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<title>livedoorグルメ / ひげおじさんが投稿したすべての料理のコメント</title>
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　　手食はイスラム圏を起源とするわけではない。具材を食いちぎったりする必要がないよう、カトラリーのない時代は、キリスト教圏でも主食と肉や野菜が渾然一体となった料理を手で食べていた。すなわち食における「概念的同一体」が手食あるいは手食を前提として作られた料理である。これを基軸にして東西の料理が枝分かれしておのおのの発展を遂げたのだ。だがその習慣が、ナイフ、フォーク、スプーンなどのカトラリーの使用が制度化したことによって、徐々に西洋で失われ、包丁の技術が未発達のまま、切る作業が食べ手に一任されるようになり、手を使わない作法が美しい、洗練されていると認知されるに至り、手食が食卓から排除されていった。ところが手食を奪われた西洋人は、最先端といわれる料理に息切れが見え始めると、どんな人間の魂でも、奥深いところで眠っているはずの本能に最近になってようやく目覚め、五百年、千年の時を経て、手で食べる料理に真摯に向かい合うようになった。西洋の人々が日常の食として受け入れたサンドイッチ、ハンバーガー、パスタ、近年急速に浸透し始めた日本の寿司、こうした料理文化の本流とは別のサブ的な色合いを持つフードカルチャーが隆盛を極めにつれ、ミシュランをはじめとした保守的な権威による位置付けと一般の人々との嗜好の間に齟齬が見られるようになった。
　洋の東西を問わず最初に手食ありき。細粒度の高い食べ物を、紀元前の人々も現代人も欲している。カトラリーが制度的に確立されたことにより、次第に料理の細粒度が低くなり、主菜と副菜が分割され、細かく切る、包丁で叩く、などよりも、色を意識して大きく切って配置することが料理人の仕事になっていった。かくして、雑誌やガイドで喧伝される食の最前線は、完成途中の自動車の組み立てラインの部材を皿に盛ったような見映えの料理なかりになった。あるいは完成した装置を適当にばらして組み立て直しをあきらめ、皿の上に中途半端に転がした、といったふうだ。つまり、現在ヨーロッパの食に見られる顕著な現象を一言でいえば、食欲中枢を刺激しない高級料理に対する手食の復権という名のレヴォリューション、地下水脈の形成ということになる。
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<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/392832/evaluation/detail/237642/180590/">
<title>揚子江</title>
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<description>最寄り駅：東小金井/新小金井/武蔵小金井;料理：中華料理一般;平均★数：4.50000;得点合計：9pt;コメント数：12</description>
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<dc:date>2009-11-25T03:38:10</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★0;コメント：　今どこかで誰かが探しているラーメンは、抑えのきいた味、突出したところのない味、静けさを感じさせる味。揚子江のラーメンは、透明感があって奥行きがある。味付け卵を中心に、両サイドにチャーシュー、脇に薄い味付けのメンマと少量のほうれん草、と盛り付けも完成されている。麺は一玉に、店主の勘で四分の一玉くらい追加される。ただ、店との相性はやはりあるわけで、ぼくの場合はどうもよろしくないようだ。一回目はいろいろな動物や昆虫の話に、今回は煙草の煙に耐えた。若い夫婦が二人ともそうで、これに店主が加わった。スープを飲み干したところで三人の口からぱっと煙りが退いてしまった、何かの仕掛けみたいに。三時過ぎでもだいたい空いていて、不思議に思っていたが、理由がこれでわかった。この店は常連の方々の語らいの場であったのだ。そんなかれらの話を聞くとはなしに聞いていて、餃子はもともと水餃子で焼き餃子に変更してそんなに時間がたっていない、とわかった。そういう餃子は食べてみたい、もう一度我慢するしかない、何の仕掛けが待っているかわからないが。それとチャーシュー麺のないラーメン屋には魅力を感じる。
　採点をすれば、★４つ、髑髏のマーク３つ。（髑髏宣言――採点には自主的に髑髏のマークを導入することにした。髑髏のマークとは、その店ならではの独特の体臭と言えばいいだろうか。単にマイナス評価というわけではない。人間と同じで、無臭の人にはあまり魅力はない。臭過ぎるのもかんべんだが、適度に、時には過激にあるのもいいものだ。「髑髏のマーク」という概念を思いついてから、店に対する自分なりの主観的な評価が正確にできるようになった気がする。客観的な評価は最初からするつもりがない。人間は主観の生物であり、客観的になろうとすれば、主観の上に客観をかぶせるだけになる。それは客観的な姿勢というより、よけいにねじれたもう一つの主観性だ。それに気づくと、点数を付けるのがおっくうになるのだ。そこで髑髏の登場と相成った。たとえば新宿「武蔵」のような店は、★２つ、髑髏のマークは１つ。宣伝ばかりで味はもう一つ、さらに店ならではの（人間が創り出す）個性が乏しい。髑髏のマークが少ないから、★２つでも、３に近いまずまずの２というわけではない。三鷹「江ぐち」は★３つ、髑髏のマーク４つ。この場合の髑髏は、明らかにプラス材料だ。しかし、この私的なプラスは諸刃の剣であり、他者にとっては容易にマイナスになり得る。このことは「江ぐち」に実際に行けばわかってもらえる。中野の「青葉」は、★４つ、髑髏のマーク０。味は中の上、ただ計量的、クリーン、そつがない、一般ウケする、という意味。こういう姿勢なら、サンシャインシティのような器に支店を出すのも納得できる。なにしろ髑髏のマークがゼロなのだから。ぼくは嫌いだが、髑髏ゼロだから好き、という人がたくさんいるのもまた当然だ。目の敵にしてしているJP、アテスウェイあたりは、商品力もそこそこながら、髑髏のマークの少ないのがアダになっている、とわかった。西新橋の立ち食い蕎麦屋「港屋」は★３つ、髑髏のマークが最高の５つ。極度の、そして愛嬌のあるいかがわしさがチャームポイントになっている。ああいう店の魅力は、髑髏で表現するしかない。「江ぐち」の髑髏が一つ少ない４つであるのは、個性は十分に臭うが、どこかほのぼのとしているからだ。もちろん髑髏はもろにマイナス材料のこともある。名前は伏せるが、どこかのラーメン屋には、★１つ、髑髏のマーク４つを進呈する。この場合、髑髏の多さは、近づくなかれ、という強い警告を意味する。実例をあげたが、これで髑髏の概念はだいたいわかるだろう。）]]></content:encoded>
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<title>そば処港屋</title>
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<description>最寄り駅：虎ノ門/御成門/神谷町;料理：そば;平均★数：3.95455;得点合計：106pt;コメント数：20</description>
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<dc:date>2009-01-03T12:32:35</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★0;コメント：インテリアに凝っていて、立ち食い蕎麦屋にしては広い店内は、中央に不忍池が蓄えられている。広さを生かさずじまいで、客は睡蓮の代わりに海苔が散った水面を眺めながらもくもくと蕎麦をすすっている。昼時には付近の店から嫉妬されそうな大行列ができるが、そこはGlassdoorが11000社の中から選んだ「いい会社」ランキング、ベストテン入りを果したVirtual Solution社（ここで半年間働いていた）のこと、昼食は11時過ぎだろうと2時前だろうとかまわない。港屋に行ってやるか、と思えば昼食の時間は1時55分と決める。店内に待ちの客はいるが、これは順番待ちであって行列ではないから、非行列主義に反しているわけではない。真っ暗で最初どこで注文するのかもわからなかった。お化け屋敷みたいに中ほどの低い位置に蝋燭が点っていて、ぬっと人が顔を出した。ひゃっ！と叫んでしまったがこの人が注文を取る係で、少しは明るい釜場の方で顔を確かめたら、ニンフとは言えないまでもなかなかの女子で、さっき幽霊と間違えたことを多少悔やんだ。順番が進んで奥の横長の厨房スペースに達して、鉤型の箇所で一つ詰めるように指示を出した洗い場の女子もどうしてなかなかで、トータルコンセプトの一環をなしているようにも感じられる。ただ、背伸びしなくても丸見えの仕込みはかなりあらっぽい。住み込みの土方に飯を食わせるという風だが、荒削りの中に鉱脈を探り当てた自信が垣間見える。流水にさらした極太麺を大きめの丼にたっぷり盛り、寸胴ではない荒物屋の安売りセールで見つけたような薄手のアルミ製（またはアルマイト製）大鍋から湯気を立てる骨なしぶつ切り鶏肉をお玉ですくい、一回り小さな丼に３回４回と移し、駄目押しで汁だけを表面張力が生じるほど流し込み、これで終わりかと思えば、今度は狂ったように大量のラー油と白ゴマを振りかける。麺には冗談としか思えないほど刻み海苔を高く盛り上げるが、「ざる」もメニュにあって、その時はこの量がさらに倍に膨れることになる。二つの丼をのせたお盆は重い。麺と汁はもちろん器の重さもあるのだ。そう、けっこういい器を使っていて、髭の若店主の生活背景的側面に興味をかきたてられる。いろいろな意味で趣味人なのだろうし、開けっぱなしの外から吹き込む風で海苔がどんどん飛ばされ水面に飛来し、ふざけんじゃねー！と思ったりもするが、３割くらいはハッタリにしても、異才ぶりにはやはり一目置かなければならない何ものかがある。汁は激濃激甘、取り放題の卵をとって白身で汁を薄めてやらないと蕎麦が喉を通らない。辛味が千本の矢になって口中を責め立て、小丼を持てば指先はこのごま油ベースの餌食となり（何度もティッシュを持たなかったことを後悔した）、白ごまが歯に当たり過ぎてじゃりじゃり音を立て、新しく割り込んできた客に脇腹を小突かれ、食事が済んだら済んだで、これから蕎麦を受け取る客と、背中を向けて蕎麦をすする客との30センチあまりの隙間を通り抜けて冷や汗を掻きながら洗い場にお盆を下げに向かうのだから、人間をやめたくなるぐらいに悲しくなるが、若主人の「いらっしゃいませー」「ありがとうございましたー」がやたらと軽やかで、なんとか心が折れることをまぬがれる。行くなら断然夜の部がお奨め。]]></content:encoded>
