ch.syohinさんのクチコミ一覧
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代官山○楽 代官山、恵比寿-五反田(代官山)/ 和食一般[ 平均:
4.0pt ]
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代官山と渋谷の途中の道沿いに面した、趣きのある黒板張りの小さなお店で
うっかりすると通り過ぎてしまいそうな佇まいです。
鰻の寝床の様に奥にカウンターが続いて、こじんまりとした雰囲気が素敵なお店でした。
お料理は、量は多くは有りませんが、和の素材を活かした家庭的な温もりのあるお料理で、軽くお料理を頂きながら、豊富な品揃えの焼酎を頂くのにもってこいのお店でございましょう。
それ程、店内も大きくないので、大人数でわいわい呑んだり食べたりするよりも、2、3人でしっくりと軽く頂くのに適しているお店ではないでしょうか。
駅より少し歩きますが、却ってそれが落ち着く隠れ家の様なお店でございます。
隠れ家の様なお店を発見するのが得意な友人から、
~気になるお店を見つけたのだけど、行ってみませんか?~
と、お誘いを受けて、こちらのお店に伺いました。
雨上がりの日曜日の夕暮れ時、賑わう代官山の駅から、住宅街の小道を抜けて歩く事約数分…
通りを一つ抜けると、すっかり暗く立ち込めた夕暮れの中に黒い板張りの小さなお店が照明に照らされて
ぽっかりと浮かぶように見えて参ります。
木戸を抜けて店内に入ると、沢山の焼酎の瓶が見え、カウンターが見えます。
10人位が定員でしょうか?漆喰や竹等を多用した壁に、ほの暗い落とした照明がしっとりとした空間を
作り上げております。
入り口に近い所に座り、お料理をいただきました。
何組かのお客様も、静かに会話を楽しみながらお食事を頂いているご様子。
豊富な焼酎の品揃えにも心惹かれましたが、今日はお食事に伺いましたので、
黒糖梅酒とシィークワシャーを頂きながら、海老と竹の子の春巻、青パパイヤと大根のサラダ、穴子の卵とじをお願い致しました。
派手さはないものの、どこか手作り感のある、ホッとする様な優しいお料理で、量は多からず少なからず、二人で頂いて丁度良い位の内容でございました。
お値段も高からず安からずで、沢山飲み過ぎなければ、金額的には懐に優しいお値段でございました。
穴子の卵とじが、濃く甘い味付けでしたので、ご飯と岩のりとお豆腐のお味噌汁を追加して頂きました。
お食事の〆に、この様なご飯とお椀を別途お願い出来るのも嬉しい所でございます。
落ち着きのある、ホッと心和む夕食のひと時を過ごさせて頂きました。
駅からは少しだけ離れてはおりますが、大勢ではなく、二人でしっとりとゆっくり過ごしたい時に、
適している、「大人がゆっくり過ごせるお店」ではないでしょうか。
店を後にすると、外はここが代官山に程近い場所とは思えないほどの静寂に包まれておりました。
雨上がりの空には薄墨色の雲の間からひょっこりと月が顔を覗かせて、まだ濡れている道に乳白色の月影を落としておりました。

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大衆割烹 三州屋 銀座店銀座、新橋、有楽町(銀座一丁目)/ 割烹[ 平均:
4.0pt ]
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とっても幸せな昼食を頂きました♪
並木通りを一歩路地に入った所にそのお店はございます。
ビルの谷間に挟まれながらも、
「大衆割烹三州屋」
ここに在り!
といった、頑固そうな、それでいてとても親近感のある店構え。
やや古びた看板と緑の暖簾がどこか懐かしく、愛しい雰囲気さえ醸し出しております。
白の擂りガラスの格子戸をガラガラっと開けると、お店は失礼ながら思ったよりもこざっぱりとしていて、カウンターは新しく取り替えた様でとても綺麗でございました。
少し怖い?年配のお姉様が、新聞を読む手を休めて、
~お食事ですか?~
と、聞いて下さいます。
・・・はい・・・
少しドキドキとしながらも、カウンターに座り、メニューを見渡します。
壁一面に手描きのメニューが・・・それにしても一体何種類あるのでしょう?
早速本日の定食が書かれているメニューを拝見致します。
本当は、つとに名高い牡蠣フライを頂こうと思っておりましたが、
急遽変更して海鮮丼を注文致しました。
お魚・・・それもお刺身系が頂きたかったのでございます。
さあ、運ばれて来た海鮮丼は期待を裏切らない素晴しい内容でございました。
赤身、鯖、いくら、帆立、鯛、タコ・・・10種類にも及ぶであろう、山盛りのお刺身と酢飯でないご飯、そうして濃い味付けの赤だし・・・これで1000円でございます。
お刺身は、どれもとても新鮮で美味でございます。
それだけでなく、厚切り大振りで食べ応えがあり、ご飯の方が先になくなってしまう程でございました。
・・・・・・・・・・・・
もう、余計な言葉は入りません。
とにかく、心も胃袋も一杯になる素敵なお昼ご飯でございました。
そうして・・・
1週間で何と3回も通い、豪勢な牡蠣フライ定食もしっかり頂いてしまいました。
お値段は1200円!
