのざるうどん、である。
値段は900円。

開店となり、大テーブルの奥から順番に、女性従業員の指示通りに席に着いてゆく。
前に15人もいると、かなり待つ事になる。
そう…30分問待ったろうか、漸く、僕の太打ちざるうどんが運ばれて来た。

因みに、酒類やその肴は、順番に関わらず先に出してくれるので、酒を飲まれる方は、酒でも注文してゆっくりやりながら、待たれる事をお勧めする。

半透明の太いうどんは、モッチリとした食感で、十分にグルテンの生成が行われている事が判る。
つまり、十分な踏み込みが、若しくは踏み込みに代わるうどん打ちの作業が、行われている訳である。
欲を言えば、ざるで食べる場合に限って、もう一踏み、して欲しい。
そうすれば、冷水で〆ても、もっとよく延びるうどんになる。
そこまで来れば、完璧、なのだが。

また、たっぷりと添えられる四種の薬味は、どれも美味いのだが、正直言って多過ぎる。
余ってしまって勿体無い。
2枚、3枚と食べるとなれば、必要なのだが…。
この次来る時は、2枚食べるとしようか。

それにしても、釜揚げうどんが看板のこの店で、僕は未だ釜揚げうどんを食べていない。
臍(へそ)曲がりな客、と言える。

ちと、注文を付けたが、これ程美味いうどんは、この界隈では根津神社前にある、根の津、くらいでしか食べる事が出来ぬ。
いや、この狭い地域で、2軒も美味いうどんを食わせる店がある、という事自体が、珍しいと言える。

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昼 1,000円以下

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パレット 上野、日暮里(根津)/ 喫茶店[ 平均:評価:4.0pt4.0pt ]

2009/12/09 総合5pt5pt
パレットの写真 パレットの写真 パレットの写真

(写真)ビーフカレー 拡大、セットに付くサラダ 拡大、セットに付くアイスコーヒー 拡大

休日のこの日、かねてより気になっていた根津の喫茶店、パレットを訪問した。
もう何度となく店の前を通っているのだが、タイミングが合わず、入る機会を逸していた。
この店は、もう何年も前になるが、千駄木にある古本喫茶の先駆、結構人ミルクホールの亭主である、結構人殿が馴染みの喫茶店として氏のブログ、「デウスエクスマキな食卓」でご紹介されており、それを目にしてから気になっていたのであった。
確か、氏はこの店のナポリタンをご紹介されていたのだが、ケチャプたっぷりのナポリタンが、妙に美味そうに写っていたのだ。

店に入る。
間口はそれ程広くないのだが、鰻の寝床式に奥に向かって長い店は、結構広い。
昭和の匂いを残す店内は、僕の様な世代には、何処か懐かしく、落ち着いた気分にさせてくれる。
店は、近隣のお年寄り達の格好の社交場となっている様で、なかなか賑わっていた。

入口近くのテーブル席に着き、メニューに目をやる。
実はこの店に入る前に麺を食べていたので、ナポリタンに後ろ髪を引かれながらも、ご飯物にする事にした。
選んだのは、ランチタイムサービスのカツカレー850円。
ところが、背の高い中国人と思われるウェイトレスの娘(こ)にこれを告げたところ、申し訳無さそうに、残念ながらカツが無くなってしまったと言う。
仕方なく、もう一つのランチタイムサービス品である、ビーフカレー800円を頼む事にした。
ランチタイムでは、カレーやカツカレーに、サラダと飲み物がセットで付くので、飲み物はアイスコーヒーを頼む。
先に出してくれと頼んでいたアイスコーヒーが来た後、暫く待つと、サラダと共にビーフカレーがやって来た。

早速、スプーンを取り、口にする。
牛肉の姿が無くなる程煮込まれたカレーは、牛肉の旨味たっぷりでコクがあり、程良くスパイシー。
実に美味い。
こりゃ美味い、スプーンを持つ手が止まらん…と、カレーは飲み物の持論に従い、するすると、瞬く間にお腹に収めてしまった。