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<title>花たろう</title>
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<description>最寄り駅：虎ノ門/霞ケ関(東京)/神谷町;料理：和食一般;平均★数：0.00000;得点合計：0pt;コメント数：1</description>
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<dc:date>2009-01-02T13:38:25</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★0;コメント：御成門界隈に勤め始めて二ヵ月目くらいに、この店を発見した。表通りにちょっとした和食処を見つけ（週替わりのおかず３品を選ぶシステム、「酒菜屋」だったか）、量が少ないのを除けば包丁仕事が丁寧で、どの駅からも離れたこういう界隈にはいい食べ物屋がありそうに思えてきた。人の流れに気を配るようになり、何軒かの失敗の後ようやくここに辿りつくことができた。客の出の早い店で、11時40分だと少々待つことになる。12時過ぎだと、外にも行列ができている。大半がいい年のこのお客が、なんといっても店の財産だろう。料理がいいのはもちろんだが、陣頭指揮をとる女将さんが時々びっくりするような対処をしたり、言葉をかけたりするので、そういう方向の興味にも引っ張られ、発見後の３ヶ月ほとんど毎日通った。食べ歩きのこういうサイトを見て残念に思うのは、達人とかいう連中のやっているのは検索findで、発見discoverでは決してない、ということだ。他人の発見によりかかったり、すでに築かれたブランドに突進して行くだけなのだ。それでは本人も面白くないし誰も尊敬してくれないので、外国にあるそれには自分は何回も行っている、だから国内に支店ができれば排他的権利を主張できる、と思い込んでそのように振る舞う。しかしその外国の店のことは、自分ではなくガイドや噂ですでにその者は存在を知っていたはずだ。こうしてdiscoveryのない、精神の痩せこけた連中が、上げ底の感じを冬場であればコートで隠しながら大手を振って歩いて回り、こういうグルメガイドの成立当初のなんでもありの醍醐味が薄れて、どこか頭の悪い連中がキーキーやっている、とことんふざけた者どもの寄り合い所帯、とこの店で知り合ったS氏は多いに批判的だった。無論そこまでは言えまいと名誉にかけて私は反論したが、あんた、携帯で写真とっているようだが、俺の目の黒いうちはこの店のせちゃ絶対駄目だぜ、と念を押された。だが、S氏が指摘するまでもなく、手作り感が失せた東京の食の風景に危機感を感じ取り、反対に知ってもらうのもいいことだと感じ始める自分がいた。ところで、別に格別優れた料理屋ではないかもしれない。毎日通わせるものがある、ということが唯一の相違点なのかもしれない。しかし女将さんの「端近ですみません」の一言、相席になり、先の客が腰を上げて声が聞こえない距離になって「ごあいせきありがとうございました」という従業員の声かけにはなんとも言えない味わいがある。あるとき女将がティッシュお渡しして、と奥に向かった客に従う接客係に告げたが、その客がガムを噛みながら入店しからだった。チェーンの和食ダイニング、券売機を置くラーメン屋ではトータルコーディネートされていて、服装も同じだし、接客はマニュアル通りだから、一つのチームに見えて当然なのに、醸し出される雰囲気はまとまりがない。逆にパリのビストロとは似ていないのについ連想が働くこういう店は、接客のスタイルがおのおの違うのにチームスピリットがある。外国に出たらこういう店に遭遇しなければならない。失敗は多くなるだろう。それでもつづければ最終日に偶然行きつくということもあるようだ。そういう辛抱や、人同様に街に対する観察眼を鋭くする必要がある。初めて日本にやってきた外人が、この店を探し当てたら間違いなく一生の財産になることだろう。そういう外人にも二三度出会い、ほっとした。同じことを外国に出た日本人ができないはずはない。現地の人からなんとも思われていない、日本人客がひけば潰れるかもしれないチョコ屋、マカロン屋が今年もこれからの時期東京を席巻するだろうが、それはいったい何を意味しているのだろうと思う。さて具体的に料理の話をしたいが、まず金曜日の特製弁当から入るのが妥当だと言いたい。重箱の右に鶏や魚の照り焼き、中央に刺身、左側に卵焼き、揚げ物、おひたしなどのおかずを詰めているが、特に左側が好きだ。千円でごはんと味噌汁のお代わりができ、高級素材というのでもないがこの上もなく贅沢な気分を味わえる。（つづく）]]></content:encoded>
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<title>箱寿司（北店）</title>
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<description>最寄り駅：新宿三丁目/新宿西口/西武新宿;料理：大阪寿司・押し寿司/いなり寿司;平均★数：4.00000;得点合計：12pt;コメント数：3</description>
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<dc:date>2008-11-30T17:16:30</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★0;コメント：JR新宿駅の改札を出て、徒歩三分以内でそれなりにプロの料理人の手がかかった（今、機械かアマチュアの手の方が多くかかっている）、千円以内の食事を取れるかと訊かれたら、答えはノーになりそうになるが、簡単な答えの一つは「箱寿司」だろう。いろんな意味でそれなりだし、バッテラは３種類あり、握りも出している。イートインはたいてい空いていて、前金だからさっと来て、すぐに出ることができる。新宿に箱寿しは二つあり、北と南で、こっちの北の方でだけ供されるのが、カリフォルニア・ロール380円。東京でもっともお奨めのカリフォルニアロールといったら、この店のこれだ。最近始めたセットものが、棒寿し２切れとおぼろ？を噛ませた海老の寿司３個の組み合わせ。棒寿司の中では線が細いほうだろうか。脂の切れがよく、すっきりした後味。海老との組み合わせは的を得ている。ところで棒寿しに巻き付ける昆布は食べるものかどうか。ある名店の但し書きによれば、鯖を保護するためで食べるものではないらしい。昨日、どっちかまよったが、一緒に食べてみることにした。柔らかく、これはこれでいい。今度は外して一口、外した昆布を一口、と交互に食べる。これもまたいい。]]></content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/22008/evaluation/detail/198954/138084/">
<title>エディアールベーカリー</title>
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<description>最寄り駅：新宿三丁目/新宿/新宿御苑前;料理：カフェ/喫茶店/パン/ケーキ/デリカテッセン;平均★数：4.12500;得点合計：36pt;コメント数：11</description>
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<dc:date>2008-09-06T22:19:38</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
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<content:encoded><![CDATA[
採点：★5;コメント：セレブの名が、泣くような買物ではございましたが…
野菜のジュレ、キノコのマリネ、タルトタタン（洋梨のタタン仕立て）を。
予想に反して、ずしずしりと大胆なところ、はらはらりと繊細なところが、うまく組み合わさって、聞こえます、あの街の、あの広場（Madeleine）の足音が。
キノコの歯ごたえがそうですし、ドレッシングは、南フランスなお味の線を、きっちり出していらっしゃいます。
ジュレは、固さギリギリの感じで、お出しがすっきり、化学っぽいお味もいたしません。お野菜一つ一つ、切り方を違えて、浸し時間を、おのおの変えて、野菜嫌いの方なら、敬遠してしまいそうな組み合わせを、ジュレのうまみで食べさせる、ねらいが、しっかりしています。ですが、これに添える、少量のおソースがなかったら、半分で、食べ飽きていたでしょう。酸味が、素敵にマッチいたしました。
タタンは、えっ？クイニーアマンの生地？そういうのも、ありなのかしら？