しかし、こちらの牡蠣フライのボリュームと言ったら…
大きな牡蠣が何と5つも乗っているのでございます♪
牡蠣好きならずとも、この誘惑には勝てません。
まずは、最初の一個を何もつけずにそのままぱくっ!と頬張ります。
揚げたての牡蠣は、粗めのパン粉が香ばしく、サクサクしております。
噛み締めると滋味溢れる牡蠣の甘さと磯の香りがお口いっぱいに広がります。
二つ目はレモン汁をちょっと絞って。
三つ目はソースを掛けて・・・
それぞれ違った味わいで楽しませて頂きました。
質、量、そうしてお値段も本当に満足の行く内容でございます。
それに、遅い時間に伺っても定食として、しっかりとご飯が頂けるのも、
なんとも嬉しい所でございます。
まさしく、庶民の味方。
ああ、こんなお店が会社の近所に有ったら、
どんなに心強い事でございましょう…
思い出すだけで、ワクワクしてくる三州屋の定食…
銀座にお立ち寄りの際は、是非お試し下さい!
と、申し上げたくなるお店でございます。
次回は、夜に伺ってお酒と一緒に色々なお魚やお料理を堪能したいと思います。

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どぜう飯田屋 浅草・両国-小岩・錦糸町(浅草(つくばEXP))/ どじょう[ 平均:
4.2pt ]
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田原町の駅を歩き、少し路地を曲がれば、そこに見える「どぜう飯田屋」の看板が見えます。白い暖簾や格子戸もいかにも風情と風格がございます。
古い雰囲気をそのままに佇む外観は、町の風景にそのまま溶け込んでおります。
白味噌仕立てのこっくりとしたどぜう汁・・・いかにも下町らしい甘辛い割り下で頂くどぜう鍋・・・そのどれもが、不思議と温もりのある味わいで、ひと時、下町の味わいを舌に、そうして心に思い起こさせてくれます。
始めて伺ったのは、遅いお昼でございました。
以前から伺いたかったのですが、とても敷居が高そうに見えるお店で、
なかなか1人で入れなかったのでございますが、意を決して暖簾をくぐる事に致しました。
大きな三和土には頑丈そうな木の机が置かれ、下足入れがあり、そこから、しもた屋風の畳の敷かれた掘り炬燵風の席に案内されます。
店内を見渡せる一番奥の席に着きました。
お昼とは言え、既に2時近く・・・広々とした店内に、客は私1人・・・
やや緊張しながら、メニューを拝見致します。
「どぜう汁(ご飯付き)」600円…お値段もさることながら、この雰囲気を味わうには破格のお値段といえましょう。
どぜう鍋定食や、うなぎと言ったメニューもございましたが、
この価格にひかれ、こちらを頂く事に致しました。
いかにも仲居サンと言った年配の女性が、親切にお茶を奨めて下さいます。
待つ事もなく、「どぜう汁」が運ばれて参ります。
大きなお椀にどぜうが2匹入ったあつあつのどぜう汁にご飯と小鉢、お新香が付いておりました。何と良心的な内容なのでしょう。
白味噌仕立てのどぜう汁から、なんとも云えない美味しそうな匂いが立ち昇ります。
~どうぞ、ゆっくり上がってくださいね~
たっぷりの笹掻き牛蒡と葱、これに七味と山椒を振って、ふうふうしながら
一口啜ります。
やや濃い目の白味噌の濃厚なお味・・・
どぜう臭いといった感は微塵もなく、滋味溢れる温かな味わいで、牛蒡も美味しく頂けて、白いご飯が本当に良く合います。
~ご飯、お代わりして下さいね~
仲居サンが声を掛けて下さいましたが、お替りしないでも充分満足させて頂きました。
忙しい日常が、ここではとてもゆっくりと時が進んでいく感じが致します。
最初の緊張感が、帰りには嘘の様に、とても良い気持ちでお店を後にする事ができたのでございます。
それから、田原町に所用がある度に、時折思い出した様に、
こちらの「どぜう汁」を頂いております。
そうして・・・
暮れも押し迫った頃、ふとしたきっかけで、こちらでの忘年会に参加させて頂く機会を得ました。
夜の田原町は、昼間とは同じと思えない程、静謐で暗く感じます。
いつもの様に路地を曲がると、見慣れた飯田屋は、昼間の情緒ある
穏やかな佇まいとは異なり、明るくライトアップされて
老舗の風格すら感じる程に大きく見えまました。
格子戸を潜ると、そこでは、既に宴会が始まっておりました。
挨拶もそこそこに席に着き、ビールを頂きながら、どぜう鍋を突付きます。
お昼間の「どぜう汁」も美味でございましたが、いかにも下町らしい、
濃い割り下で煮込まれたどぜう鍋もまた格別でございます。
もう一つ、珍しい泥鱒鍋もございました。
たっぷりの葱が盛られて、始めて頂くお味なのに、どこか懐かしい味わいでございました。
鍋から立ち昇る湯気の温もりも堪らないご馳走の一つ。
賑やかな夜の宴が、湯気の広がりと共に一層高まって参りました。
しかし、余りの嬉しさに胸が一杯で余り頂けなかったのが心残りでございました。
どんなに時代が新しく変わっても、そうして生まれては消えていったとしても、こういったお店は色褪せる事なく継承されていくのでしょう。
それは、なくしてしまった故郷を思い起こしてくれるような、日本人である
私達の心に届く、一つの食文化の一つの味わいなのかも知れません。
いつまでも、このお店のこの味が、変ることなく続く事を祈りつつ…
このコメントを、ご案内くださいましたfurutone様に感謝を込めて・・・
拝

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佛蘭西酒場 志度 原宿・表参道・青山(表参道)/ フランス料理[ 平均:
4.3pt ]
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酒場・・・と言うよりも、
寧ろ“大人のためのお伽の世界”と云っては過言でしょうか?