食べ終えると、ジワリ、と、汗ばむ。
喫茶店のカレーとして、この、程良いスパイシーさは、重要な要素、と言える。

リアリストであり、かつ、ロマンティストでもある結構人店主殿が、その独特な感性から普段使いの店として推奨されるだけの事はある、と、感心したのであった。

因みに、氏のブログ、デウスエクスマキな食卓は、僕のブログの左にあるメニューに、「興味のあるサイト」として掲載させて頂いている。
一度ご覧頂ければ、氏の独特な感性、そして多彩な活動が、お解かり頂けると思う。

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秋田料理 まさき 千住、綾瀬(北千住)/ その他郷土料理[ 平均:評価:5.0pt5.0pt ]

2009/12/07 総合5pt5pt

会社帰り、JR北千住駅西口の本町センター通り商店街にある、秋田料理まさき、で晩ご飯を食べた。

秋田県や新潟県の料理を出す店は東京には多いが、どちらの料理も、美味い日本酒と共に、僕は気に入っている。

この北千住に秋田料理店がある事を知り、勇躍足を運んだ、という訳である。

どの程度混む店か判らなかった事もあり、店には予め予約を入れていた。
店内はよく賑わっており、予約を入れておいて良かった…と、ホッとする。

席に通されると、先ずは酒を…と、品書きを手に取った。
酒を頼み、運ばれて来ると、予め食べようと決めていた料理を次々に注文する。

●天狗舞山廃純米 2650円
おいおい、秋田の酒を頼むんじゃないのか…と言われそうだが、天狗舞は好きなのだ。
お許しあれ。(苦笑)
それよりも、一緒に出されたお通しの充実した様を見て、これは良い店だ、期待出来る、と、気持ち良く酒食を始める事が出来た。

●グリーン豆腐冷奴 530円
秋田産の青大豆で作られた絹漉豆腐の冷奴である。
添えられた塩で食べる。
淡い緑色をした豆腐というと、以前、浅草の中清の訪問記でもご紹介している。
あの時の豆腐に比べると緑色が薄いが、こちらもなかなか大豆の香りが豊かに香り、とても美味い。

●えごてん酢味噌 530円
秋田産の天然えご草(海草)を煮出し、しだした汁を固めた寒天質の食べ物である。
これを酢味噌で食べるのだが、しっかりとした歯応えがあり、酒の肴になかなか良い。

●ハタハタ塩焼き 650円
身の柔らかいハタハタだが、一夜干しした後、この様に塩焼きにすると、これが実に美味いのである。
豪快に齧り付いても良いが、箸でも身は簡単に解れ、実に食べ易い。

●味噌焼ききりたんぽ(季節限定) 480円
きりたんぽというと鍋に入れる食べ方しか知らなかった。
これに味噌を付けて焼く食べ方は、この店のオリジナルらしいが、米粒の残った素朴な食感のきりたんぽと、焼かれた味噌の芳ばしさが作り出す枯れた味わいは、酒にも良く合う。
この様に素朴な物が美味いと感じる事に、僕は喜びを感じる。

●じゅんさい鍋 1280円
秋田の鶏、比内鶏から取ったスープで秋田産のじゅんさいを鍋にして食べる料理である。
これはもう、文句無く美味い。
どちらかというと食感を愉しむだけの食物であるじゅんさいを、鶏のスープで鍋にする事で、こうも美味しく食べる事ができるのか…と、驚いた次第。
恥ずかしさも忘れて、スープの最後の一滴まで、鍋を逆さにして飲み干した。

●ぬた盛合せ 630円
鍋を食べ終わった後で、そう言えば刺身を食べていなかったと、刺身の代わりに頼んだ一品。
鮪、蛸、帆立貝、しめ鯖、海老、若布、分葱(わけぎ)、と、実に豪華な具材からなるぬたである。
美味くない訳が無い。