オーブンペーパーを敷いて、その上に乗せて、アルミ箔でくるんで、少し温めてみます。生地のバターが弛んで、いくらか、キャラメリゼした洋梨との相性が、復活してまいりました。個人的な意見を申し添えれば、クイニーアマンをバリンバリンに焼いて、その上に、洋梨を密着させるほうが、ようございます。
でもあちらのかたって、空焼きもせずに生の状態の生地に、結構水分の出る果物を、がっちりこうめり込ませて、加熱で一気にまとめる、がけっこう好きなんですよね、シェフの前で、こうして？と主張しても、曲げることは、ございませんでしょう。
洋梨ですが、ごろごろして、ジューシーで、甘くて、苦くて、濃いです。香りの中に、スターアニスが、顔をのぞかせます、ああ憎らしい！
それにしても、あちらのエディアール、お向かいさん（フォッション）と比べると、四畳半くらいの大きさなのよねーっ。ささやか過ぎて、あなたも素通り？「こっちは、今度で、いいか」わかります、その気持ち。もしよろしかったら、あちらで、ご一緒いたしません？ヤスコがエスコートさせていただきます。]]></content:encoded>
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<title>エコール・クリオロ</title>
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<description>最寄り駅：千川/要町/小竹向原;料理：ケーキ/パン/チョコレート/カフェ/タルト・パイ;平均★数：4.13158;得点合計：190pt;コメント数：42</description>
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<dc:date>2008-08-10T14:59:23</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★4;コメント：パティシェリアに新しく加わった「エコール・クリオロ」。なんかぱっとせんね、というのが第一印象。お菓子もそうだし、シェフの写真映りが悪い。まあたいしたことなさそうだ、と思った。ショートケーキがあるし、ロールケーキもある。なんかこの人、モンブランやりそうだなぁってな具合。（同じようなことばかり言っているけれど）モンブランというお菓子があることを、パリの人たちは知らない。あれは限りなくフランス菓子じゃないもの、に近い。試しにカフェに入ったら、隣の人に聞いてみるといい。エスクヴゥサヴェ…とか…セパラモンターニュ…セタンガトゥ…とか…ルプリュポピュレールオジャポン…とか言って。答えは、ノン。当然ダワナ。だって菓子屋で売っていないものを知りようがない。ロールケーキもそう、ショートケーキもそう、シュークリームもそう、プリンもそう。ないものはない。仏蘭西菓子通とかいう御仁、要は自国で深川飯のことばっか語ってる外人の日本料理通ということになる。はっ？お前の言うことはあてにならない？そりゃそうだろうけど（笑）。ただいつもシェフの２点だけでは（オーボンヴュータンのアナナスのお菓子はブラマンクの野獣派みたいだった）ものたりなく、グラス盛りに手を出した。グラス盛りのデザートっていうのは、投資家にとってのディフェンシブ銘柄みたいなもので、失敗が少なく、見たままの味がする。でも、驚きはない。見た目の印象を上回ることはめったにない。そんなわけで「マンゴープリン」に印を付けた。まず酸味をかなり効かせていて、トロピカルフルーツの甘い風味をうまく立たせている。上に乗っかってるシャンティは、ココナッツクリームを合わせてあるみたい。ここまでなら見た目通りなのだが、その下の一層がなかなか渋い。あっそうか、ではあるけれど、なかなかコレ思いつかないよ。ここに隠し技を入れるちうのは。コレのせいで、全体トロピカルな雰囲気が盛り上がってくるし、食感のアクセントにもなるし、東南亜細亜と仏蘭西がうまく共鳴している。次は定番らしいチョコレートケーキで。あっモンブランは作らないでね。]]></content:encoded>
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<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/325868/evaluation/detail/197318/136419/">
<title>ル・ブーランジェ　ドミニク・サブロン</title>
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<description>最寄り駅：赤坂(東京)/赤坂見附/溜池山王;料理：パン/サンドイッチ;平均★数：3.71429;得点合計：33pt;コメント数：12</description>
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<dc:date>2008-08-01T00:33:18</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★2;コメント：　別に行列なんかできていなかったよ。できていた方がいいかい？ぼくはね、ないほうがいのよ。行列ってのは日本人にとっての思考停止装置みたいなもんだね。いいものを、すきなときに、すきなように食べるのが一番で、ほかの人なんてどうでもいい。左右をきょろきょろして要領よくゲットなんてのは下品よ。そんなふうにあおるのが商売の方程式になるのを見るのはつらいものがある。
　この店、少し前に、というか開店直前だったか、雑誌で大きく取り上げられていた。パリ、ナンバーワンとか。そうかね。パリの人間はガイドブックを見て日常的に消費するものを買いに行ったりはしないぜ。どうせなら向こうで、通りがかりの人に、ここ一番なんですか？と訊いてみたらいい。誰も知らないよ。知ってることは下品なことで、あちらの方は上品じゃないすか。堂々と知らないことを知らないと言えるし、興味がないわけで。順番があるとすれば、自分の中で何番目か、それだけ。ガイドで好きなパン屋が145位で、その隣が1位だとわかっても、終生145位に通いつづけると思うよ。やせ我慢じゃなく、個人主義というのはそのくらい強烈な、芸術的なものなんだ。パリ通といわれる人たちがいるよね、この国に。でも彼らはパリに何十年住んだところで何もつかめない。個人主義に叩きのめされて追い詰められた経験がないからさ。惨めな自分を見たことがない。ものの味だってわかりっこない。それなのに知ったふりをする。知らないと言えないんだな。知らない自分が主張できるものは何もないからさ。でも、パリの人間は知らないことを自分の原点として語り始めるわけで、知ってる自分は何も主張できないから、それで自信たっぷりなわけ。
　このパン屋は14区に店を出して、次に５区に「ブーランジェ・ド・モンジュ」を開いて、一番とかいうのになったらしいね。だいぶ前の自分のブログにも少し書いたけれど、モンジュ通りが坂になって、もう一つの細い通りと交わる二股のポイントがあるのだけど、そこに「ブーランジェ・ド・モンジュ」がある（その道は、洒落じゃないが、ブーランジェ通りっていう）。いいかい、別に普通のパン屋だよ。偶然見かけたら、入ってもいいし、特に入らなくてもいい。近所の在住者にしても、そこから少し下れば、左手にカイザーがあるわけで、むしろ勢いがあるのはこっちの方。もちろんカイザーがいくら有名になっても、「ブーランジェ・ド・モンジュ」に通いつづける人もいる。そういうこと。カイザーだって、たしか日本に初めて出店した当時は、パリナンバーワンの…と言われていたけれど、あの店、相撲に例えれば、技能賞を何度も取るタイプの小兵力士で、藤ノ川とか（知らない？）、大関になる前の先代の貴乃花とか、現在の安馬とか。まあ、これからも黒船が次々に来航しつづけるってことだろうけれど、日米修好通商条約は、たしか1858年7月29日に締結されたはずだから、今ちょうど、150年たった！あんまりかわらないよなーっていうか、明治の人間の方が、気骨ってものはあったな。軍艦や大砲はどうでもいいけど、知性がもっと活躍してくれれば、この国は住みやすくなるのではないの？
　というわけで前置きが長すぎたが、店に入った。で、いきなり、ご注文の体勢に入らされた。ドア前が、即注文の場所なわけ。後ろに２人入れる程度で、３人目くらいからは、お外に待たされるってこと。入れてあげようよ。雨の日だってあるんでしょ（笑）。小さなバゲットと小さな天然酵母のパンを買ってみた。パンの種類は少ない。とにかく小さい店で、空間の切り取り方がうまくなく、棚のスペースが限られているし、裏の厨房も、かなり狭っくるしいみたいで、品数が限定されるのは仕方がないが、品数＝パン屋の魅力というところもある。それと、一押しをわかりやすいところに置いたらどう？入って、店の左端に立たされてすぐに注文をするわけだけど、このとき客の視野は右端を十分にとらえられない。そっちの方向の壁際の高い位置に、もっと色の濃い良さそうなバゲットがあるのを、会計のときに（レジは右端）見つけた。気がついたら、こっちを買っていたかもしれない。バゲットは白っぽく、焼きが浅く感じられる。実際には適切な焼成だと思うが、オーブンの下火がきいていない。パンの底部が頼りなくて、パリのバゲットの臨場感を多いに損ねている。乾き過ぎで、味が薄く、水分が表面から飛び過ぎていて、痩せた印象。直送という小麦粉に原因がある。問題があるという言い方はしない。なぜならこういうパンは、脂肪分の多い濃厚な味付けの料理によく合うから。しかしこの国ではパンの需要はもう少し違うところにあって、もっとパンそのものに厚みがなくっちゃだめなんだ。薄っぺらいのよ。この粉、カンレミ種でしょ。フランスでは人気のある品種だけれど、ラードを練り込んだリエットとか、クリーム系のソースとか、塩漬け肉と豆の煮込みとか、重い料理とはっとするくらいのコントラストが生まれる。パリの食の基礎的な部分が東京では欠落しているのだから、粉を考え直したらどう？パリでそこそこのパン屋なのだから、本店と同じにこだわる必要はない。もう一つの、天然酵母のパンだけれど、こっちは郷愁を誘うという程度の風味は持ち得ている。だが、やっぱり下火の弱さがたたって、作りがちと軽い。試食で食べたレーズン入りのは、中心に火が通っていなかった。酸味のアタックはなかなかのもので、繊細さがある。デリケートで優しく、突き放す感じはない。でも、そのくらい力強いほうが好きだね。プージョランの31年ものの天然酵母とか。一番とか二番とかはさておくとして、偉大さを感じさせてくれる職人を常に探していて、まず厨房にいつづけること、が絶対条件。ぼくが尊敬する職人は、全員無冠の人だ。]]></content:encoded>
