chiyogoroさんのクチコミ一覧
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塩野 赤坂・溜池山王(赤坂(東京))/ 和菓子[ 平均:
4.6pt ]
なんだか、こう、蒸し暑いと全く甘いものを食べる気がおこらず、ところ天とか酸味が効いたものが食べたくなってしまいます。
でも、ちょっと力を振り絞って、塩野さんを覗いてみたら、なんだか涼しげな色合いの上生菓子が沢山あって、心が躍ってしまいました。お昼時だというのに、既に売り切れ商品がありました。さすが、塩野。
やはりこういう涼しげな和菓子は自然と人と惹きつける魅力があるのですね。そういう私もそうなんですけど。この季節にはぴったりの紫陽花も素晴らしい色合いでした。
●葛焼:これは以前には見たことがなかったのですが、運良くゲットできました。甘い葛のベースに大納言の粒が入っています。
一見、とてもシンプルな上生菓子なのですが、葛の食感がなんとも言えません。ブルブル...ブリン、硬すぎず、柔らかくも無く...このギリギリの塩梅の歯ごたえと上白糖のような直球の甘さが舌にズシっときます。また、粒の大納言がいくつか点在していて、この薫り高さと点在具合がちょうど良く、サラリと食べられます。
●夏俵:周りは葛衣で、水饅頭のような半透明の生地。中には塩野のスペシャリテ(と勝手に私が思っている・笑)のみっちりとした黄味餡がたっぷりと詰まっていました。桜の葉で覆われています。
むむむ!!!周りの葛生地がプルプルっとしていて、独特の食感。中に入っている色鮮やかな黄味餡はとても濃く、詰まっていて、薫り高いです。葛衣と黄味餡の組合わせって初めて食べました。芳醇さとプルっとさっぱり感の相対するものがバランスを取っています。黄味餡が好きな方にはたまらない一品ですね。
久々に和菓子を食べたら和菓子心を激しく揺さぶられました。季節感のある造形と味わい。餡子の世界ってとても奥深く、ヴァラエティ豊かだなと改めて実感すると共に、一年間通してこのようなお菓子を頂くこと出きる幸せを噛み締めました。(2009/7/2★5)

5pt
5pt
4pt
5pt

昼 1,000円以下
夜 1,000円以下

友人・同僚と
松島屋 三田、浜松町-品川(泉岳寺)/ 和菓子[ 平均:
4.3pt ]
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ダルい体を引きずって会社に着てみたら、おなじフロアの食いしん坊仲間の先輩から、
「朝一でゲットしてきたの!」と見慣れない包みを持っていらっしゃいました。
彼女曰く、
「いつも商品が並んでいないんだけど、ここやっているの?と思っていたら、大人気でほとんど売り切れ状態みたい」
とのことです。でもって、場所を伺ったら、ピンと着たので、
「それってもしかして、松島屋ではないですか?!」
と言ったら、
「何で知ってるの?!」
と、怪しまれてしまったので、適当にごまかしておきました・笑。
私、「食べたことないのですが、食べてみたかったんです!嬉しい!!」
そう、朝からこんなに素敵なものを食べることが出来て、体調不良&寝不足は一気に解消です。
港区高輪にある、地元では有名な和菓子店です。それも大福が特に美味しいということで、東京三大大福(って誰が決めたのか知りませんが・笑)の一つに挙げられるお店だそうです。行こう、行こうとは思っていたのですが、いかんせん、あまり土地勘がない場所だし、出たら売り切れるまで時間がかなり短いそうで、初食です。
●粟大福@150:周りは砂糖が入っていない、フレッシュでふんわりとした餅生地の中に適度に食感が残った粟がたっぷりと入っています。優しい、ヒヨコのような色合い。中にはまさに「潰し」た状態のホクホクっとした、やや薄い色合いの粒餡がたっぷりと詰まっていました。全体的にコロリとした形で、小ぶりですが、厚みがある感じです。