そんな「隠れ家」の中の不思議なテーブルがこの店には有る様な
気が致します。
派手さや繊細よりも、実直的なお料理とワインを愉しむためのお店。
個性的なマダムが快活にお迎えしてくれます。
「○月○日19時過ぎに、お食事をご一緒にいかがでしょう?」
夏も終わりに近付いた頃、
東京グルメで私が巨匠と呼ばせて頂いて、尊敬して止まない方から
お誘いのメッセージを頂く。
勿論、断ろうはずがなく、早速お返事をする。
「非常に判りづらい所にあるのが難点ですが、素敵なお店です・・・」
~仏蘭西酒場 志度~
お店の名前からして、どこか好奇心を擽る。
「それから・・・かなり個性的なマダムですが、楽しい方ですよ・・・」
・・・かなり個性的なマダム・・・興味津々である事は云うまでもない。
まずは、googleで検索しようかと思ったが、
こういう場合、余計な予備知識は要らないと思い、
当日のお楽しみにする事とした。
さて、当日・・・
もうお一人、私が敬愛している、東京グルメの方もご同席される事となり、
時間通りに青山の待ち合わせ場所へ・・・
世間話等をしながら、少し遅れていらした主催者を先頭に、
私達は暮れ落ちた夜の骨董通りを歩き始めた。
さっきまで明るかった夏空はすっかり濃紺に変わり、
空には大きな月がぽっかりと顔を覗かせている。
今夜は新月だった。
夏の終わり・・・車の往来で賑わう骨董通りから一歩路地を入ると、
急にひっそりとした閑静な住宅街になる。
路地を数回曲がり、暫く歩いていくと瀟洒な建物が見え、そこに秘密の入り口の場所を
標す様に、小さな看板がぽっかりと浮かぶ様に見えてくる。
~仏蘭西酒場 志度~
店名とは裏腹な位に、どこか落ち着いた隠れ家の様な佇まいである。
重厚な扉を開けると、階段が・・・
ふっと、古城に迷い込んだ様な趣さえ感じる。
吹き抜けのように高い天井に、ややくすんだ白壁、
重厚な木のテーブル・・・
席数は少ないが、こじんまりと温かい感じのする店内。
間接照明が優しく、独特の雰囲気を持っている。
古城の女城主宜しく、個性的なマダムがお迎えしてくれた。
~かなり個性的なマダムですが、楽しい方ですよ~
正しく云い得て妙である。
メニューを見ながら暫し相談。
単品を色々頂いて、分けて頂くか、それともコースにするか・・・
始めての訪問であったので、今回はお任せのコースを頂戴する事とした。
こうして、大人のための「不思議な国での晩餐」が始まる。
最初は勿論、白のワインで乾杯。
コースの最初は一皿は鰺のマリネ。新鮮で塩分控えめで素材の味わいが良く活かされている。
次は小茄子のデミソース。
レタスに載せられていて、どこか中華の一皿のようだが、こっくりとした不思議な味わい。
続いてはヴィシソワーズ、非常に濃厚で奥行きのある味わい。
肉桂を思わせるコンソメの薫り。
柔らかくしめやかに喉を伝っていく・・・。
白レバーとフォアグラのテリーヌ。
ねっとりなめらかで、それぞれの持つ薫りや甘さや旨さが活かされていて、
バゲットと白ワインと抜群の相性。
お魚は平目のソテー、香ばしく焼き上げた淡白な平目に、
翡翠色の茶豆のソースがねっとりとなめらか。
お魚なのに、ボディーの強い赤ワインとも頂けてしまう・・・
お肉料理は、子羊の赤ワイン煮込み。
繊細というよりも、しっかりとお仕事をした明確な味付け。
ここで、実は遅れてきた若者一名が迷った挙句に、
漸くこの迷宮に辿り着いたので、
海老のコロッケと、夏季限定の特性ドライカレーを別途注文する。
勿論、一口頂いた事は云うまでもない。
このドライカレーが、なかなか他では味わえない素敵なお味。
沢山の薬味と共に美味しいそうに食べる若者を横目に、食後のデザートを頂く。
さっぱりとしたレモンのソルベ。
ひんやりと伝うその味と共に、もう夏が一気に駆け抜けて行く様な不思議な思いを感じていた。
一通り頂いて、お会計時。
ふっと厨房を見ると、白髪の髭を蓄えたシェフと眼が合った。
一言も言葉を交わさなかったが、
ふっと恥ずかしそうに柔らかな微笑みを浮かべて会釈してくれた
彼の姿が、妙に心に残った。
少し酔いが回って、覚束無い足取りで階段を登って扉を開けると、
未だワインの余韻と魔法は残っていた。
晩夏の夜空には、大きな新月がぽっかりと浮かび、煌々と冴え渡っていた。
月明かりの中、夜になお激しく泣き続ける蝉の声を聴きながら、
タクシーを拾うために私達は人気のない住宅街から、大通りへと
徒党を組んで歩いていた。
南青山の路地にある
「大人の隠れ家」
こういったお店は、その店の存在自体に価値があるのだろう。
繊細でなくても、丹念に作られた料理、高い吹き抜けの天井・・・
木のテーブルに頑丈な椅子・・・