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<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/311351/evaluation/detail/196423/152015/">
<title>シニフィアン・シニフィエ</title>
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<description>最寄り駅：三軒茶屋/池尻大橋/西太子堂;料理：パン/タルト・パイ/サンドイッチ;平均★数：4.50000;得点合計：43pt;コメント数：12</description>
<dc:coverage>139.40.58.35435.38.24.688</dc:coverage>
<dc:date>2009-03-16T23:04:01</dc:date>
<dc:identifier>152015</dc:identifier>
<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★5;コメント：　出が遅いせいで、狙いの「チャバタ」たいてい売りきれている。その日は渋谷から歩こうと思い立ち、おかしいおかしい、ないないと思っているうちに駒澤大学を通り越していた。後戻りにしてようやく左折の（引き返したので実際には、右折）ポイントを見つけ、日が暮れたころに辿りついた。めぼしいものはなく、消極的に食パン、すなわちパンドミのハーフを頼んでみた。すでにハーフに切ったものが棚にあり、店員の方（なかなかの美人）に切る面倒をかけたくないという理由もあった。ところが手付かずの一本をハーフに（綺麗な手で）切ってくれた。値段が高いだけでなく、実質のある店はこういう細部に他の店とは違った何かを発見できるものだ。渋谷の改札を出てから２時間が経過していたが、その甲斐があった。帰宅後、手作りのジャム、アカシヤのハチミツ、スペイン産オリーブオイルという小道具を揃えて、なまで、そしてトーストで検分してみる。皮に触ったときから感じていたが、生き物のような手応えで、確実にパンの呼吸の音が聞こえる。ここまではありえても、焼いてもまだその生きた感じが残っているのが信じられない。フランスパン的内相で、がっしりした感じと素直にほどける感じの両方がある。先日伊勢丹の催事場で見かけ、パン・ド・ブランという褐色のシリアルのようなものが入ったパンを選んでみた。パンドミのバリエーションのようで、骨格が違うことはすぐにわかった。甘味だけでなく、ハム類との相性がよく、さらにフランスパン的で、噛むごとに感動がある。胃に収まるとお喋りをしかけてくると言いたいほどに余韻が長い。今、一番気に入っているパンが、パン・ド・ブラン。]]></content:encoded>
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<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/1837/evaluation/detail/196140/135291/">
<title>パティシェ イナムラ ショウゾウ</title>
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<description>最寄り駅：鶯谷/日暮里/根津;料理：ケーキ/チョコレート/タルト・パイ/アイスクリーム;平均★数：3.81707;得点合計：427pt;コメント数：88</description>
<dc:coverage>139.46.35.91135.43.10.510</dc:coverage>
<dc:date>2008-07-06T15:19:21</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★1;コメント：客は店にいったん入ったが最後、いっこのダンボール箱の屈辱に甘んじなければならない。高価な化粧紙で包まれて最高の笑顔で見送られれば我慢したくもなる。しかし、結局のところどんな意匠を施されようが、ベルトコンベアのダンボールはやはりダンボールなのである。くどくど精神論的背景を述べたのは、基本技術が劣っているから。まず、遅い、いくらなんでも遅過ぎる。客を見ていないから、順番を平気で間違える。しかもどうも本人たちはそれを当たり前だと勘違いしている。そう思わせているのは他でもない、祭壇の中の煌きではないか。聳え立つといえばいささか大袈裟だが、ショーケースに向かい合うと嫌でも目に入るのが、1993年クープドモンドの表彰楯、トロフィー、メダルの類。接客担当者の目線が高いところから客を見下す方向付けになるのもやむをえない。彼女たち、一見チームワークが良さそうに見えるが、客に対する畏れから出発してそれを克服するという過程を踏まえていないから、どこか呑気で、ある意味非常に冷淡である。それもそのはず、祭壇に奉られた偶像的価値の申し子なのであった。頭に来たので、それを（賞状の文面を）じっくり読んでやる。店の外には高級車が停まってるから、噂通りマダムマダムした客層が多いのだろうし、そのときもそれらしき方々がいたが、そういう客はフランス菓子に心底惚れ込んでいるわけではないし、フランス語を読めるわけでもない。祭壇は良しとしよう。ならば文面を読む行為に非はないだろう。だから、意地になってでも、会計を急かされようと、外に行列ができようと、賞状の文面を読んでやる。結果から言えば字が自分にとって小さく、うまく読むことはできなかった。また結束力の強い彼女たちの無言のプレッシャに負けた（それほど恐かった）。だが、とにかくがんばって大筋を把握した限りでは、このときのイナムラ氏をはじめとした日本チームに対する賛辞はとくに記載されていなかったのである！入賞、何位、という客観的な評価、まして優勝の文字を見つけ出すことはできなかった。これは、世にいう参加賞だろう。
　肝心のお菓子に話を移そう。手堅いというのが第一印象。熟練の手腕。培ってきた技術で形に落とすことはできている。ただ魅力がない。商品の種類が少なすぎる。ケーク、マカロン、と一通りはそろっているが、アイテムを絞りに絞ったというより、どれも「銘菓」として落ち着けようという意図が明白なのである。つまりは商品性の突出だ。フランス菓子は時々のインスピレーションを掬い取る種目、それを間違えると腰が据わってはいるがイメージの跳躍力の乏しい、パッケージ、ネーミングといった表象原理の下に一つのお菓子が本来のダイナミズムを失って静的に配置されることになり、東京ばななや鳩サブレと同等の、おつかい物に喜ばれる「品」に堕してしまうのである。フランス菓子はもっと自由なものだ。ワクワク感を与えるものだ。パッケージなしで人の心をつかむものだ。店作りの基本に流れるこういう空気が、冷蔵ケースの中にまで入り込まなければならない。特に駄目だったのは、アプリコットのタルト。果物が崩れて、ほぐれて、クレームと、パイ生地と、一つに溶けないといけない。ほぐれる前、崩れる前に、アプリコットの命は終わっていた。]]></content:encoded>
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<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/301239/evaluation/detail/194474/133638/">
<title>らーめん文蔵</title>
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<description>最寄り駅：三鷹/武蔵境/吉祥寺;料理：ラーメン一般/つけ麺;平均★数：3.75000;得点合計：42pt;コメント数：6</description>
<dc:coverage>139.33.55.33235.41.51.364</dc:coverage>
<dc:date>2008-06-01T17:48:07</dc:date>
<dc:identifier>133638</dc:identifier>