咬むと、粟のぷつぷつ感がしっかり残っていて、繊細な生地。まだつき立てではないかと思えるほど、餅生地がふわふわとしています。中の餡子は甘さがかなり控えめですが、適度にミネラリーでほっくり、蒸し栗のような食感。このふわふわの生地とほっくりまさに潰したような粒餡子のコンビネーションがたまりません。この味のバランス感はオリジナリティが高いです。この値段でこの味、ヴォリューム感、他にはありませんね。
一口目から大ファンになってしまいました。こういう、餅生地に魂を感じるお店って、どうして都会の真ん中にぽつんとあるのでしょうか。たまーにこういうお店、突然あるんですよね。不思議でなりません。一番有名で人気なのは豆大福らしいのですが、また是非豆大福や草もちも頂いてみたいなと思いました。お店に実際行ったわけではありませんが、食べただけでお店から漂ってくる香りと音が聞こえてきそうな大福でした。
おなじフロアの先輩はこの「粟大福」がイチオシとのことでした。私も粟ぜんざいが大好きで、ちょっと鶏の餌っぽい、香ばしさと甘い香りが大好きなのです。この、プチプチ感が残った生地はとても好みの味でした。割と全部融合して、粒が潰れている粟が多いし、食べ易いのですが、こういうクラシカルな食感だと、粟本来の味わいが堪能出来て楽しいですね。(2009/7/2★5)

5pt
3pt
4pt
5pt

昼 1,000円以下
夜 1,000円以下

友人・同僚と
石丸館 東急沿線(中目黒)/ フランス料理[ 平均:
4.7pt ]
久々に中目黒の駅に降り立ちました。もうかれこれ、半年近く行っていなかったようです。駅前に立つ予定と知らされていた大きなビルがかなり出来上がりつつあります。
今となっては中目黒に行く用事と言えば...私の中ではこのレストランに行くことしかありません。あとは、駅前のカルディでコーヒーと上湯を買うくらいでしょうか・笑。
久々に石丸館に行ってみました。久しぶり過ぎてシェフがやや怒り気味でしたが、いつもの凝縮感がある濃厚な味わいが食べたくて、色々新規開拓しても、結局はレストランに戻ってきてしまいます。
石丸シェフの薦められて飲んでみたのはポルトガルの酒精強化ワイン、ポルトです。あのVin du 268(出水商事)が輸入しているものらしいです。
石丸シェフがオススメしてくるなんて珍しいことなので早速飲んで見ました。
●Calem 1995 Vintage Port/カレム 1995年 ヴィンテージポルト@1,050位(クラス):一見、縁も赤紫色で若いのかな?と思ったら意外な熟成感でプルーンやミュール、黒砂糖で甘やかでフルーティさが炸裂しています。ここまでサラっとしていながら凝縮感もあるポルトってなかなかありません。
まずはアミューズからスタートです。前回は意外な蕪のアミューズでしたが、王道の蟹のグラタンが来ました。
●アミューズ・グール:蟹のグラタンは香味野菜たっぷりなトロリとしたベースに蟹がたっぷりと入っています。この日は青葱と少々人参が見えます。
このトロリと優しい舌触りに、旨みたっぷりの味。たまりません。蟹がほぐれていて、どこを食べても野菜も蟹もたっぷりです。そのままだと味濃いかな、という場合はパンにつけて食べるとちょうど良い塩梅。私はこのままガンガン食べられますが、一度で良いからご飯に乗せて食べてみたいなと思っています。
久々に食べた石丸シェフのパンはふんわりとしていて、色合いが薄め、ふすまが入っていないものでした。味わいは以前に比べてちょっと気薄な印象がありましたが、丁寧に作られていることは間違えありません。
●前菜:トマトクリームのスープ、なすのファルシ添え、バジル風味。
たっぷりと、トマトクリームの濃厚なスープの中に茄子の間に鶏挽き肉の詰め物が入っています。上には刻んだバジルの葉。
一見、イタリア料理っぽいく見えますが、味の深さと重みがフランス料理です。茄子がギリギリで形を残しているかのような柔らかさで焼かれています。間の鶏挽き肉の詰め物も香り豊かでハーブ、トマト、クリーム、野菜が複雑に溶け合って旨みを織り成していました。重めの酸味も心地良いですね。野菜のパワーを感じる元気が出てくる一皿。
●メイン:牛肉の煮込み、じゃが芋のガレットとホワイト&グリーンアスパラ、ズッキーニ添え。