個性溢れる女城主…白髪の髭を蓄えたシェフ・・・
小さな扉の階段の下にある、不思議の国・・・
その「お伽の国」は、紛れもなく「子供」ではなく、「大人」のための童話の世界である。
辿り着くためには、満月の夜の月明かりをお供にして・・・
このコメントを、ご案内頂いたyk様に。
拝

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バランチェッタ 東急沿線(中目黒)/ イタリア料理[ 平均:
4.6pt ]
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中目黒の駅から少し離れたビルの一角にある、こじんまりとした佇まいのイタリアンのお店でございます。
イタリアンに有りがちな華やかで陽気な雰囲気はございませんが、、寧ろ程良く落ち着いた雰囲気。
お料理は素材の持ち味を良く活かした、明確な味わいで、ポーションもしっかりしています。
馬刺しのカルパッチョや白金豚のロースト等、お肉は元より、サラダや付け合せのお野菜も地味溢れる奥深い味わい。
気取らずに、大切な人と、少しだけゆったりとした時間を過ごしたい時にぴったりの、隠れ家の様なお店です。
イタリアンはもっとも不得意とするジャンルなのですが、こちらのお店は、すっかりお気に入りの一つとなりました。
始めて伺った折は、初夏の休日でございました。
友人二人とランチを頂く事になり、思い付いた様にこちらのお店に伺いました。
以前、このお店の前を通った時から、大変気になっていたのです。
山手通りから少し川沿いに向かう路地のビルにイタリアの三色旗が初夏の風にはためき、
お店へ続く階段前に小さなメニューボードが目印の様においてあります。
うっかりしていると見落としてしまいそうな佇まいです。
ドアの向こうには、木を基調としたとてもシンプルな店内。
席数はそれ程多くはなく、20~25名程度のこじんまりとした佇まいで、
イタリアンにありがちな華やかで陽気なイメージは微塵もなく、可愛らしい装飾もありません。
黒っぽい木のテーブルに、濃紺のクロスが掛けられていて、より質実とした印象を演出しております。
窓側の席に通して頂いて、本日のメニューを拝見し、暫し考えます。
通常のランチメニューに少しアラカルトを足して取り分けて頂く事に致しました。
辛口のスプマンテで乾杯しながら、午餐の始まりです。
前菜の盛り合わせは、少しづつを色々盛り合わせて。
真っ白なプレートが、濃紺のテーブルクロスに映えて、それがお料理の色合い・・・
特に要所に配された緑を一層色濃く鮮やかに見せてくれます。
たまねぎのタルトは、俗に言う、ピサ・ラディエール・・・黒褐色になるまで
じっくり炒めた玉ねぎがイースト生地に乗せられて焼きこんであります。
玉ねぎの柔らかな甘さと、芳しい香りが堪りません。
馬刺しのバルサミコ風味は、新鮮な馬肉にバルサミコと香草で頂くもの。
馬肉とバルサミコがこんなに相性が良いなんて・・・意外な発見でございました。
辛口のスプマンテがついつい進んでしまいます。
生レバーのマリネは、濃いオリーブオイルと香辛料が程好く馴染んでおり、
アジのマリネは、鯵が新鮮なのは言わずもがなでございますが、これに柑橘類の果汁と
フェンネルやチャイヴといった香草の組み合せで、とてもさっぱりとしております。
パテも大変美味しゅうございました。
次は、アラカルトでお願い致しました青森産熟成にんにくのペペロンチーニ。
メニューを見た時からとても気になっていたお料理でございましたが、何とイカ墨のパスタの様に黒いのでございます。
伺いますと、これはにんにくを刻んで、黒香酢に漬け込んでじっくり熟成させたものを使っているとの事・・・
所謂、にんにくを徒に効かせたぺペロンチーニとはまるで異なる、オリジナリティー溢れる逸品でございました。
こうして、すっかり気を良くしてしまい、ランチにも関わらず、
お薦めのワイン、トロウベックをボトルでお願いしてしまいました。
メインは白金豚のスペアリブのローストとイサキのポワレ・アンチョビソース
白金豚の大きな肉塊は否応無しに食欲を掻き立ててくれます。
焼き加減も絶妙で、柔らかくジューシーな食感に思わず恍惚となってしまいそうです。
更に付け合せのお野菜の美味しい事、こちらも香ばしくローストされていて大変結構な味わいでございました。
イサキのポワレはカリッとした皮目の香ばしさと、クリーミーなアンチョビのソースが良く合っております。
付け合せに白いんげんが添えてあり、こちらも優しい味わいでございました。
すっかり満喫させて頂きました。