<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★2;コメント：太宰治記念館の斜め前で、土日は結構長い行列ができる。券売機はなく、店の二人はご夫婦かと推測する。カウンター一本で、小呈に見えたが、奥行きがあり、特に客数を絞っているという感じはしない。らーめん、得らーめん、そのつけめんバージョン、中盛り、大盛り、エビスビール小壜、つまみ（チャーシュー、メンマなどラーメンの具材）というメニュー構成。営業時間は、昼のみの売り切れ仕舞いに変わっている。丼の縁に澱のように貼りつくのは乾物の粉末で、これがスープの中にまで回っている。丸ごとの魚から出るじんわりとした旨みを取り入れたら、と思う。ガラは豚骨だろう。深いところを狙い切れていないという印象だ。加熱時間は長く、白濁しているが、線が細い。旨みは乾物の粉末で十分なところに、化学調味料を加えているようだ。両者が重なると、発散する力で舌の先に入ってきやすいが、同時に口が飽きるという欠点をともなう。いい味は、そそっかしく、すばしっこい、ということはない。遠くにいて、動きはゆっくりもったりしていても、じわりじわりそばに着実に寄って来て、舌よりもむしろ胃壁から全身に染み渡る感じのものである。手本としたのは、青葉と東池袋大勝軒だろう。中華そばの雰囲気よりもラーメン色が強い分、後者の影響の方をより強く感じる。そこで問題の麺だが、これは感心しない。蛋白含有量の多い粉を使い、捏ね過ぎている。この結果、不必要な弾力が生まれて、麺とスープの一体感が得られない。東池袋はもっと薄力粉主体の配合のはずである。全体によく整えてはいる。しかしレベルが上がった、とされる東京ラーメンの馬脚の部分はメンマで、この店のにも弱点が見える。チャーシューの仕事は、もっと染み込みに気を遣ってほしい。繊維が目立ったが、それなら、逃げた肉の旨みをタレかスープに生かしているという主張で、客を説得する必要がある。盛り付けには、美意識が欠けている。といっても雑とかではなく、丁寧である。だが、凛としたところがない。ただ均等に配置すればいい、というものではないはずだ。高さを意識するか、余白を生かすかのどちらかにすべきだ。「素知らぬ顔をしていやらしいほどの隠し技を随所に張り巡らせる」のが名人芸だとすれば、まだ優等生の素直さばかりが前面に出ている段階だろう。]]></content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/313241/evaluation/detail/194403/133561/">
<title>クリスピー・クリーム・ドーナツ</title>
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<description>最寄り駅：南新宿/代々木/新宿;料理：その他軽食;平均★数：3.43636;得点合計：217pt;コメント数：55</description>
<dc:coverage>139.42.11.86935.41.02.656</dc:coverage>
<dc:date>2008-05-31T01:41:37</dc:date>
<dc:identifier>133561</dc:identifier>
<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★1;コメント：地下鉄サリン事件が起こったころ、秋葉原と小伝馬町の間にあるオフィスに勤めていたものだから、車両故障と人身自己を除いた、人的災害による電車の遅延には必要以上に敏感になる癖があって、いささか旧聞に属する、国分寺駅変電所火災で中央線が運転休止に追い込まれたとき、総武線に乗って新宿駅に辿り着く手前で気分が悪くなり、乗降客から見放されたような、先頭車両からさらに八十メートル前方のエスカレータまで歩いて行って、人通りのまばらな新南口から外に出て、タイムズスクエア周辺をぶらぶら歩いて、ふとこんな気分のとき、人はドーナッツを食べたりするものだろうか、という疑問が私の脳裏をかすめたが、しかし「こんな気分」は一般化はできない極めて個人的な気分であって、それを根拠とする限り、食を超えた人間行動学あるいは文化人類学的考察を試みても無意味なわけで、そういうことにも気づかないほど鈍感で血の巡りが悪い以上、これから書き連ねることも全然信じるに値することを含んでおらず、読み飛ばしてもらいたいのだけれど、それでもその日その時その男に焦点を当てて行動を観察すると、とにかく男は大行列店として名高いこの店に事実近寄ったのであり、そうして次にしたことといったら、行列の長さと一人の一人の顔の峻別をすることであって、一瞥するやがっかりしたのは、なんと行列がない！のを発見して対象を見失ったからに相違ないが、去り難く尚も見守る角度を変えた視線を辿れば、そこにはプラカードを持った若いアルバイト風の男性が立ち、記されたメッセージを読めば、そこに絶対的な矛盾が存在したため、「こんな日に集まる客はどんな客」から「待ち時間のプラカード、10分の信憑性」に興味をシフトさせ、この店に入ろうという決心が生まれ、生まれた決心が男を勇気付け突き動かし、自分一人が入ろうと入るまいとどうでもいいじゃないか、という悲観論者特有のいつもの堂々巡りからも解放され、後押しされるように段差の低い階段を軽い調子で上ってゆくさまはピクニックの子供、まったくいい年をしていい気なものだと感心するが、いくらなんでも店内の三人では十分はかからない、あれは嘘だと心中で断じたとき、サービスと言いつつ差し出されたふにゃふにゃの温みの残る砂糖がけされた、少々ねじりの入ったそれを手に取って遠慮なく口に運べば、砂糖がしゃりしゃりして生地の咀嚼の前段階で剥離して滑り落ちて、味覚芽を甘味一辺倒でマスクされて、おそらくショートニングと呼ばれる動物性混合油脂ではなく植物油主体だな、と思わせた一点と作りたてという二点目を除けばため息だらけで、さてはこれが行列なしという現状の理由かと訝りつつ後ろを見れば、後か後から客が引き寄せられるように集まり、行列なしは謎を冠せられるべき一時的エアポケット状態で、プラカードで10分以下の時間表示の用意の必要を店側が感じていなかったと推察されたたちょうどそのとき、注文したゴーバナナ（この品名がよほど恥ずかしかったのか、男は口篭もり、店員に注文を二度も聞き返された）とホットコーヒーを受け取り（全部で四十秒しかかからなかったことに男は気をよくした）、２階につづく階段を上って行き、トイレに近い席にトレーを置き去りにし、最初に目に入った洗面台に早足で向かったところを見ると、ドーナツよりもこれに感心があったことになるが、と問い質せば決して否定しないだろうと思えるほど念入りに手を洗い、縦置きにしたアルミケースに目一杯詰め込んだ束の中から薄っぺらい紙ナプキンを抜き取ることとは対照的に、こうしたファーストフード点では異例とも言える水平に重ねたペーパータオルを軽やかに一枚取って水滴を拭い、よほど気に入ったのかもう一枚抜いて、席に戻ってしたことは実はただでもらったドーナツをこの紙で包んでぎゅっと握り締めたことであって、口に合わずに憎たらしかったのかとも見えるがそうではなく、男は小心者で、店の人に味が気に入らずに捨てる気でいることを悟られまいとするために取った小笠原流的作法上の必然性のためであり、ここで呼吸が落ち着き、ゴーバナナの前にホットコーヒーを一口すすれば、おおという素直な感嘆の声が漏れ、スタバよりもいいと呟きさえし、ようやくゴーバナナに向かう気力を獲得したかに思えればやはりその通り、大口を開いて、閉じれば、トッピングが丸ごと消え、歯形付きドーナツは原型をまったく留めないほど、中心に仕込んだクリームがどろっと流れ出て、指先ですかさずすくって唇ですするようにすると今度もまた、恥ずかしげもなくおおっとかああっとかいうのかと期待すると、うーんこれはいけない、という否定形で、本心を探って気持ちを代弁すれば、「バナナ風味のカスタードクリームに牛乳で卵黄を炊いた跡がなくコクが不足しているし、トロミはコーンスターチ」で、つまりは彼にとってはいかにも作りが安っぽかったので、さらに読唇術を働かせて不満の具体的な中身をもう少しつまびらかにする努力を継続してみれば、それによれば（以下推測でしかないが）トッピングがチップスで、柔らかな生地との間で段差が生じ、ハーモニーが阻害される、断じて生かセミドライでなければならぬ、そういう細部の調整なしには商品としての完成度は低い、アメリカンにしろフレンチにしろ和菓子にしろナンセンスと言えるほどの手抜き、究極的にはフレンチとアメリカンの間に優劣の差は存在しないという形而上学的思索のもたらした結果よりも事実は優先されるべき、フレンチを至上のものと考えアメリカンをばっさり切り落としていた自分のやり方に間違いはなくほっとした、であり、さらに一言付け加えれば、店内のサンプルはたしかに揚げたてで鮮度はよかった、だが名前を忘れたいこのゴーバナナは恐らく作ってから最低でも３時間、もしかすると５時間以上経っていたかも知れない、ガラス越しに見える生産ラインは全商品をあの場で作るというアピールのはずだがコケオドシではないのか、とまあ、彼らしい見解の石つぶてがびゅんびゅん口から放り投げられて止め処を知らない。]]></content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/8893/evaluation/detail/193609/132915/">
<title>たきたろう</title>
<link>http://gourmet.livedoor.com/restaurant/8893/evaluation/detail/193609/132915/</link>
<description>最寄り駅：三鷹/武蔵境/吉祥寺;料理：ラーメン一般;平均★数：3.63158;得点合計：80pt;コメント数：17</description>
<dc:coverage>139.33.50.18035.41.39.509</dc:coverage>
<dc:date>2008-05-18T12:21:38</dc:date>
<dc:identifier>132915</dc:identifier>
<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★4;コメント：　「あっ、やっちゃん、おひさしぶり」「あら、ことみちゃん！」というわけで女子大時代（横浜山手のF）のお友達と、三鷹で偶然再会しました。変わらないわね〜を互いに奮発して（太ったわねーっなんて言えません）、「お昼まだでしょ」とことみちゃん、「えっ大丈夫なの」とワタシ。結婚して１児のママになったことみちゃんの肩にはスリング、赤ちゃんのほっぺが少しだけ見えます。衣ずれを避けるためにあてがったタオルをよけて、お顔を見せていただきました(ー.ー)。まぁ〜かわいい。