出てきたときには一見色合いが黒っぽいので、「??」と思ったのですが、トロトロに煮込まれた牛肉に柔らかく湯がいたグリーン&ホワイトアスパラガスとズッキーニ。そして、一見すると分かりませんが、牛肉の下に、たっぷりのポロ葱が挟まったじゃが芋のガレットがあります。
この斜め切りしたような、塊の牛肉...びっくりするほどの柔らかさと、舌と上顎で押すだけでホロっと繊維とゼラチン質のところが崩れて生きます。旨みが全体に行き渡っていて、柔らかく煮込まれていて、でも形が崩れていない。繊維とゼラチン質のところのバランスも素晴らしいです。さらに、驚くのが、添えられているじゃが芋のガレット。周りは当然の如くカリッカリに深い焼き込み具合で、中はふんわり、甘みを感じられる繊細なじゃが芋の味わいと、間に挟まった刻んだトロトロのポロ葱。カリッ!とろ〜り、の激しいコントラストです。このじゃが芋のガレットだけ一皿出されても食べられそうです。思わず、「旨い!お代わり!」と叫びそうになりました。
●デセール:ちょっとだけイルプルーのエッセンスを感じる外観・笑。と、シェフにお伝えしたら、「ああ、そう?!そうかもね」と仰っていました。
なんと、豪華4点盛り合わせです。グラス・ヴァニーユと金柑のコンフィ、ショコラのパルフェと林檎とキャラメルのシャルロットです。
とちらもガツン感があってありますね。ショコラのパルフェは凍らせてあり、間にショコラのムースとシャンティイ、ショコラの風味のビスキュイで挟まれています。こんなにクラシカルなお菓子って最近見かけないですね。それから、ザックリとしたビスキュイの間にコニャックが効いたキャラメルのムースと林檎が挟まっています。ふんわりと冷たく、ざっくりのビスキュイが水分を吸っていて、色々な食感と強い風味が楽しめます。金柑のコンフィはトロットロになっていて、これだけでお茶が何杯も飲めそうな勢いです。
そして最後のカフェと小菓子がサーヴされました。
なんと、マカロン、そしてコニャック風味のガナッシュ・ショコラです。マカロンや木苺とキャラメルだったかな。かなり軽い食感でエアリーでした。でも間のクレームの風味がしっかりで、バランス感があります。
相変わらず最後まで気を抜かずにクラシカルな味わいを楽しみました。本当に旨みっていうのはこういうことを言うんだなと、思うお料理ばかりです。手間隙と食材を惜しまずに料理と真摯に向き合っている味。食べた後に元気が出てきます。またしっかり働いて食べに来ようと心に誓いました。
こちらのお料理を食べると襟を正さなければならないなと思います。食生活を見直して、心身ともに充実出来るような食事を作っていきたいですね。(2009/7/2★5)
うさぎや 上野・日暮里・湯島(湯島)/ 和菓子[ 平均:
4.2pt ]
今年に入ってから既に3回以上はは食べている、うさぎやの和菓子です。あまりに定番過ぎてこちらに感想を書いていませんでした。ご近所さんのところに行くといつもご馳走になっておりますが、今回は自腹で買いました。
週末にはかなりの混雑振りですが、パっと人が引く瞬間がいくつかあって、そこが狙い目ですね。それに、何を買うか決めていない人が多く、ショーケースで滞留している方が多いのです。買うものが決まっている方は直ぐに注文して包んでもらいましょう。なので、予めネットで商品をチェックしておくことをオススメします。
この日はご近所さんから「茶通は要らない」と念を押されてしまいましたので、それ以外のものを買いました。あ、いや...この煎茶的苦味が好きな私として、その言葉は少々ショックでした。
●薄墨@100:黒糖風味の小麦粉の生地の中には黒のドライな漉し餡が詰まっています。
素朴な外観で、一見するとよく分からないのですが、この黒糖生地の香ばしさと黒蜜っぽい芳醇か香りがたまりません。ほっくりとしていて、割とドライな食感の焼き菓子。これはカフェオレにも合う濃い目の味わい。
●桃山@120:周りは黄身餡で中は漉し白餡が詰った焼き菓子。定番中の定番。
こちらの黄身餡はやや控えめな黄身感ですが、風味はしっかりで、シトッ&ホロリという食感。外側はホロリで中がややしっとりなのです。このコントラストと繊細な白餡の味わいが楽しめます。