●くろも酢 500円
鍋後ではあるが、これも追加で食べた。
秋田では良く食べる粘りのある海草、くろも、を酢と共に泡が立つまで掻き混ぜた物である。
上に載ったいるのは生姜。
行儀は悪いが、つるつると啜り込んで食べるのが美味い。

いやあ、すっかり満腹に、そして、気持ち良く酔った。
また訪問したい店である。

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雰囲気
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夜 5,000~10,000円

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赤坂麺通団 赤坂(赤坂(東京))/ 讃岐うどん[ 平均:評価:5.0pt5.0pt ]

2009/12/04 総合5pt5pt

この日は、溜池山王の本社で午後から会議があったため、メトロ千代田線を赤坂で降り、歩いて向かう事にした。

その前に、軽く何か食べて行こうと、赤坂サカスの前の通りから1本外堀通りの方に入った所にある、赤坂麺通団を訪問した。

開店が2009年8月なので、開店からまだ1ヶ月といったところなのだが、折角の機会なので訪問した次第。

この赤坂麺通団は、法人としての麺通団が開く店としては、東京麺通団に続く2店舗目という事で、既に開店している他の店舗、福岡、吉祥寺、名古屋、水道橋といった店舗は、そうではないらしい。

木の質感を生かした店内に入る。
この日は暑い日であったので、うどんは冷にする事にした。

選んだのは、冷かけ小290円。
天麩羅は、掻き揚げ天100円に、海老天100円の2品。
更に、ご飯小100円も貰う事にした。

というのも、この赤坂麺通団では、ご飯に天麩羅を載せ、天つゆを掛ける機械で自ら天つゆを掛ける事で天丼が食べられる、という新たな試み〜丼通団〜があるからであった。
皆で痛みを堪える集団、鈍痛団、ではない。(笑)

冷かけのつゆは、お約束のイリコ出汁で、関西生まれの僕には、実に懐かしく、美味い。
うどんも、当初は茹で方が未だ未熟だった様だが、この頃になると上手くなったと見え、グルテンの効いた、ツルリとして、モチッと良く延びるうどんになっていた。

機械を使って自ら掛ける丼つゆは、適度に甘辛い物で、食味の良いご飯と相まって、食欲を刺激する。

店には昼時を外れているというのに、次から次に近隣の、あるいは営業途中のサラリーマン達が入って来る。
良い場所に店を構えたものである。

本社に勤めていたら、帰りに結構寄り道しただろうな…そう考えながら、本社に向かった。

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金額

昼 1,000円以下

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手作り餃子とラーメンの店 七十番 千住、綾瀬(北千住)/ ラーメン一般[ 平均:評価:5.0pt5.0pt ]

2009/12/03 総合5pt5pt


会社帰り、久しぶりに北千住駅西口の宿場町通りにある、手作り餃子とラーメンの店 七十番、を訪れた。

入口近くのカウンター席に着き、お腹も空いていたので、カウンター内のご主人に早速注文を入れる。
この夜は客の入りも良く、話し好きのご主人も、話しをしている暇が無いようであった。

●烏龍ハイ 400円
●キムチ 200円
●中華奴 300円
●餃子 400円
●野菜炒め 700円
●ラーメン 550円 + 激辛味噌トッピング 150円

お通しの、胡椒の効いた自家製ピリ辛メンマは、酒の肴にはもってこい。

前回の訪問時に、新橋から仕入れているとご主人が教えてくれたキムチも、美味い。

また中華奴は、冷奴には珍しく木綿豆腐を使っている。
しっかりとした食感の良い豆腐で、これも美味い。

野菜炒めは薄目の味付けが良く、シャキシャキとした野菜が美味い。
肉だって少し入っている。

〆のラーメンには、いつもの様に、激辛味噌をトッピングする。
ただ辛いだけではない、複雑な魚介の旨味が加わると、特徴の無いスープ(失礼…苦笑)が、特徴のある美味いスープに変わる。
食べ終わると新陳代謝が上がり、じんわりと汗ばんで来る。