デザートは、バナナのタルト、和三盆のジェラート、ほうじ茶のパンナコッタの盛り合わせ。
少しづつですが、華やかさはないものの、それぞれに個性のあるデザート達。
特に、ほうじ茶が微かに香るパンナコッタの優しい穏やかな口当たりが嬉しゅうございました。
食後のお茶は、敢えてコーヒーやエスプレッソではなく、ジャスミンティーを頂きました。
安らかに心が和みます。
行き過ぎないのに、丁重なサーヴィスも嬉しい限りでございました。
窓から見える空には、ゆーんと鳴り渡る様に高い夏空が広がり、まだまだ暑く長い午後が続く事を感じさせますが、
少し薄暗い店内は、静謐でまったりとした空気に包まれています。
ここでは穏やかに時間が過ぎて行く様で、睡む様な刻が流れていきます。
何となく離れ難い気持ちを抑えながら、お店を後に致しました。
緩やかな風は強い日差しに遮られ、はためく事に疲れた三色旗がくっきりと狭い路上に影を落としておりました。
それから・・・・
先日、遠方より友人が上京する際に、こちらでランチを頂きました。
美味しい豚を頂きたいと云う友人のリクエストで、すぐに思い出したのが、こちらで頂いた白金豚でございました。
予約の際に予算と内容をリクエスト致しましたところ、要望に快く応えて下さり、この日は、メインとして、特別に白金豚のロースを塊りのまま、岩塩で包み焼きにして下さいました。
折角ですので、今回は10名近い方々と一緒にテーブルを囲む事となりました。
お決まりの様に、スプマンテで乾杯して、自家製のパンと前菜から・・・。
この日の前菜はソテーされた南瓜、鰹のたたきをマリネしたもの、前回頂いて印象深かった玉ねぎのタルト等・・・に沢山のお野菜。
前回同様、期待を裏切らない内容・・・
そうして、メインの「白金豚のロースの岩塩包み焼き」
大きなソテーパンに恐竜の卵の様な半円形の岩塩が登場すると、一同から大きな歓声が湧き上がります。
その岩塩を割ると、葡萄の葉に包まれて、美しい薄紅色に蒸し焼きにされた白金豚が登場致し、皆の興奮は更に高まります。
切り分けられて、盛り付けられて登場したそれは、柔らかな光沢を放つベルベットの様で・・・ローストとはまるで異なる、しなやかで蕩ける程の柔らかな仕上がりでございました。
ほんのりとした塩味だけのシンプルな味付けですが、これが却ってお肉本来の持つ味を充分に引き出しておりました。
期待以上の幸せが口いっぱいに広がります。
別途解け合わせには、沢山のブロッコリーとじゃが芋・・・こちらもそれぞれの持ち味が当たり前の様に伝わる様な素直な味わい。
量、内容共に、とても満足なランチでございました。
再び、こうして楽しい至福の時が流れていきます。
そこには、まさしく「幸福のテーブル」が存在するのでした。
決して豪華絢爛ではなく、派手さも可憐さもないけれども、とても気に入ってしまう何かがこのお店には存在する様に思えます。
相変わらずイタリアンは不得意なジャンルなのですが、こうしたお店と巡り合えた事がとても嬉しく思っております。
気の合う大切な友人達と、「幸福のテーブル」を囲みながら、肩肘張らずに美味しいお料理を楽しく頂ける事は、
当たり前の様で実はとても難しい事に思えます・・・ それ故に、そんな「気持ち」を感じられるお店で過ごす時間は、
より贅沢なひと時と言えるでしょう。
それは、他には替え難い貴重な事なのだと、改めて感じ入ってしまいました。
次に伺う時も、私は大切な人を誘ってこちらのドアを開けるでしょう。
その時も今までと変わらず、きっと、至福の時を提供してくれるでしょう・・・
大切な人のために、そして私自身のために。
記念すべき600件目のコメントを、この「東京グルメ」を通じて知り合った全ての方々に捧げたいと思います。
ここまで巡り合った方々に、そうしてこれから巡り合うであろう方々に・・・
拝

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マヌエル コジーニャ・ポルトゲーザ 渋谷店渋谷・神泉(神泉)/ ポルトガル料理[ 平均:
4.1pt ]

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エーグルドゥース 池袋-高田馬場・巣鴨(目白)/ ケーキ[ 平均:
4.3pt ]
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フランス風の可愛い外観に板張りの床、窓辺に設えられた可愛いテーブル。
ショーウィンドーに並んだ美しいケーキは華美ではないけれど、一つ一つが丁重に
作られていて、丁度良い大きさと甘さ、そうして美しさに満ちております。