　あいにく「きびや」が満員で、並びのこちらに。「いいお店ね、ぜんぜんらしくなくって」「ヤスコさん、今なにしていらっしゃるの」「携帯電話の手話を普及させるためのテンプレート作りを促進する会、ちょっと長いけど、NPO法人、なのね」旦那と三人で時々来る、しつこくなくさっぱりしている、隠れ家っぽ雰囲気がいい、とのことでしたが、まさしくその通り。曲がった幹の持ち味を生かした、大ぶりの切り出し板を合わせた、いい意味で粗野なテーブルが、落ち着いた民芸調の雰囲気を醸し出しています。女性客が多いのにも納得です。「いいお店ねｙ」「しつこくないでしょ、裏できびやさんと、つながっているんじゃないかしらってｋ」「ほんと、お蕎麦っぽいわねｙ」チャーシューは、肩ロースでございましょうか、繊維がみっしり詰まっていて、最初かちっとし、後でやわらかでございます。とろとろのを冷蔵庫でキンキンに冷やしているからでしょうか。きっと、肩ロースの脂肪は網目状に入りますから、これで固いテクスチャーが守られて、体温で初めてとろける具合になるのでございましょう。味の染み込みも均一です。
　「青味の茹で加減がいいのよｋ」「そうねｙ」「なにかしら、これｋ」「なにかしらｙ」「小松菜でしょｋ」「小松菜かしらｙ」「だって茎がぬるっとｋ」「よろしいわねｙ」「いいでしょｋ」「メンマも、全体に薄味でｙ」「ここのはそうね…ｋ」ここで、いいにおいにつられたのでしょうか、赤ちゃんが突然目を覚まして、ちょうだい、をします¨_)。まだ一歳と九ヶ月。離乳食には早すぎます。なのにおねだりがやみません。ご機嫌ななめの赤ちゃんにヤスコはハラハラのしどうし、スープのお味がわからなくなってしまいましたが、裏腹にママは落ち着いたもの、あやしつつなだめつつ、大泣きを無事に収めることができたのです(^o^)。三人でお店を出たときは、食事以上になにか大切なものをいただいた気がしました。
＊ことみちゃん、またいつかご一緒いたしましょう。冒頭で失礼なことを書いてしまってごめんなさいね。]]></content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/321212/evaluation/detail/193228/132538/">
<title>ポラリス</title>
<link>http://gourmet.livedoor.com/restaurant/321212/evaluation/detail/193228/132538/</link>
<description>最寄り駅：三鷹/武蔵境/吉祥寺;料理：パン;平均★数：3.66667;得点合計：11pt;コメント数：3</description>
<dc:coverage>139.33.52.16435.41.37.068</dc:coverage>
<dc:date>2008-05-12T23:20:13</dc:date>
<dc:identifier>132538</dc:identifier>
<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<img:item>http://storage.gourmet.livedoor.com/yakibushi100g/448925f4512166b3/56abae5a9517c320-l.jpg</img:item>
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採点：★4;コメント：三鷹のこんな外れにも結構なパン屋ができていた。基本ラインが充実していて、特に食パンは、ベストの中のベストと言っても過言ではない。水分が桁外れに多く、しっとりしていて、ここがすごいのだが、十分なざらつきを感じることができる。焼けばむらなく焼き色がつき、かりっとする表皮と絹のような緻密な繊維の、引きの強い中身とのコンラストを楽しめる。ジャム、蜂蜜とも良く乗り、吸い込みが良過ぎてだれるようなこともない。誰が考えたのか、このレシピの完成度はすごい、負けた、という感じ。三鷹市民にとっての一つの事件ではないだろうか。フランスパンは２種類あり、当然だが、店名をつけた「バタール　ポラリス」の方がこの店らしい。見た目に、いわゆるトラディショネルで、濃い目の茶の艶消しの肌の上に散る白い粉が、なまめかしくもあり、食欲をそそる。パンの基本は粉で、粉の基本は、淡白含有量と灰分（Tで表す）であるが、Tを高めるための秘策はと言えば（Tを高くもってゆくのが現代のパン作りの基本）、日清製粉のレジャンデールを混ぜること、となる。しかしなんとそれをやめてライ麦を５パーセント混ぜている。ライ麦の風味はなく、かといって個性を殺した風でもなく、うまく小麦と連携していて、先入観なしで食べたら、まさかと思うに違いない。酸味はなく、重厚に迫るわけでもなく、やはり水分の賜物だろうが、表皮が硬質で薄く、センスとしてすごく都会的でいい。攻める角度が、最初から他店とは違うという気がする。入ってすぐに喫茶スペースがあり、視線を浴びつつ中に進むと、その奥の少し暗い、喫茶と同じくらいの広々としたエリアにパンが陳列されていて、さらに右奥の広がりに厨房スペースをあてがっている。こういう設計は郊外ならではで、銀座では絶対に無理だろう。空間を意識した配置の中で、食パン、フランスパンよりも、クロワッサン、デニッシュ、各種菓子パン、リュスティック、壁際の膨大な種類のフォカッチャが目立っている。インスピレーション一発の冴え冴えとした感性の作品というのではなくて、とっつきやすい、なかなかによく工夫された、ファミリー層にも無理なく受け入れられる品々で、難解で人を寄せつけない、という類のパンはなく、その点、物足りないと言えば言える。栗の甘納豆を封じ込めた趣向のマロンパンは、生地の卵黄がよく効いていて推奨できる。苺のデニッシュは生クリームのようでヨーグルトクリームを使っている。無理なく、スムーズな口どけ。クロワッサンは、パリパリを意識し過ぎていて、自分の欲しいタッチとの差異は明確である。ただブリオッシュは、ア・テットで、これは上出来。フォカッチャはちょっと力一杯の感じがあるが、インカのなんとかというジャガイモを使ったものなど、やっぱりこれでいいのかな、というところもある。尚、ビュッフェを含め、喫茶の利用の仕方がわかりにくく、レジでは多少の混乱が見られた。]]></content:encoded>
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<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/306340/evaluation/detail/190135/129862/">
<title>タイフーン　カレーバー</title>
<link>http://gourmet.livedoor.com/restaurant/306340/evaluation/detail/190135/129862/</link>
<description>最寄り駅：初台/参宮橋/幡ケ谷;料理：タイ料理;平均★数：4.50000;得点合計：18pt;コメント数：4</description>
<dc:coverage>139.41.27.08935.40.40.130</dc:coverage>
<dc:date>2008-03-28T00:28:48</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★5;コメント：「マッサンマン・チキン」だよね、なんといっても。タイ南部の、なんでもイスラム系の人たちが好むカレーらしく、一見普通のレッドカレーのようだがもっと重厚感がある。タイ料理でおなじみの木のかけらみたいなスパイスとか、固い葉っぱとかも浮かんでるけれど、アーモンドのひきわりとかが入っているし、割とアニスを効かせていて、それでもやっぱり魚醤の香りも強く、北インドとタイの不思議な融合感覚を楽しめる。店構え、内装、プレゼンテーションはまるっきりカフェ風。椅子はベンチで、私が真中に座ったときは隣の客が席を立つまで文庫本を読んで時間を潰したが、足を片方ずつ抜いて出るような常連客もいて、そのへんのやりくりには店も客も相当苦労している。卓上には青唐辛子のみじん切り、ナンプラー、チャツネの器が置いてあって、ナンプラーをすくい取るための木のしゃもじが、それっぽくてなかなか愉快。このあたりは店を切り盛りする女性のセンスだろう。カレーの付け合わせは、定番のもやしキャベツ炒め。メニューは日替わりで、洋食屋風のじゃがいもと豚肉のカレーとか、豆とベーコンのカレーとか、フェジョアーダみたいなブラジル料理もあるし、サグチキンなんかは普通のできだから、タイカレーの名店とはあんまり思われていないらしいが、香りの立て方、全体の統一感、細部の突き詰め方が抜群で、日本人でこれだけ作れる人はいない、というかタイ人の作るタイカレーを越えている、と個人的には思っている（日本人が作っているとする根拠は、ごはんが麦飯のため。また作り手は男性であろうと思われる。なんかちょっと普通じゃないくらい濃い感覚があるため）。マッサンマンの他、「トム・カーガイ」も秀逸。ココナッツミルクは比較的穏やかでゴージャスな感じではないが、現地ではスープというかスープカレーっぽくご飯に掛けて食するもののようだ。この店はハーフ・アンド・ハーフが売りで、トム…を選んだ時は汁気の少ないカレーと合わせるのがいいだろう。尚、残念だがこの二品はほんの時たましかメニューに載らない。]]></content:encoded>
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<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/323194/evaluation/detail/189502/129331/">
<title>風雲児</title>
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<description>最寄り駅：南新宿/代々木/新宿;料理：ラーメン一般/つけ麺;平均★数：3.70588;得点合計：80pt;コメント数：17</description>
<dc:coverage>139.41.59.52135.41.01.000</dc:coverage>