勘定を払い、夜風に当って、火照った身体を冷ます。
これがまた心地良い。

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金額

夜 1,000~3,000円

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デンキヤホール 浅草、両国-小岩(浅草(つくばEXP))/ 喫茶店[ 平均:評価:4.8pt4.8pt ]

2009/12/02 総合5pt5pt
デンキヤホールの写真

(写真)タマゴサンド 拡大

休日の昼前、いつもの様に千束通り商店街の駐車場に車を停め、浅草に向かう。
歩きながら、そう言えばデンキヤホールのタマゴサンドを食べた事は無かったな…と、目当ての店が開くまでの時間潰しに、デンキヤホールに立ち寄った。

奥の部屋に通り、席に着くと、アイスコーヒー430円と、タマゴサンド500円を頼む。

店には大女将1人で、若女将の姿もご主人の姿も見えなかった。
入口に入って直ぐの厨房前のテーブル席には、近隣の常連客が座り、大女将と話をして寛ぐ、いつもの光景があった。

今日は何を食べようか…と、目当ての店で食べる物をあれこれ考える。
初めて行く店で何を食べるか考える時間は、なかなか楽しいものである。

…ふと、かなり経っている事に気が付いた。
目当ての店の開店時間が近付いている。
だが、まだアイスコーヒーも来ていない。

どうしたのか…と、席を立って厨房を覗きに行くと、大女将は何やらフライパンを持って格闘している。
「アイスコーヒー、まだですか?」
「ごめんなさいね、タマゴサンドと一緒に持って行こうと思って。」
「先に出して来てくれませんか。」

「ごめんなさい。」と、アイスコーヒーを持って来てくれた。
暫くして若女将が外から戻って来たらしく、常連や大女将と言葉を交わす声がする。

少しすると、若女将がタマゴサンドを持って来てくれた。
「ごめんなさいね〜。近所でお葬式があったもんだから、行って来たの。私がやればもっと早くお出し出来たんだけど。」との事。

「いいんですよ。」と、内心の焦りを笑顔で隠す。(苦笑)
早速、タマゴサンドをパクつく事にした。
先ず観察する。
何と、厚焼き…といっても1cm足らずではあるが…玉子が、薄切りされた胡瓜と共に、パンに挟まれているではないか。
これは初めて見る形態である。
食べてみる。
玉子焼きには塩味が付いている。
今考えると、パンにサッとバターが塗ってあった様に思えるのだが、他には何も塗られていない。
つまり、塩味の玉子焼きが挟まれたサンドイッチ、なのである。
大女将は、このふんわりと焼かれた玉子焼きを焼くために、長い時間、格闘していたのであった。

しかし玉子サンドは、店によってこうも作り方に違いがあるものなのか。
思い返せば、新仲見世の喫茶店、銀座ブラジルの職人芸とも言える玉子サンドを見て衝撃を受けて以来、意識して玉子サンドを注文する様になった僕なのである。(過去に掲載しているので、左上に検索窓を使ってご参照頂きたい。)

デンキヤホールのあっさり塩味のタマゴサンドは、何やら和風を感じさせる。
江戸前の玉子サンド、とでも言おうか。
これも、一食の価値はあろう。

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そば処 やまと 浅草、両国-小岩(浅草(つくばEXP))/ そば[ 平均:評価:5.0pt5.0pt ]