フルーツを多様したものも良いのですが、キャラメルのシューがとてもお気に入りでございます。
また、ラムではなく、オレンジの風味まどかなサバランオランジェもお気に入り。
ウィークエンドやクグロフ等の焼き菓子もとても魅力的で、お土産にもぴったりではないでしょうか?。
駅から少し歩きますので、お天気の良い日にお散歩がてら伺ってみて下さいませ。
もしもお菓子というものが、この世に存在しなかったら、この世界はどんなに寂しいものだろうか・・・
特に、ケーキというものは、その存在自体に特別な意味合いを感じてしまう。
目白駅から通りを歩くと、フランスの街中にある様な可愛い作りのお店が見えてくる・・・
エーグルドゥース・・・
ややくすんだブラウンの木に縁取られたガラスの向こう側には、色取り取りのお菓子達が犇いていて
思わず目が留まってしまう・・・。
ドアを開けるとシックな板張りの床や棚、そうして窓辺に設えられた机と椅子・・・
ちょっとお茶を頂く空間としては狭いかも知れない。
ショーケースには、華やかだけれども行き過ぎない上品ないでたちのお菓子が並んでいる。
整然と慎ましやかに並んでいるケーキ達は、丁度、舞踏会の始まりの着飾った娘達を思わせる。
クレームシャンティーの襞に真っ赤な苺、紗の掛かった様なセピア色のシックなタフタ、
華やかなオレンジ色ののドレープに真っ赤なカシスの宝石があしらったり、
黒く艶やかなダブルサテンに金の飾りをつけたり・・・
どのお菓子達も、そっと呼ばれるのを待っている様だ。
パートナーの目が留まり、そっと声を掛けられると、娘達は息を潜めながらそれに対応する。
それぞれのケーキが、一際輝く瞬間である。
最後には儚い夢の様に、その美しい姿は、舌に脳裏に味わいという記憶を
刻んで消えていってしまうのだけれど・・・
人とお菓子の出会いを、ふとそんな風に思いながら、ケーキを選ぶのは愉しいものだ。
サバラン・ロランジュ、ガトーフレーズ 、それにキャラメルクリームのシュー
サバラン・ロランジュは、派手さはないのだけれども、オレンジの香りと、グランマルニエの香りがまどかに漂い、
クレームパティシェールの滑らかな口当たりとも相俟っていて、巷に溢れているラムを効かせたラムよりも
この優しい味わいが嬉しい。
キャラメルのシューもこっくりとしていて居ながら、キャラメルクリームの芳ばしさとほろ苦さが堪らない。
うっとりしながら、至福と恍惚の時間を過ごすのである。
こうして・・・
一つ頂けば良いものを、つい欲張って二つ三つと運んでしまう。
少し自分の浅ましさに現実に返りながら、ふと考える。
もしもお菓子がこの世に存在しなかっったら・・・
その分、悲しみもきっと減るに違いない・・・と。

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信州坊主 赤坂・溜池山王(赤坂見附)/ そば[ 平均:
2.7pt ]
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民芸調の店内はやや狭く、こじんまりとした雰囲気。
ざらっとしたコシと強い、男性的な田舎蕎麦に近い独特の食感のお蕎麦を頂けます。
お蕎麦意外にも、山葵のお浸しやら、どくだみや朝鮮人参の天麩羅等、郷土料理の様な
面白い一品ものも頂けます。
赤坂でふと気になったお蕎麦屋さん・・・
雑居ビルの入り口に信州坊主と言う不思議な店名の看板があり、お昼のお品書きが出てございました。
階段を降りて参りますと、いかにも民芸調の鄙びた佇まいの店内に入ります。
中は思ったよりも狭く、どちらかというとやや薄暗い雰囲気。
席はテーブルが数席、併せて20人入れるか入れないかでございます。
山菜蕎麦(800円)を頂戴致しました。
やや大きめの丼に供されて参ります。付け合せにちょこんと山ごぼうのお漬物も添えられております。
たらの芽、わらび、ぜんまい等のたっぷりの山菜に白髪ネギ。
お蕎麦はやや太めの力強くコシのある太めの田舎蕎麦で、
お出汁もやや濃い目。この太さのお蕎麦には良く絡むのでしょう。
ただ、悲しいかな、このお出汁が熱々でなくぬるいのございました。
野趣溢れる力強い内容だっただけに、それが非常に残念でございました。
再訪して、また頂いたらその時はもっと違った印象を持てるかも知れませんが・・・

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朋華 渋谷・神泉(渋谷)/ 上海料理[ 平均:
3.5pt ]
