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一ヶ月半位前に予約しましたが、普通に予約を入れることが出来ました。電話の対応は普通でした。 銀座のクラブ街の中にある、ちょっと隠れ家的な控えめな入り口です。銀座8丁目…ということもあり、銀座でも独特の雰囲気のあるこの界隈。 銀座小十は1969年生まれで静岡出身の奥田透さんが2003年に開いた和食のお店です。 (蓮根の形の箸置きがとても気に入ってしまいました。備前焼きっぽい感じ。) 静岡の割烹旅館を経て、京都のつたや、徳島の青柳、1998年に独立し、静岡に春夏秋冬花見小路を開店し、その後2003年に銀座小十、現在に至ります。 ●日本酒:磯自慢の大吟醸@1,200位(?)/1合。静岡を代表する、いや、日本酒を代表する磯自慢です。それが常にあるのはやはり奥田シェフが静岡出身であるからでしょうか。初めて飲んだのですが、この器で大吟醸は…かなり的外れかな。必死で香りを取りました・笑。適度にフルーティで旨みもしっかり。フルーティ過ぎないところがいいですね。舌にズシっと来る味わいで、人気があるのは一目瞭然でした。これはモット飲んでみたいなと思いました。 ●先付け:湯葉の上に雲丹が添えられていて、しっかり目の味付けの鰹だしが効いたトロリとした餡がかかっています。一番上にはおろしたての山葵も添えられています。 かなり餡の味が濃い目で、スモーキーな鰹の枯れ節の香りが強く、湯葉と雲丹の味を侵食してしまっている印象が否めません。しかし、素材感もあって、山葵も甘味と風味が強く日本酒が進む一品。 ●揚げ物:稚鮎の揚げ物。この季節(6月初旬)が一番美味しいと奥田シェフが仰っている稚鮎。シンプルに粉を軽く着けて、揚げただけで、塩と酢橘だけで頂きます。産地は琵琶湖辺りだったと思います。 奥田シェフ曰く、鮎はワタと身のバランスで、ワタがソースの役割を果たしています。身が大きくなって育てばその分、ワタつまりソースの分量が減るので、旨みのつまったソースが多い稚鮎が一番美味しいと仰っていました。でも、身も育てはワタのある程度大きくなりますが、この位小さい方が身もキメ細かくて繊細で、ワタも苦味と旨みがあり、でも脂が控えめなので、ギュっと詰まったような凝縮感のある味わいは素晴らしいと思いました。揚げてあるので頭から骨までペロリと食べられます。余韻に生海苔や刈った若草、胡瓜のような風味が残りました。 ●お椀:鱧とジュンサイのお吸い物。季節が始まりかけの骨切りした鱧(たっぷり、大降り)にジュンサイ、半分にカットした極細インゲン、摩り下ろした青柚子が添えられており、澄んだダシの中にあります。 研ぎ澄まされたダシの味わいの中に脂がちょっと乗りかけた鱧。ホロホロッ崩れるような食感。まだこれからだなぁって感じですが、さっぱりとした味わいと青柚子の風味が蒸し暑さを吹き飛ばしてくれます。ジュンサイは極小で繊細なヌルヌル感。 ●お造り:大間(だったと思う)の鮪の赤身と中トロ、鰈とアオリ烏賊。生海苔と巣立ち、生山葵、ボール状にカットした胡瓜と大根、茗荷のツマが添えられています。2人前が1皿に盛られているので、小皿にとって頂きます。 どれも、しっかりと旨みが口の中で広がるようにと、細かく飾り包丁が入っています。鰈は普通の身の部分と腹身部分両方があり、腹身部分はコリコリとした食感と脂がたっぷりで小さいのにパンチちから充分。鮪の赤身は非常にジューシィで旨みが強く、日本酒と呼応します。アオリ烏賊はとても甘みが強くねっとりとした食感。これは飾り包丁をしっかり入れていないとここまで旨みが感じられないだそうなと思いました。 ●焼き物:畳鰯の揚げた物に、照り焼きにした穴子、それに塩焼きの鰆、レモン煮にした薩摩芋が添えられていました。 炭火でお弟子さんが丁寧に焼いていましたが、結構穴子は焦げ焦げ・笑。 穴子はかなり醤油の味が強く付いており、これだけで食べるのは辛い上に、縁の焦げがきつく、苦いです。実もちょっとパッサリとしてしまって、残念でした。