2009/12/01 総合5pt5pt
そば処 やまとの写真 そば処 やまとの写真 そば処 やまとの写真


グリル佐久良でパンプキンスープとポークソテーを味わった僕は、その足で言問通りから国際通りに入り、合羽橋本通りへと入って行った。

もうそろそろ合羽橋道具街が見えて来るという頃、ふと、通りの左手の蕎麦屋の入口に、妙な貼り紙を見つけた。

ガッパ丼
そして、カッパのおやつ
更に、こんな添え書きの貼り紙もある。
『河童のおやつあります。
カッパの好物はキュウリではない 本当はそばです。』

河童の好物はキュウリではない、と、強く言い切る過剰なまでの自信。
そしてこれに続く、本当はそばです、という、自信無さ気なソフトな〆方。
思わず笑ってしまった。
商品名との相関関係、そして、てにをは、を考えると、こう書いた方が良いと思うのだが…大きなお世話か。(笑)
『カッパのおやつ、あります。
河童の好物はキュウリではなく、本当はそばです。』

しかし僕が最も気になったのは、ガッパ丼である。
ガッパ、と言うと、僕等の世代の方なら、日活映画唯一の怪獣映画、大巨獣ガッパ、が浮ぶのではあるまいか。
いや、それしか浮ばない、と言えよう。
おそらくこの命名をした方は、僕と同世代の方であろうという想像はつく。

しかし何故に、おやつの方は、カッパで、丼の方を、ガッパ、にしたのであろうか?
そこに何か意味があるのか?
貼り紙の添え書きから、おやつは豚シャブ入りの胡麻ダレ風味のつゆの冷やし蕎麦、丼は海老天、豚カツ、鳥肉(親子)が載る、という違いはあるものの、カッパとガッパを使い分ける意味が解らない。

かなり長時間、店先に佇んで考えていたのだが、この謎を解明するには、ガッパ丼を食べてみるしかあるまい…という結論に達した。

暖簾を潜ると、昼時を少し過ぎていた事もあって店は空いていたのだが、その後、何組か客が入って来たので、結構賑やかになった。
何れも近隣の方々の様である。

さて、席に着き、早速、お茶を出してくれた接客の小母さんにガッパ丼950円を頼む。
すると小母さん、驚いた表情になり、後ろを歩く別の接客の小母さんに、「ガッパ丼よ、ガッパ丼。」と叫ぶではないか。
「えっ、ガッパ丼?初めて注文が入ったわね!」と、後ろを歩いていた小母さんが受けた。

…おいおい、初めてって、大丈夫なのか。
思わず心配になる。

そのやり取りを聞いたらしく、厨房からもう一人、小母さんが出て来た。
「ガッパ丼って、どうやって作るんだっけ?」
「確か3つ載ってるのよ。」
「えっと、海老天と、豚カツと、それから…何だっけ?」
「何だっけ?」
三人のゴーストよろしく、顔を寄せ合い姦しく(かしましく)会話する3人の小母さん達。

…おいおい、勘弁してくれよ。
どうやら、本当に初めての様である。

漸く、店内の壁にも貼られているガッパ丼の説明書きを見て、「ああ、鳥肉よ。」と、騒動が治まり、厨房に、「ガッパ丼1つ。」と、注文が通った。

その間、聞きなれない料理名を耳にした店内の客達は、皆、耳をダンボにして聞き耳をたてているのが、手に取るように解った。
そして、妙な物を注文した僕に注がれる、冷たい視線。
各テーブルで交わされる、ヒソヒソ話。

じっと我慢の子になる、僕。(苦笑)

「セットにしますか?温かい蕎麦か冷たい蕎麦の小さいのが付けられますよ。」と一人の小母さんに聞かれたので、ざる蕎麦をセットして貰う事にする。
どうやら、値段はそのままで、セットに出来るらしい。

何やら厨房でも騒がしかったが、やがてご主人の、「ガッパ丼セット上がり。」の声がした。

「お待たせしました。ガッパ丼セットです。」と、また大きな声を上げる小母さん。
周囲から、好奇の視線が集まる。
物見高い客は、立ち上がって見ている。

…堪忍してくれよ。
まるで、見世物小屋の蛇少女か、ろくろ首のお姉さん状態の、僕。
立ち見も出る盛況振り…と、心の中で自虐の呟き。

漸く周囲の興味も収まり、改めてガッパ丼を見下ろす。
珍妙な名称ではあるが、手前から順にカツ丼、親子丼、海老天丼の3つが、見事に1つの丼の上に、並んで収まっている。