●万寿鏡@150:萬歳の焼印が押されている焼き菓子。エッジがあり、大判焼きのような形。周りはカステラのような卵生地で中には小豆餡が入っています。
周りの生地のふんわり、卵感が強いところに、風味がしっかりめの粒餡のあって香りがどちらも強めのトーンでバランスを取っています。お子様でも食べ易い、洋菓子に近い和の焼き菓子。
●どら焼き@180:北海道産の小豆を使用して炊いた柔らかめの来い紫色の粒餡がたっぷりと挟まっています。皮にはレンゲの蜂蜜を使用し、しっとり感を表現。
やはり、このお店の代表するスペシャリテはどら焼き。この焼き色を見ているだけでも癒されます。大きな焼き皮の断面はしっかりと均一な霜降りになっていて、中の赤紫色のしっとりした粒餡もよく主張しています。このふんわりしているけど、弾力があって噛み応えがある生地はなかなかありません。かなり大きいので、しっかりお腹を空けておかないと、と食べる前にいつも思います。蜜が皮の内側の面にほんの薄っすらと染み出てきているところも、たまりません。
いつも安定感があって、人気だし、売れているから商品の開店もよく新鮮なものがいつでも買えるのも嬉しいところです。これからの季節は水羊羹や葛桜などの涼しい気な生菓子も気になりますので、また行ってみたいと思います。
やはり、こちらの和菓子のよさは上生菓子だけではなく、焼き菓子を食べないと、その真価は分からないのではないかと思いました。好みはあるでしょうけど、焼き菓子の品揃えが多く、ここまで高品質なお店はなかなかありません。(2009/7/2★4)
ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店銀座、新橋、有楽町(有楽町)/ ケーキ[ 平均:
4.3pt ]
ラ・メゾン・デュ・ショコラのショコラも美味しいのですが、こちらのショコラ以外のお菓子も侮れない美味しさ。いや、むしろ、ショコラをつまみながら食べる普通のお菓子はショコラと食べても全く引けをとらないのです。
お返しなのですが、ラ・メゾン・デュ・ショコラのお菓子詰め合わせと一番上はなんだか分かりません。
一番上に木製のスプーンがついています。なんだろう、ショコラショーの素かな。
●ムース・オ・ショコラ:なんと、上の小箱の中身はムース・オ・ショコラでした。
表面にはヴァニーユ風味のキャラメルのグラッサージュとノワゼット、そしてぷラックショコラ、その下に苦味が軽やかで酸味控えめなショコラのムースがたっぷりと入っています。
表面のヴァニーユ風味のキャラメルがなんとも、濃厚なので、ヴァニーユの風味がしっかり。これをやや苦めで重めの口当たりのムースと頂くと、ショコラの香りとヴァニーユの香りが丁度良いバランスで、風味に複雑性があります。また、ノワゼットも新鮮で、カリっと濃厚な風味。
ポイヤック辺りの樽がバリっと効いた、若いワインのような風味でした。
●マカロン3つ詰め合わせ:どちらも間にはガナッシュ・ショコラが挟まっていますが、風味が3種類でヴァニーユ、ショコラ、木苺となっています。
マカロンがベージュ色のものが生地とガナッシュにヴァニーユ風味がついてました。かなり生地がソフトなのですが、崩れることなく、また、飴感も少ないのです。かなり直球なヴァニーユとショコラのほろ苦さがあって、上品な後味と香りです。
生地がピンク色のものは、木苺風味です。間のガナッシュ・ショコラに木苺の風味があり、甘酸っぱく、深い酸味とショコラの苦味が溶け合っています。ガナッシュの量がかなり多目なのですが、あまり違和感がなく、ほっくりしっとりとした生地とのバランス感が良いですね。
生地のショコラ、ガナッシュもショコラだけのシンプルなショコラのマカロン。さすがの味わいです。全面的にほろ苦さが押し出されていて、キング・オブ・ショコラのような味わいの直球さがあります。マカロン生地も歯切れがよく、適度にしっとりで、ショコラがななり苦めなので後味にキレがあります。濡れ土のような甘い香りが鼻腔に残りました。