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渋谷と青山のほぼ中間の裏通りにある、上海家庭料理のお店でございます。
餃子、炒飯等の一般的なメニューから、猪舌(豚タン)や辣醤等の一風変わったメニューまでが、お手頃な価格で頂けます。
お料理は、味付けには若干のバラつきはあるものの、平均的な水準、特に猪舌は柔らかで食べやすく、水餃子もぷりぷりした食感で、ビールの肴にはもってこいのお味で
ございました。
とても朗らかなママさんも接客もちょっと楽しいお店でございます。
珍しく、会社の同僚と、ご飯を頂いて帰ろうという事になりました。
最近、あまり新しいお店を開拓していない事もあり、表参道からフラフラと渋谷方面へ向
かう途中で、ふと、怪しげなネオンが以前から妙に気になっておりました、こちらのお店
に伺ってみようという事になり、早速伺う事に・・・
上海家庭料理「朋華」
場所は246の渋谷2丁目交差点のひとつ裏道を青山学院方面に歩いた最初の辻の一角にある
ビルの2階でございます。
実は、この渋谷のクロスタワーから青山学院に抜ける道なのですが、なかなか味わい深い
お店が固まっており、かなり興味を引かれるのではありますが、こちらもそんなお店の一
つでございました。
派手な電飾や、サンプルの並ぶショーケースを横目に睨みつつ、ちょっとドキドキしなが
ら階段を登りますと、意外や意外にも(失礼!)綺麗な店内ではありませんか!
お店はL字になっており、フローリングの床にシックなブラウンの木のテーブル席・・・と
言っても、決してお洒落なダイニングバーの様な雰囲気ではございません。
あくまでも普通の中華料理屋サンの綺麗な雰囲気という所でございます。
手前側では、ご年配の紳士ばかりが数名で宴会をしておられました。
一番奥のテーブルに着きますと、とっても朗らかなママさんが接客して下さいます。
~これは当りかも知れない~
ちょっと嬉しくなってしまって、早速メニューを拝見致しますと、
ご親切なオール写真付きメニュー。
一品が500円前後から始まり、価格もお手頃、猪舌や辣醤等、ちょっと面白いメニューも沢山ございます。
~辣醤って何ですか?~
と、少し色々と会話を交わしながら、
ラー醤、猪舌、水餃子、チンゲン菜と湯葉の炒め物、焼餃子、韮と卵の炒め物、海老
焼売、炒飯、炒麺に生ビール、杏露酒と、あれこれ頂いてしまいました。
ラー醤は、濃い味ですが、ビールのお供には、非常に宜しいお味付け。
猪舌・・・は、豚タンの燻製を薄く切ったものでございますが、臭みが全然なく、
柔らかでこれは中々の美味しさでございます。
水餃子は、大振りの茹でた餃子がドンと盛られて参りますが、ぷりぷりとした皮のツルっとした食感で、かなりの食べ応えがございます。
その反面、焼き餃子は意外に平凡なお味で、やや印象に残らない味だったのが残念。
また、青梗菜と湯葉の炒め物は、もう一味欲しいかなぁと思う位お上品なお味だったのに対して、韮と卵の炒め物は少し味付けが塩辛く感じてしまい、
面白かったのは、炒飯に何故か細かい人参が入っていた事でございます。
色々な所で炒飯は頂きましたが、これには思わず笑ってしまいました…
あの、新橋の鴻運には較べるべくもありませんが、全体的にボリュームもあり、それなりに美味しく頂きました。
夜の10時を過ぎた位に、近くの会社やお店を惹けて駆けつけてきたであろう、若い方々の団体が2組来店されて、
「ママさん、、今日も仕事でお腹ぺこぺこ~ 早く○○食べさせて~」
~ハイよ~
それににっこり応対するママさんの姿が、妙に微笑ましくて印象的でございました。

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・・・料理
・・・サービス
・・・雰囲気
・・・コストパフォーマンス
・・・総合








すずめの御宿 渋谷・神泉(神泉)/ お好み焼き[ 平均:
4.2pt ]
かってこの界隈が花街で有った事を彷彿とさせる佇まいのお好み焼きのお店でございます。
独特の雰囲気と、ホテルのひし並ぶ周辺とのギャップが妙に面白く、楽しい時間を過ごすにはうってつけのお店でございます。
お好み焼きはオーソドックスでございますが、もんじゃはトマトの入ったもの等、個性的なメニューも豊富で、地鶏や牛肉等の焼き物も充実しております。お薦めは、黒っぽい太麺を使用した焼そば・・・
お値段も呑みすぎなければ、1人3000~5000円程度で楽しめます。
鉄板を前に自ら焼けるのも、これまた楽しみの一つでございます。
周囲は本当にキンキラキンとしておりますが、ちょっと昔にタイムスリップした様な気分に浸れる、味のあるお店ではないでしょうか?