観ただけで満足してしまう壮観な眺め。
素晴らしい。
食べ始めてみると、つゆの味加減も良く、実に美味いのである。
海老天は、太く立派な海老で、プリプリとした食感が堪らない。
親子丼は、鳥肉に比して玉子の分量は少ないものの、柔らかく煮込まれた玉葱と鳥肉が、しっかりと出汁つゆを吸っており、美味い。
カツ丼は、5mm程度の厚さのカツに完全に火が通って堅くなっているものの、ちゃんと玉葱を敷いて玉子で綴じられており、手抜かりは無い。

恥ずかしい思いはしたが、頼んで良かった、と思える一品であった。

ところで、セットで付けてくれたミニざる蕎麦だが、これは小麦粉のたっぷり入った蕎麦で、ざるで食べるよりも、かけで食べた方が良い蕎麦であった。

この店は蕎麦屋だが、その本領は丼で発揮される様である。

…で、ガッパ丼の由来だが、聞きそびれてしまった。(苦笑)
僕の勝手な解釈では、3つの丼が「合体」している点を「カッパ」に懸けて、「ガッパ」としたのではあるまいか。
大巨獣ガッパ、ではない様である。(笑)

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グリル佐久良 浅草、両国-小岩(浅草(つくばEXP))/ 洋食[ 平均:評価:4.4pt4.4pt ]

2009/11/30 総合5pt5pt

9月中旬の休日、久しぶりにグリル佐久良を訪問した。

まだ開店少し前だったので、入口には準備中の札が下がっている。
はて…何処で時間を潰そうか、と、店の前で躊躇していると、中からご主人が顔を出して、「いいよ、入んなよ。構わないから。」と招き入れてくれた。
「すまないね。」と、招きに応じ、店に入る。
僕の後ろでご主人が札を裏返し、営業中、にする。

一番厨房に近い席に着くと、「入ってくればいいのよ。顔見知りなんだから。」と、奥さんにも言われる。
「開店前で寛いでるのに、悪いじゃない。」そう言いながら、手渡されたメニューを見る。
そう言えば、以前は厚いビニール表紙の見開きだったメニューは、いつの間にか大きな下敷きの様な、一枚の紙をパウチしたメニューに変わっている。
そして、以前は裏メニューであった冷パンプキンスープが、夏季限定メニューとして掲載されている。

「パンプキンスープはまだあるの?」と訊ねると、「まだあるわよ、丁度今、そろそろ終わりにしようかって話してたとこなんだけど。」との事。
「良かった、間に合ったって訳だ。貰うよ。」と、瓶ビールと共に頼む。
「それとポークソテーね。」
「はいよ。」
奥さんは、厨房のご主人に伝えながら自分も入って行った。

…といった訳で、この日の昼食は次の様な物であった。

●瓶ビール 600円
●冷パンプキンスープ 800円
●ポークソテー 2200円

水を張ったグラスに花や果実を沈め、そこにスープグラスが入れられているパンプキンスープのグラスは、何時見ても涼しげである。
丁寧に裏漉しされた滑らかな舌触りのパンプキンスープは、クリーミィでふくよかな味わいが堪らない。
今年も味わう事が出来て、良かった、良かった。

初めて食べるポークソテーは、4つに切られた分厚いヒレ肉で構成されている。
そして、それぞれのヒレ肉の間には、ベーコンが挟んであるという手の込んだ物。
焼き加減は、何も言わなければミディアムレアなのだが、写真の様に、断面はレアである。
豚肉のレア…と言うと、拒否反応を示す客もいるらしく、「鉄板に押し付けたら火が通るわよ。」と奥さんは言っていたが、この店の豚肉は無菌豚なので、そのままでいっこうに差し支えない。
むしろ、レアのヒレ肉を味わうという、貴重な体験が出来る。
実に美味い。