焼き菓子詰め合わせにはレモン風味の小型ケイクも入っていて、こちらはザックリとした荒めの生地ながらも、非常にバターとレモンの風味がよく、一気に食べてしまいました。本当にどれも安心して食べられますし、特にショコラ専門店の生菓子は骨身にしみる旨みがありました。日本でもこれだけ食べられるのであれば、とても満足ですね。さすが、キング・オブ・ショコラトゥリーだと改めて実感しました。(2009/5/13)
會水庵 赤坂・溜池山王(赤坂(東京))/ 和食一般[ 平均:
4.5pt ]
相変わらず大人気で、台風や大雨の日などに行くようにしていますが、やはり体調が悪いときほど欲してしまうような味のお店なのです。鼻眼鏡の大将と奥様のフレンドリーなサーヴィスもまた一興。そして名物の穴子を使った丼と共に季節感あふれる丼もなずせないのです。
赤坂通りから一本入った路地にありながら、大人気のお店です。
●穴子ふはふは丼@1,400:おなじみ、フォトジェニック極まりない丼です。穴子にタレをつけて焼き上げたものご飯の上にドドンとのせて、更にフワフワっとしたごま油で軽く火入れした甘い卵をかけたものです。上にはタレと刻み海苔がかかっています。
シンプルなのですが、要所要所に効いたアイデアが集まって、独特の味わいになっています。ほんのりと甘くてトロっとした卵が甘辛くて香ばしい穴子に絡みます。うなぎと卵も相性が良いのですが、穴子もなかなかのものです。上にたっぷりとのった刻み海苔の風味も新鮮ですし、その場で開いている穴子の焼き加減も素晴らしいです。
●北斎じゃこ丼@1,300:これは季節限定の丼です。ご飯の上に絹ごし豆腐と胡麻油でよ〜く炒った雑魚、刻んだ大根や貝割れ大根、茗荷、大葉、水菜などを混ぜたものと、細削りの鰹節と刻んだ青葱をかけて、醤油ベースのタレをちょろっと垂らして出来上がり。
え?ご飯にお豆腐?と思いますが、これが合うんです。あっさりとした味わいで、ふわっとしているのですが、ご飯とかみ締めていくと、シャリっとした野菜とカリカリで香ばしい雑魚の食感の対比が楽しめます。また更にかみ締めていくと...醤油がちょっとだけでも、雑魚の塩味が出てきて、旨みもしっかり。噛み噛みするので、更に脳が冴えてきて、午後はあまり眠くなりません。また、雑魚もごま油で炒っているので、香ばしさが尋常ではなく、香りもよいので、ぐんぐん食べ進むことが出来ます。上にのった細削りの鰹節もまた、旨みの一押しがあっていいですね。
この丼に更に日替わりの小鉢が2つも付いてきてこのお値段。お店構えからするとちょっと高いかな?と思ってしまいますが、素材やアイデア、量を考えるととてもリーズナブルだと思います。私のお気に入りはこの他に“親子丼”(しらすと鰯)ですが、北斎じゃこ丼がある時期にはこちらをお気に入りにしております。秋頃には“さんまいしる丼”(もう出ているかな?)もありますので、こちらも楽しみです。魚の季節をかみ締めることが出来る、素晴らしいお店です。
夜にも是非伺いたいと思っています。(2008/8/25★5)
御菓子処 さゝま 秋葉原-水道橋・神田(神保町)/ 和菓子[ 平均:
4.4pt ]
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また、頂き物ですが、御菓子処 さゝまの松葉最中を食べることが出来ました。
でもいい加減、人に甘えてばかりではなく、自分でもお店に出向いてみないといけません。
1929年に笹間繁氏が神田小川町に開業したササママパンが元となった和菓子店です。和菓子専門店となったのは駿河台下に移転した1934年のこと。
●松葉最中@125:最中種は軽い焼き皮で、しっかりと餅米の香ばしさがあります。中には紫色がしっかりしたさらりとした漉し餡がたっぷりと詰まっていますが、見た目はスマートな薄型です。注文が入ってから餡子を詰めます。
購入してから直ぐではなく、しばらくしてから頂いたのですが、ちょっと馴染んだ最中種と餡子がたまりません。適度な粘りがあるサラリとした漉し餡と上品で香ばしい焼き皮。この加減がなんともこのお店の個性というかなんというか。これだけいくつでも連食できる最中です。