<dc:date>2008-03-16T11:56:26</dc:date>
<dc:identifier>129331</dc:identifier>
<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★5;コメント：　武蔵野市、三鷹市、小金井市の範囲で地元志向だから、新しい店にはほとんど期待していない。大勝軒（中野、永福町。経営が違うらしいが、それは事実であって、私にとっての真実ではない。自分にとって真実らしい方を取るのがいい。この二つは同系の店なのである）、春木屋あたりは殿堂入りの店で、いい悪いはこなれてしまっていて、どちらでもいい。その割にはふらっとできたばかりらしい店に時々入るのは、心境から言えば化物小屋を冷やかす、に近いし、最近の東京のラーメン屋はだいたいがみんなそうである。散歩の途中でこの店が目に付いたときもやはりそうで、どれどれ、の後、やっぱりここも駄目だな、の第一印象であった。まず店の前に吸殻入れを設置してあるのがよろしくない。これで客のレベルが知れる。次に能書き、鶏がら、四国の塩、そういうのは伏せておいた方が、客の側で当てる楽しみが増えていい。まっさらでいると「なんだこれは」の衝撃が大きくなる。このときにそれまでのその人の内部の固定観念が壊され、立て直しを余儀なくされるが、こうして人間の洞察が一皮剥ける。繰り返すほどに、揺るぎ無い認識力を形成できる。ちょっとやそっとではぶれなくなるし、ぶれがない一点から垂直に下れば、深い思考が楽に可能になる。黒を基調とした店内、意外だったのは椅子のシートが白だったこと。券売機はもう非難する気持ちも起きない（店は悪くない、悪いのは、客の方だ）。だが牡丹（ボタンを誤って変換したがこの方が綺麗なのでこのまま使う）が異常に大きく、品数が少なく、見やすい。券売機の弊害と同時に利点は、牡丹の配置が店主の脳の中で、一目瞭然だということ。牡丹が整理されていなければ整理されていない頭でものを作っているわけで、味だって発展途上を越えることはない。しかもトッピング用の牡丹は小さかった。そして券売機の左右に生けた花である。黒塗りのカウンターに、七味を収めた紅色の壷が映えている。だが、肝心の作り手がいただけない。これじゃ美容院のあんちゃんじゃないか！しまった！騙された！こう心の叫ぶのを抑えられなかった理由を知りたければ、店に行くがいい。私としてはすぐにこの落胆をニュートラルに戻したのは、この方が操っているテボが、底の丸い、蕎麦屋が使うのよりも一回り小さい、簡単に言えば行列ラーメン店御用達の粗末なシロモノではなく、乾燥パスタを垂直に落として茹でられる、スクエアで、目が粗く水の通りがいい、籠だったから。職人の側から見れば、テボよりも何倍も重たく、使用性が極めて悪い。それをおして使っているからには、容積の大きな籠のほうが対流を起こしやすく、麺が吐き出した不要な澱粉質を外に流し、汚れていない水を取り込む理にかなった設計であることを知っていることになる。
　出てきたラーメンは、まず具に精彩がない。万能ねぎにも小さな？であった。しかしスープは抜群にいい。密で、詰まっている。瞬間遭遇ではなくアフターテイストに重点を置いた結果の味だ。これみよがしではなく、内容がある。へなちょこりんダブルスープと混同しやすいが、明らかに乾物は二系統を使っている。粉末と、魚体の比較的大きな魚。後者をオーブンで丁寧に炙っているはずだ。そうでなければ、絶妙なこんがり感に焦げの雑味を混ぜてしまう。均一に炙るには、真鰯、鯵、飛魚である必要がどうしてもある。粉末の足の短さという欠点をうまく補い、トロミ、粘性によるスープの沈みがちな印象に高いトーンを与えている。わかりにくいだろうが、一言で言えば、醤油なのに味噌っぽい味で、どろっとして濃縮感があり、キメが細かく、一口レンゲで啜った後、間を取ってから二口目をすすりたくなる、といった加減である。脂は目立たない。これは出汁の重みと、軽く高い香りの両極を往復させ、脂を感じさせないように設計したと言えるし、トロミを髄の多い豚ではなく鶏で出している点も含めて、この店のオリジナリティーになりえている。]]></content:encoded>
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<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/3399/evaluation/detail/188883/128822/">
<title>ポール・ボキューズ</title>
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<description>最寄り駅：東京/京橋(東京)/銀座一丁目;料理：パン;平均★数：3.68421;得点合計：83pt;コメント数：17</description>
<dc:coverage>139.46.17.83935.40.37.931</dc:coverage>
<dc:date>2008-03-02T11:50:37</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★2;コメント：　ボキューズ様ともうせば、まさにフランス至上主義の権化、このうえもなくパトリオティックでいらっしゃる、とお見受けしておりましたが…ジャーマンポテト、ジャーマンエッグ、「ボーキューズスペシャル」と銘打った食パンがカナダのメープル風味、その近くは角食だらけで、お奨めはカナディアンホワイトなるイギリス風の山形のパン。入って左手には、ピザが何種類かあり、山ほど積まれているのは何種類ものホットドッグ…。
　パイやクロワッサンがしっかりしていらっしゃれば良かったのですが、これまた精彩がございません。商品の表示欄に「ノルマンディー産の油脂を使った」とございましたが、解せません。ノルマンディーのバター、と言うべきでは？そう表示できないのは、ノルマンディー産のバターではなく、代替の油脂を使ったから、と勘繰られても致し方ございませんでしょう。もしバターを使っていらっしゃるのなら、そう表示された方が、消費者には親切ですわよね。もし、勘繰った通りでございましたら、ノルマンディー産である必要は、そもそもないじゃありませんか。「ごちゃごちゃ言わないで！馬けれゃいいでしょ！」の声も聞こえてきそうですが、そのような動物的な衝動とインテリジェンスは、縦糸横糸の関係でございます。どちらか一方だけでは、生地を織れませんでしょう？
　ボキューズ様の看板がございますれば、ひらまつさまが展開していらっしゃり、ミシュランのお星さまなどもいただいた、ボキューズ系カジュアルレストランの流れを汲むお店、と考えがちですが、どうもまったくの見当違いのようでしたわね。ちなみに同じフロアにボキューズのお惣菜屋さんがございましたが、ハンバーグ、またハンバーグは圧巻。ややお値段の張るビーフシチューは、バラ肉を使っておいでのようでしたが…あちらの方は、バラを使うことはございませんのよ！肩肉などの脂肪の少ないお肉をピケいたしますの！こちらのクオリティ、ボキューズ様の看板を外していただければ、まあまあそこそこの、許せる範囲のお店、ともうしあげることは一応できますが…ヤスコの普段の食生活の中心に座ることは決してございませぬ。]]></content:encoded>
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<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/3705/evaluation/detail/188514/128514/">
<title>メゾンカイザー</title>
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<description>最寄り駅：白金高輪/泉岳寺/白金台;料理：パン;平均★数：4.20455;得点合計：228pt;コメント数：42</description>
<dc:coverage>139.44.20.94035.38.25.058</dc:coverage>
<dc:date>2008-02-24T11:09:17</dc:date>
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<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★3;コメント：　カイザー本店のあるモンジュ通の近くに、ブーランジェ通り（パン屋通り）があり、実際にパン屋があった。その名も「ブーランジェ」。ここからさらに坂を上って行くと、テレビの取材番組がパリを代表する市場として取り上げるムフタール通りが、ニョロニョロっと果てしなく伸びている。行けそうで行けないのがムフタール。そしてカイザー本店も、なかなか辿りつけない。ムフタール通りが坂上ならここは坂下で、狭い道路がいり込んでいて、あちこちで五角形や六角形を形成している。頭の中の羅針盤がだんだん狂ってきて、どうどう巡りを繰り返してしまう。あんなちっぽけな店がカイザー本店のわけはないし…。
　パンはもちろん、客の出足にも目線にも、店員の手際にも、工房の職人の動作にも、銀色の翼がくっ付いているように見えた。偉大なるカイザー氏は発明家でもある。ルヴァンによるパン作りはフランスでは常識で、べつに彼がエキスパートというわけじゃない。彼は、ルヴァン・リキッド（液状の天然酵母）を発案して、安定して培養し供給できる装置を開発した。密閉タイプで、ボタンを押すとノズルからルヴァン・リキッドが必要な分だけ取り出せるというわけ（生地の状態で保管すると雑菌が入りやすく不安定になりやすい）。このルヴァン・リキッド、液種を使った19世紀のポーリッシュ法の影響を受けたと考えて間違いないだろう。というのも、カイザーのやり方は、培養した天然酵母生地のみをリフレッシュさせながらつかい続けるのではなく、本捏ねの段階でルヴァン・リキッドに生イーストを少量添加するのだ。こうして天然酵母オンリーでない、折衷的な、だからこそ独自性のあるトラディショネルなパン作りが復活した。でも、近所の「ブーランジェ」もカイザーと同じくらい流行ってるよ。カイザーへの一極集中みたいのはない。思い思いに自分のやり方を通す職人がいて、それを認める客がいるということになる。