鰆は丁寧におろしてあり、塩をして、クルクルっと巻いて、シンプルに焼き上げてありました。こちらは巻いてあるので、内側がジューシィで、周りの薄い皮がパリパリになっており、焼き加減も大満足でした。肉厚なので、食べ応えも充分あり、これだけでかなりお腹が満たされてきました。 ●煮物:海老入り飛竜頭と蓮根と小豆の煮物。煮物は自家製の海老入り飛竜頭がたっぷりとダシを吸い込んだものに、蛸の柔らか煮、蓮根と小豆の煮物に山椒の葉が添えられています。 蓮根に入っている小豆が結構粉っぽくて、塩味で、蓮根と相まってなんとも言えないもっさり感。これはちょっと個人的にはどうも合わない味でした。海老入りの飛竜頭はとてもリッチな味わいで、他にも入っている素材感もあり、これだけでかなり繊維質がたっぷり。蛸の柔らか煮は繊維質が適度に残っていて、本当に柔らかく、味が滲みていました。全体的にかなり醤油っ辛い印象で、お酒があってもちょっと喉が乾いてしまいました。 ●ご飯:名物の土鍋で炊いた鯛の御頭ご飯です。2人一組に鯛の御頭が一つ付くので、めでたい席にもぴったりかもしれません。何杯もお代わりできますが、残したらパックに詰めてお持ち帰りすることも出来ます。そのほか、お漬物とお味噌汁も付きます。 ご飯は少々ベージュ色がかった色合いで、全体的に鯛のダシと塩味が効いています。鯛の御頭のほぐした身も入っていて、ワイルドな食感でした。骨はしっかりと取り除かれていました。 お漬物はきゅうりと新ショウガ、すぐきっぽいのがあり、どちらも塩がしっかり目の味付け。 お味噌汁は岩のリと赤味噌、それに刻んだ三つ葉が入っていました。かなりこちらも味噌が多めで味が濃いです。 ●デセール:ちょっとフランス風なデセールを出すということで、期待していました。カクテルグラスに入っているのは杏仁豆腐、その上にはカットした苺やマンゴー、メロン、そして、菖蒲を煮出した甘くて冷たいハーブティーを注いであります。 杏仁豆腐…というだけでちょっとだけテンションが下がってしまうのは私だけでしょうか…。フルフルとしていて、柔らかめの杏仁豆腐とハーブティのような菖蒲の香りは淡いトーンで違う方向性で引き合っています。苺のマンゴー、メロンは季節外れで、杏仁豆腐の味を強い風味でかき消してしまっています。 最後に煎茶をサーヴされて終わり。煎茶の絵柄は鳥獣戯画で、小学校の歴史の教科書を思い出してしまいました。 今回はカウンターで2名で頂きました。カウンターは6名入りますが、キッチキチで、かなりの狭さです。しかし、目の前で奥田シェフや他の方々が調理する姿を見たり、話しをしながら食事が出来て、カウンターの醍醐味が味わえると思います。 お料理は値段高くなるほど鮑やブランド和牛の焼き物などの高級素材が盛り込まれるようになっています。先ずはお試しに行ってみたいという方だと13,000円コースから食べてみるとよいと思います。飲み物はワインも種類が多く、リスト意外にも希望に答えてくれるようですし、グラスでも色々飲むことが出来ます。現在は長期ではなく、短期(アルバイト?、現在勝沼に地元素材を駆使したフランス料理店を準備中)で元レカンの五味さんがソムリエとしてサーヴィスを担当されていますので、ワインなど気軽に相談できると思います。この日のグラス・シャンパーニュはアヤラのブラン・ド・ブラン2002が提供されいました。この醤油を結構使ったお料理にはどう考えても日本酒や焼酎の方が断然合うと思います。料理は割りと素材直球で、焼き物はお弟子さんが焼いた焦げ焦げのを出されたときにはちょっと絶句しました。最後の鯛の御頭ご飯はハレの席には良いと思います。 ミシュラン東京ガイドで3つ星でこの施設と味なんですね。ふうん…。かなり狭いし、通路も本当に一人が通ることができる程度。ちょっと特別な日に利用してみましたが、個人的には又行きたいかというと、いいえ、という感じです。(2009/8/13★3)
夜 10,000~15,000円
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銀座 小十 銀座、新橋、有楽町(新橋)/ 割烹[ 平均:
4.6pt ]
一ヶ月半位前に予約しましたが、普通に予約を入れることが出来ました。電話の対応は普通でした。
銀座のクラブ街の中にある、ちょっと隠れ家的な控えめな入り口です。銀座8丁目…ということもあり、銀座でも独特の雰囲気のあるこの界隈。
銀座小十は1969年生まれで静岡出身の奥田透さんが2003年に開いた和食のお店です。
(蓮根の形の箸置きがとても気に入ってしまいました。備前焼きっぽい感じ。)
静岡の割烹旅館を経て、京都のつたや、徳島の青柳、1998年に独立し、静岡に春夏秋冬花見小路を開店し、その後2003年に銀座小十、現在に至ります。
●日本酒:磯自慢の大吟醸@1,200位(?)/1合。静岡を代表する、いや、日本酒を代表する磯自慢です。それが常にあるのはやはり奥田シェフが静岡出身であるからでしょうか。初めて飲んだのですが、この器で大吟醸は…かなり的外れかな。必死で香りを取りました・笑。適度にフルーティで旨みもしっかり。フルーティ過ぎないところがいいですね。舌にズシっと来る味わいで、人気があるのは一目瞭然でした。これはモット飲んでみたいなと思いました。
●先付け:湯葉の上に雲丹が添えられていて、しっかり目の味付けの鰹だしが効いたトロリとした餡がかかっています。一番上にはおろしたての山葵も添えられています。
かなり餡の味が濃い目で、スモーキーな鰹の枯れ節の香りが強く、湯葉と雲丹の味を侵食してしまっている印象が否めません。しかし、素材感もあって、山葵も甘味と風味が強く日本酒が進む一品。
●揚げ物:稚鮎の揚げ物。この季節(6月初旬)が一番美味しいと奥田シェフが仰っている稚鮎。シンプルに粉を軽く着けて、揚げただけで、塩と酢橘だけで頂きます。産地は琵琶湖辺りだったと思います。
奥田シェフ曰く、鮎はワタと身のバランスで、ワタがソースの役割を果たしています。身が大きくなって育てばその分、ワタつまりソースの分量が減るので、旨みのつまったソースが多い稚鮎が一番美味しいと仰っていました。でも、身も育てはワタのある程度大きくなりますが、この位小さい方が身もキメ細かくて繊細で、ワタも苦味と旨みがあり、でも脂が控えめなので、ギュっと詰まったような凝縮感のある味わいは素晴らしいと思いました。揚げてあるので頭から骨までペロリと食べられます。余韻に生海苔や刈った若草、胡瓜のような風味が残りました。
●お椀:鱧とジュンサイのお吸い物。季節が始まりかけの骨切りした鱧(たっぷり、大降り)にジュンサイ、半分にカットした極細インゲン、摩り下ろした青柚子が添えられており、澄んだダシの中にあります。
研ぎ澄まされたダシの味わいの中に脂がちょっと乗りかけた鱧。ホロホロッ崩れるような食感。まだこれからだなぁって感じですが、さっぱりとした味わいと青柚子の風味が蒸し暑さを吹き飛ばしてくれます。ジュンサイは極小で繊細なヌルヌル感。
●お造り:大間(だったと思う)の鮪の赤身と中トロ、鰈とアオリ烏賊。生海苔と巣立ち、生山葵、ボール状にカットした胡瓜と大根、茗荷のツマが添えられています。2人前が1皿に盛られているので、小皿にとって頂きます。
どれも、しっかりと旨みが口の中で広がるようにと、細かく飾り包丁が入っています。鰈は普通の身の部分と腹身部分両方があり、腹身部分はコリコリとした食感と脂がたっぷりで小さいのにパンチちから充分。鮪の赤身は非常にジューシィで旨みが強く、日本酒と呼応します。アオリ烏賊はとても甘みが強くねっとりとした食感。これは飾り包丁をしっかり入れていないとここまで旨みが感じられないだそうなと思いました。
●焼き物:畳鰯の揚げた物に、照り焼きにした穴子、それに塩焼きの鰆、レモン煮にした薩摩芋が添えられていました。
炭火でお弟子さんが丁寧に焼いていましたが、結構穴子は焦げ焦げ・笑。