最中は色々あってお店によって味が全然違うし、微妙な差が面白いですね。その中でも東京では個人的には最高峰の最中だと思っています。サラリとしていながらねっとりと絡みつく漉し餡と香ばしく上品な最中種のコンビネーションは無敵だと思いました。(2008/8/7★5)
B-speak 別府、湯布院、九重(由布院)/ ケーキ[ 平均:
4.5pt ]
先日行われていた九州展@松屋銀座店で購入しました。
湯布院で超有名なお土産のこのロール。この貴重なこの機会を逃してはならないと、平日の昼間に松屋銀座店へ特使を再び派遣しました。特使の話によると、前回の伊勢丹同様に整理券配布一時間前から既に30以上並んでいたそうです。それも平日ですよ、平日。
また今回はショコラ風味はなくプレーンのみの販売。一人2本までという制限まであったそうです。ああー、ショコラ風味のも食べたかったな。
●Pロール@1,260:こちらはプレーンのロールです。類似品が多く、似たような名前で出回っているのでご注意ください。
周りは焼き目を外側にした、関西から西に多いタイプ。周りには粉砂糖がかかっていました。分厚いジェノワーズの間には少量のシャンティイが巻かれていました。
これだけ生地が厚くてもまったく喉にひっかからないフフワフワっとした生地。シャンティイがこれだけ少量でもバランスが取れているのもちょっと普通では考えられません。
確かにフワっとしてはいるのですが、そのフワっと感がただフワフワしているのではなく、主張を持ったフワフワなのです(なんだかよく分かりませんが・笑)。
卵も地元産のとても鮮度のよいものを生地に合わせて工夫している様が食べると一目瞭然です。
卵と乳製品のバランス感は卵に軍配が上がります。本当に九州、それも大分、湯布院の強烈なテロワールの底力と造り手の意思がはっきりと見えるロールケーキです。
その辺にある一過性の流行や売り上げを狙ったパティスリーや大工場製品と一緒にされたくないロールケーキです。湯布院でしか表現できないし、食べられないロールケーキではないでしょうか。
また、いつか出会えることを祈って、消化しました。(2008/4/30★5)
たちばな 北九州市(福岡県)(旦過)/ 地方物産販売[ 平均:
5.0pt ]
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小倉名物と言えば...祇園太鼓、湖月堂の栗饅頭、一銭洋食などなど...最近では卵家(らんや)のロール(ちなみにツマガリのルセットで作っているらしいです)、ガーデンサロンのマカロン、当然の如く明太子...なんてのもありますが、私の中でのキング・オブ・小倉名物はたちばなの“ぬかみそだき”です。
たちばなは旦過市場にあるお惣菜屋さんです。販売されているのはお惣菜と大部分占める“ぬかみそだき”の数々。
そもそも“ぬかみそだき”とは“糠味噌炊き”のことであり、鰯を甘辛く煮たものに糠味噌だ少量入っているものです。鰯が有名ですが、鯖もあり、好みで買い分けます。
鰯は大きさで値段が3種類(250/200/180)、また指定すると尻尾と腹身の好きなほうを入れてくれます。また、「辛口」が一つ¥200で甘辛いぬかみそだきに大量の唐辛子が入っています。
この“ぬかみそだき”はなんともノスタルジックな味わいで、糠の香ばしい香りと骨まで柔らかく煮えた甘辛い鰯があればご飯は何杯でも食べられそうです。少々味が濃いので一気に何尾も食べるのは危険ですが、小さめのものを一人で白いご飯を食べながらおかずにすると最高です。
糠を使うので好き嫌いがあるかもしれませんが、「少々臭旨」なものが好きな方には向いていると思います。
ちなみに、唐辛子も糠も入れずに炊いた、“鯖の浜煮”も甘辛しょうゆ味で、これまた違った味わいでイケます。
いくつかのお店で旦過市場でも販売されていますが、たちばなの“ぬかみそだき”が一番味が安定して、香り高い仕上がりだと思います。
知っている人は知っているけど、この小倉名物は最強にして最高の逸品ではないでしょうか。ああ、冷蔵庫に“ぬかみそだき”がある喜び...これは食べた者にしか分かりません。