晩秋の風が木枯らしに変る頃、久々にこちらのお店に再訪致しました。
渋谷の円山町と言えば、かっては花街でございましたが、今では都内有数のホテル街…道玄坂を1歩曲がれば、そこには派手なネオンと彷徨える男女の群れが行き交う所・・・
でも、途中途中に昔の佇まいを彷彿とさせる建物が、未だに点在しております。
怪しく迷いそうな小路を入っていくと、夜の闇にライトアップされてぽっかりと浮かぶ、花街の風情が残った不思議な一軒家が見えて参ります。
「すずめの御宿」
趣きのある暖簾の掛かった小さな門をくぐれば、竹があしらわれた小さなお庭があり、縁石を踏みながら歩けば、和風の家屋が二棟続いております。
手前側の一軒が、お好み焼きのお店。
格子戸を開けば、三和土と下足入れがあり、年代の入った階段が目に入って参ります。
中は本当に純和風の設えで、下足脇の障子のお会計場等、かっての面影の残る内装から、ここが元は待合いか御宿であった事が伺えます。
作務衣を着た女性が出迎えてくれて、席に案内してくれます。やや急で滑りやすい階段を上り、ニ階に案内されました。
・・・ギシギシと軋む階段は、今日までにどれだけの人々を踏み堪えて来たのでしょう・・・
二階は、全て畳敷きの純和風で、着物やいかにも和風の壷や掛け軸等、より和の雰囲気を所々に配しております。
数組が利用できる広間が二つ、その間に4~6名で利用可能な個室もあり、今回は個室に案内されました。
大きな鉄板の乗ったテーブルを前にして、まずはビールを頂きながら、メニューを拝見致します。
お好み焼き、もんじゃも豊富にありますが、こちらのお店は一品のお料理や焼き物の品数も多いところが嬉しい所。
また、お値段も良心的。
色々頂いているので、全てをコメント出来ないのが残念ですが、特に何品かを簡単にご紹介致しましょう…
和牛筋の煮込み(600円)は、最初の一品に最適で、つい頼んでしまうお料理の一つ。
鶏のささ身と水菜の中華風サラダ(650円)はさっぱりとした味と食感ですので、濃い味の続くお好み焼きの間の箸休みにもお薦めでございます。
合鴨の朴葉鉄板焼き(1300円)は、お値段は少々張りますが、朴葉に赤味噌と共に鴨肉と葱が乗せられて、そのまま鉄板に乗せて焼いて参ります。
香ばしい香りが漂い、食欲をそそります。アツアツを頂くと、これがとても美味でございます。
濃いお味がビール、サワー、そうして焼酎にも良く合います。
肝心のお好み焼きは、オーソドックスですが、ふっくらとした生地で美味しく頂けます。
焼き上がりにソースをたっぷり塗ると、端から零れたソースの焦げる香りが嗅覚を擽り、青海苔と鰹節をたっぷり乗せると鰹節がゆらゆらと踊りだして、視覚を刺激します。
ヘラで切手、厚いうちに頬張ると・・・これだから、お好み焼きは堪りません。一気に幸せな気持ちになります。
どちらかというと、あれこれ入れないシンプルなものが好みですが、こちらの海鮮お好み焼き(1300円)は、内容も充実していて、少しお高いけれど好きな一品でございます。
もんじゃは、明太子入りや、トマトとモッツァレラチーズ入りを頂いたのですが、はっきりとした味わいで、香ばしく頂けました。
五目焼そば(850円)は、やや地の黒い太い麺で、オリジナルでは有りませんが、わざわざ製麺屋サンから指定して引いているとの事で、
たっぷりのキャベツや烏賊、それに桜海老や豚肉等も入っていて、〆には欠かさず頂いてしまいます。
食後には、あん巻きや餡蜜もあり、ほっこりと和む事が出来ます。
大人数での会食にも、二人でまったりとするのにも使えるお店でございましょう。
お帰りの際は、酔いが回って階段から落ちないように注意が必要ではございますが・・・
窓の外は間違いなく、現実の渋谷・・・
でも、こちらのお店には、まだ花街としての面影が残っており、ふと耳を澄ませば、喧騒の向こうにか細い三味線の爪弾きが聞こえてきそうな錯覚さえ致します。
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