穴子はかなり醤油の味が強く付いており、これだけで食べるのは辛い上に、縁の焦げがきつく、苦いです。実もちょっとパッサリとしてしまって、残念でした。鰆は丁寧におろしてあり、塩をして、クルクルっと巻いて、シンプルに焼き上げてありました。こちらは巻いてあるので、内側がジューシィで、周りの薄い皮がパリパリになっており、焼き加減も大満足でした。肉厚なので、食べ応えも充分あり、これだけでかなりお腹が満たされてきました。
●煮物:海老入り飛竜頭と蓮根と小豆の煮物。煮物は自家製の海老入り飛竜頭がたっぷりとダシを吸い込んだものに、蛸の柔らか煮、蓮根と小豆の煮物に山椒の葉が添えられています。
蓮根に入っている小豆が結構粉っぽくて、塩味で、蓮根と相まってなんとも言えないもっさり感。これはちょっと個人的にはどうも合わない味でした。海老入りの飛竜頭はとてもリッチな味わいで、他にも入っている素材感もあり、これだけでかなり繊維質がたっぷり。蛸の柔らか煮は繊維質が適度に残っていて、本当に柔らかく、味が滲みていました。全体的にかなり醤油っ辛い印象で、お酒があってもちょっと喉が乾いてしまいました。
●ご飯:名物の土鍋で炊いた鯛の御頭ご飯です。2人一組に鯛の御頭が一つ付くので、めでたい席にもぴったりかもしれません。何杯もお代わりできますが、残したらパックに詰めてお持ち帰りすることも出来ます。そのほか、お漬物とお味噌汁も付きます。
ご飯は少々ベージュ色がかった色合いで、全体的に鯛のダシと塩味が効いています。鯛の御頭のほぐした身も入っていて、ワイルドな食感でした。骨はしっかりと取り除かれていました。
お漬物はきゅうりと新ショウガ、すぐきっぽいのがあり、どちらも塩がしっかり目の味付け。
お味噌汁は岩のリと赤味噌、それに刻んだ三つ葉が入っていました。かなりこちらも味噌が多めで味が濃いです。
●デセール:ちょっとフランス風なデセールを出すということで、期待していました。カクテルグラスに入っているのは杏仁豆腐、その上にはカットした苺やマンゴー、メロン、そして、菖蒲を煮出した甘くて冷たいハーブティーを注いであります。
杏仁豆腐…というだけでちょっとだけテンションが下がってしまうのは私だけでしょうか…。フルフルとしていて、柔らかめの杏仁豆腐とハーブティのような菖蒲の香りは淡いトーンで違う方向性で引き合っています。苺のマンゴー、メロンは季節外れで、杏仁豆腐の味を強い風味でかき消してしまっています。
最後に煎茶をサーヴされて終わり。煎茶の絵柄は鳥獣戯画で、小学校の歴史の教科書を思い出してしまいました。
今回はカウンターで2名で頂きました。カウンターは6名入りますが、キッチキチで、かなりの狭さです。しかし、目の前で奥田シェフや他の方々が調理する姿を見たり、話しをしながら食事が出来て、カウンターの醍醐味が味わえると思います。
お料理は値段高くなるほど鮑やブランド和牛の焼き物などの高級素材が盛り込まれるようになっています。先ずはお試しに行ってみたいという方だと13,000円コースから食べてみるとよいと思います。飲み物はワインも種類が多く、リスト意外にも希望に答えてくれるようですし、グラスでも色々飲むことが出来ます。現在は長期ではなく、短期(アルバイト?、現在勝沼に地元素材を駆使したフランス料理店を準備中)で元レカンの五味さんがソムリエとしてサーヴィスを担当されていますので、ワインなど気軽に相談できると思います。この日のグラス・シャンパーニュはアヤラのブラン・ド・ブラン2002が提供されいました。この醤油を結構使ったお料理にはどう考えても日本酒や焼酎の方が断然合うと思います。料理は割りと素材直球で、焼き物はお弟子さんが焼いた焦げ焦げのを出されたときにはちょっと絶句しました。最後の鯛の御頭ご飯はハレの席には良いと思います。
ミシュラン東京ガイドで3つ星でこの施設と味なんですね。ふうん…。かなり狭いし、通路も本当に一人が通ることができる程度。ちょっと特別な日に利用してみましたが、個人的には又行きたいかというと、いいえ、という感じです。(2009/8/13★3)
夜 10,000~15,000円
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