5pt
5pt
4pt
5pt

昼 1,000~3,000円
夜 1,000~3,000円

ファミリー
・・・料理
・・・サービス
・・・雰囲気
・・・コストパフォーマンス
・・・総合








ビストロ ラ シブレット 浅草・両国-小岩・錦糸町(浅草橋)/ フランス料理[ 平均:
4.9pt ]
この日は初めて訪問する方と一緒でしたので、久々〜にコースで頂きました。マダム曰く、「コースもなかなか良いんですよ!」この日は4名で前菜2品のフルコース@5,500を4名で頂きました。
はい、そうです。私がアラカルトを押し捲ってしまったので、なんだかちょっと罪悪感が湧いてきてしまいました・笑。
あ、白ワインは大のお気に入りのジャン・コレのシャブリ2006年です。これは本当に良いシャブリです。いつ飲んでも安定しているし、口当たりが柔らかですが酸味しっかり。お料理にも合わせ易いです。
●アミューズ:いつものウッフ・ブイエ。半熟卵にエシャロットヴィネガーとシブレットがかかっています。それに、パルミジャーノ・レッジャーノをたっぷり使ったバトネ・オ・フロマージュが添えられています。
うん、相変わらずよい塩梅の火入れ加減。白身がプルプル、黄身がトロ〜リ。エシャロット・ヴィネガーの酸味と塩気があともうちょっとほしい、というギリギリのラインがたまりません。
●前菜その1:生うにと人参のムース、コンソメゼリー寄せ。下に人参の柔らかいムース、その上にたっぷりのコンソメ、雲丹がのっています。カクテルグラスに盛り付け。
やはりこれは定番と言いますか、安心できる味わい。ここのコンソメ、とっても美味しいんですよね。これだけでスープにして、オマール入りのラヴィオリと一緒に食べたいですね。雲丹もたっぷりで、人参のムースもフルフル、ふんわりとしており、甘みと若干のシナモンのような深い甘スパイシーな香りさえ感じます。
そうこうしているうちに、既にシャブリが終わってしまい...え??ペース早過ぎなんですけど...2本目はアンリ・ブルジョワのサンセール2006年にしてみました。味的にはシャブリが後の方が良かったのですが、予想外のワインの進み具合にちょっと順番が狂ってしまいました(汗)。
そして、前菜パート2もサーヴされます。
●前菜その2:イサキの皮を焦げ焦げに焼いて、マリネしたものとサラダ、それにフォワグラのテリーヌが添えられていました。なんだか大盤振る舞いです。
サラダもとても新鮮で色々な野菜が入っており、とても楽しい食感。赤カブがシュレッドしてあり、甘くてシャキシャキしていました。また、イサキもとても新鮮で、しっかり焼いたスモーキーな皮面、身が反り返っておりました。おまけのフォワグラはなんともシットリとした口当たりで、トロ〜り・・・ああ、生きててよかった。思わず貴腐ワインがほしくなってしまいます。
●白ワインその2:ジャン・コレのシャブリは撮影する前に撤去されてしまいましたが、こちらはありました。
サンセール 2006年 アンリ・ブルジョワ製。
ロワール地方の白ワインで、ソーヴィニヨン・ブラン100%のものです。青草のような風味と爽やかな酸味とミネラル感がありキリリと冷やして飲むと夏にはぴったりな味わい。どこか日本の三つ葉のような風味もあり、日本料理にもマッチしそうですね。こちらの作り手のワインは日本では入手し易いと思います。
●魚:金目鯛か甘鯛を選ぶことが出来たので、甘鯛を選びました。また、海老を添えたいのだけど、大丈夫?との確認が赤松シェフから入りました(笑)。そうなんです、私の甲殻類アレルギーをシェフはご存知なのです。甘鯛の鱗をつけたままポワレしたものです。添えてあるのは根三つ葉、小エビ、帆立をポシェしたたものがソースや付け合せ代わりに添えられています。また、肝もポワレされたものがありました。
このヴォリューム感...きっと金目鯛の方が量が多いから甘鯛にしたのですが、それでもしっかり食べ応えがあります。