あっという間に平らげた僕に、「いつも食べるの早いんだから。」と、勘定をしながら奥さんが笑う。
「美味い物は一気呵成に食べなくちゃ。熱い物は熱い内に、冷たい物は冷たい内に、さ。」と、笑い返し、店を後にした。

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5pt5pt
CP:コストパフォーマンス
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昼 3,000~5,000円

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グリルさんばん 千住、綾瀬(亀有)/ 洋食[ 平均:評価:5.0pt5.0pt ]

2009/11/29 総合5pt5pt


何だかグリルさんばんの訪問記が続くが、この時期、そんな頻度で顔を出していた、という事である。

この日のお目当ては、鮭のムニエル、である。
店前に行き、黒板を見ると、あったあった…だが、微妙に違う。
昨年までは、秋鮭(ときじゃけ)のムニエル、と黒板に書かれていたのだが、黒板には、生鮭のムニエル、と書かれている。

秋鮭は高くて手が届かなかったのか…と、この時点では思っていたのだが、結局、ずっと秋鮭の名は書かれずじまいで、現在に至っている。
余程、数が少なく高値だったのかも知れぬ。

そんな訳で、席に着くと、白ワイン350円に生鮭のムニエル900円(サラダ付)、それにドライカレー800円を頼んだのであった。

先ず白ワインが出され、少し遅れてムニエルに付くサラダが出される。
サラダと白ワインで待っていると、お待ち兼ねのムニエルが、少し遅れてドライカレーが運ばれて来た。

こんがりと焼かれた肉厚の生鮭に、ボールに入れて出されるタルタルソースをたっぷりと掛け、ナイフを入れる。
切り取った身はほっくりと柔らかく、実に美味い。
また、毎度の事ながら、タルタルソースがこれまた美味いのだ。
カリッと焼かれた皮目の美味さも、昨年同様である。

一方のドライカレー。
既に度々ご紹介しているが、これがまた美味いのである。
カレーはあくまで香り付け、軽い味付けであり、たっぷりと使われたバターと相まって、実に優しい味に仕上がっている。
ご飯はパラパラではなく、もっちりとして米粒には弾力がある。
牛肉を始めとして、野菜やシメジ等の具材も豊富に入っている。
喫茶店のドライカレーではなく、完全な洋食の一皿、である。
これを頬張って食べる至福。

ご飯食いの僕は、思い出すだけでまた食べたくなって来る。(苦笑)

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勝の家 銚子・旭・匝嵯(本銚子)/ 寿司[ 平均:評価:5.0pt5.0pt ]

2009/11/28 総合5pt5pt
勝の家の写真 勝の家の写真 勝の家の写真


先日、初めてこの勝の家をご紹介したが、その後、もう一度訪問しているので、忘れぬうちにご紹介しておこう。

この日、銚子に向かったのは、他でもない、この店の寿司が食べたいから、であった。

さて、席に着き、前回と同じ、地魚入り上寿司2300円を頼む。
この日の地魚は、キンメとヒラメ、である。

写真撮影用に、皿盛りにして貰う。

握られた寿司は、一見したところ飾り気は無いが、手に取って見ると、実に丁寧に握られている事が判る。
前回も記したが、醤油に浸ける際、どの握りも、シャリが全くバラケ無い。
それでいて、口に入れればハラリと崩れ、ネタと混じり合う。

そして、シャリが実に美味い。

あっという間に食べ終えてしまったので、秋刀魚握りも貰う事にした。
脂の乗った秋刀魚は、ねっとりとして舌に蕩ける。
これも実に美味かった。

食べ終えて店を出ると、東京にとって帰したのであった。

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昼 1,000~3,000円

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一人ご飯 一人ご飯
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furutoneさん
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