鱗部分がパリッパリで魚の風味も強く、海老煎餅のような食感。塩味もしっかりで、甘い印象さえあります。身がとても柔らかく崩れ易い甘鯛ですが、しっかり形状を保ちつつ、口の中に入れるとほろっと崩れる柔らかい身。旨みとジューシィさが炸裂します。さらに、サンセールとの合わせを考えられたのか、根三つ葉のポシェと帆立の旨みがよいマリアージュを見せていました。帆立も分厚くて食べ応え満点です。甘鯛の美味しさが最大限に表現された一皿でした。
●グラニテ:お口直しのグラにてです。魚と肉の間に必ず入ります。色々研究されているようです。
ほんのりとピンク色がかっていて、白桃のような味がします。あまりお酒感はありませんし、割と水分が多く、果実感も控えめで軽く、食べると口の中がさっぱりとしました。
●赤ワイン:さすがに赤ワインは1本で留めておきたい...ところです(笑)。
ル・オー・メドック・ディッサン 2005年(ボルドー) メドックの格付け2級の、シャトー・ディッサンがオー・メドックで作るちょっとカジュアルなワイン。なのですが、私としては本家シャトー・ディサンのセカンドよりも美味しいと思います。どうやらメルローが多めで、あとはカベルネ・ソーヴィニヨンによるセパージュです。こっくりとしていて艶があり、薫り高く、タンニンもちゃんとあって、酸味も豊富。強過ぎない味わいなので、お料理にも合わせ易いようです。
●肉:メインの肉は鴨か牛、豚、子羊...などから選ぶことが出来ます。今回はボルドーワインにしようと前から決めていたので、子羊にしてみました。シェフも子羊のローストがスペシャリテなので安心してオーダーできます。
子羊のキャレ、骨付きです。周りはハーブ入りのパン粉がまぶされており、ソースは焼き汁と玉ねぎなど濃い色合いで濃厚な香味野菜の味わい。それに、焼いたほっくほくの大蒜を塗りながら頂きます。添えてあるのは、ブーダン・ノワールとじゃが芋のガレット、アスペルジュ・ソヴァージュです。
この素晴らしい焼き色。柔らかい焼き具合で、パン粉部分が付いたところはカリっとしており、コントラストが素晴らしいですね。添えてあるじゃが芋のガレットも表面カリっと、中はしっとり。ブーダンノワールまで付けて頂き、一皿に盛りだくさんなお肉のメイン料理となりました。
デセールは5種類くらいの中からのチョイスで、皆それぞれ違うものをオーダーしました。
●ミルフイユ:ガリっとキャラメリゼさせたかなり浮き気味のパートフイユテ。間にはクレーム・パティシエールが挟まっています。マールのソルベも添えられていました。
やはりちょっと前回同様、生地が浮き過ぎている感があります。生地もちょっとガリっとしていました。全体的には香ばしく、ねっとりとしたクレームとの相性は良いです。ソルベは秀逸。
●トロピカル・フルーツのミネストローネ仕立て、ココナッツのクリーム添え。
前回も美味しくて、またオーダーしてしまいました。色々なトロピカルフルーツがスープ仕立てになっていて、クリーミィなココナッツがまたトロピカルっぽさを上乗せしています。フルーツだけだとちょっと酸味が強めなのですが、このクレームで緩和されています。上にある薄くキャラメリゼした焼きムラングも一緒に食べるとよい塩梅です。
デーセルは他にレアチーズケーキも頂きました。土台は砕いたグラハムクラッカーで上にクリームチーズが重ねられていました。
最後にカフェとカヌレを頂いておしまい。カヌレも相変わらずしっかりした焼き具合で、そこら辺の専門店のものよりもよっぽど気合が入った味わいです。
コース料理はアラカルトよりもちょっと軽めのポーションですが、他のお店に比べれば量は多めでガッツリと食べられます。間にグラニテも入り、小さいお店ながらもしっかりと作られているので、とても関心しました。いつも素晴らしいとは思いますが、改めてコースで食べると全体の流れとバランスの良さもありました。アラカルトで新作をチェックしつつ、時々コースでも食べるとちょうど良いし、赤松シェフの実力を実感できるのではないかと思いました。(2009/8/13★5)
昼 1,000~3,000円
夜 5,000~10,000円
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