　ためしに日本のカイザーで新製品の「ゆずのパン」を買って食べると、意外に皮がぱりっとしている。柚子のマーマレードを生地に練り込んだようなパンで、小ぶりのバタールのような外観、クープもちゃんと入っている。甘味があり、この生地なら丸パンの方がいいと思うが、尖がった形にしないと気がすまないのだろう。カイザーらしいという気がする。チョコパンはもう少し大きく、小さなバゲットといった風で、異様なほど真っ黒で、ココアが入ると焼いてもそんなに嵩が増えるわけでもなく、クープを入れているがやはり開いておらず、黒ずくめのサムライ集団が辻斬りにあったようで、痛ましくも、なかなかに真眩しい光景に見える。カイザーといえばエクメック。ここのは膨らみがいいようだ。なぜか新宿高島屋店のはぺしゃんとしている。蕎麦粉入りの「パリーヌ」は、パリ本店とは随分違う。向こうではバゲットに成形していた。皮が牛革みたいに厚みがあった。]]></content:encoded>
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<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/318791/evaluation/detail/188239/128300/">
<title>マイスタームラカミ</title>
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<description>最寄り駅：武蔵境/新小金井/東小金井;料理：デリカテッセン/地方物産販売;平均★数：3.00000;得点合計：3pt;コメント数：1</description>
<dc:coverage>139.32.28.90335.41.42.122</dc:coverage>
<dc:date>2008-02-18T00:46:55</dc:date>
<dc:identifier>128300</dc:identifier>
<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
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<content:encoded><![CDATA[
採点：★3;コメント：　カメラ屋でクリーニングに出したワイシャツを引き取る。魚屋に電球をくれと言う。電気屋に行ったら行ったで、塩辛を所望して譲らない。つるはしを振るう汗だくの土木作業員にビーズを通すのを手伝わせ、交通整理のお巡りさんには山に柴刈りに行って来れんかと頼む。人に道を尋ねられれば、即座にポケットの中の栓抜きを差し出す。そんな人に私はなりたいから、パン屋では馬刺しを注文し、肉屋でパンを買うことに抵抗を感じない。この店のパンは、最初はマイスター氏が焼いているのだと思っていたが、飛騨高山の無添加パンを標榜する店の委託商品である。無骨な全粒粉のパンが好みで、チュリンガー・ヴルスト、丸ボンレスを買ったときには欠かさない。直火を当てずに、オーヴントースターの余熱だけで温める。ディジョンマスタードに少量のエクストラヴァージン、多過ぎるくらいのパセリのみじん切り、ごく少量のタマネギのすりおろしを加えてかき混ぜた、自家製マスタードソースをたっぷり塗り、好みの豚肉加工品を乗せて、サンドイッチを作る。ガブっと食らいつく１口目がたまらない。ソースが残ったら、翌日ゆで卵のみじん切り、ケッパーを加えてソース・グリビッシュに仕立てておいて、またまたマイスター・ムラカミにやって来て、入って左手の惣菜売り場で合いそうな品を物色する。年初には、フランス直輸入の豚の血を宣伝していた。完売したそうな。一押しは安曇野豚のハム（現在は品切れ）。]]></content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/325597/evaluation/detail/187932/128052/">
<title>サンドーレ</title>
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<description>最寄り駅：阿佐ケ谷/南阿佐ケ谷/荻窪;料理：サンドイッチ;平均★数：3.00000;得点合計：3pt;コメント数：1</description>
<dc:coverage>139.38.11.02235.42.03.442</dc:coverage>
<dc:date>2008-02-13T00:05:54</dc:date>
<dc:identifier>128052</dc:identifier>
<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★3;コメント：　とにかく渋い。渋過ぎるくらいに昭和の匂いがする。中央線、阿佐ヶ谷でしかあり得ないロケーション、店構え。やや煤けた黄色いシェード、積み上がった牛乳壜の箱、ささやかな冷蔵ケース。危険を感じてはっとして左を見ると、鋭い視線の主は、国際的なスパイナー、ゴルゴ13。日本人もしくは日独混血と目される、Gの肖像画が掲げられているのだ。このどれ一つが欠けても、「サンドーレ阿佐ヶ谷南口店」は、たぶん成立しない。肝心のものがイマイチなら、わざわざ登録したりしないが、パンは切り立てでフカフカ、包装が丁寧で、いつ食べてもみずみずしく、生の食感を存分に味わえる。お奨めはタマゴサンド。オードドックスだが、変わりメニューもいろいろある。店主にミスターGはたびたびこちらにと尋ねると、静かに首を振った。「裏の銭湯には時々顔を見せるらしいが…」
　尚、「備考」欄に書いた通り、場所は、阿佐ヶ谷南口を出て線路沿いに右にだらだら歩いて、文化女子大学附属杉並中・高の数百メートル手前、商店街が途切れて、住宅街が始まったあたりになる。夜、周辺はほとんど真っ暗。]]></content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://gourmet.livedoor.com/restaurant/15672/evaluation/detail/187422/127660/">
<title>ラ・メゾン・デュ・ショコラ</title>
<link>http://gourmet.livedoor.com/restaurant/15672/evaluation/detail/187422/127660/</link>
<description>最寄り駅：有楽町/日比谷/銀座一丁目;料理：ケーキ/喫茶店/チョコレート/タルト・パイ;平均★数：4.33333;得点合計：193pt;コメント数：33</description>
<dc:coverage>139.45.54.86435.40.23.005</dc:coverage>
<dc:date>2008-02-04T01:09:42</dc:date>
<dc:identifier>127660</dc:identifier>
<dc:contributor>yakibushi100g</dc:contributor>
<content:encoded><![CDATA[
採点：★5;コメント：　フランソワ・プルミエ通り（rue Francois 1er）にできたチョコレート屋さんのことは、ヤスコ周辺（ソルボンヌの学友の方たち）にも噂がすぐに広がりました。その後６区のホテル・リュテシアの隣に出店されて（19 rue de Sevre）、こちらとのお付き合いが本格的にはじまったのです。ガラス越しに店内のディスプレイが一望できますが、足元に目を移せば、窓に反射するパリの空とエクレアのギラっと光るグラッサージュが交差いたします。ヤスコの心に深く焼き付いたパリの原風景といえば、これです。有楽町にお店ができたと聞いて、速めた足がぴたりと止まったのも、探しものがなく、落胆が大きかったから。ないのですよ！あのエクレアが。いったい、これは、どうして…。と考えてもないものはないのです、しかたございません。
　こうして決別以来三年の月日が流れ、ついに雪解けの機会が訪れました。どこぞのショコラティエのボンボンで頭がガンガン、息が苦しくなり、治療院のつもりで念願のドアをあけたのです。やっぱりこれてよかった！でも…（エクレアには目をつぶるといたしまして）接客はいかがなものかしら。キビシイかもしれませぬが、随分庶民的でいらして…ヤスコが嫉妬を感じるくらいでも、よろしいのかと。声掛けに熱心でいらして、親切な方たちではございますが。ギフト、箱入りをしばし眺め入り（18個入りが当時98Fでしたから、こちらの5,500円は現在のユーロ高を勘案しますと、まずまずでございましょう）、胸の高鳴りを抑え、コートはそれなりでもその下はカジュアル衣料といったお客さま方の間を縫うように、プラダを着た悪魔がボンボンのショーケースの前に立ちますと、選りすぐりの演奏者を従えたウィーンフィルの指揮者になったような心持ちがいたしました。
　ああ！何も変わっていない!!ある程度予想しておりましたが、ここまでクラシックにこだわるとは思っておりませんでした。ジョリカJorika、ファイガロ・ノワールFigaro noir、アナスタシアAnastasia、シベルタChiberta、ヴァレンシアValenciaの包み紙も同じ、一番好きなファウストFaustもそのまま、ヨーコYokoも、マイコMaikoも…
　ヤスコYasukoを作っていただけないかしら。
　それが無理なら、黒紫の唇、黒のマニュキアで、ファウストを忍ばせた箱詰めを意中のあの方に持参いたします。
*創業者のランクスさまは、ショコラの適温にこだわっていらっしゃり、シャンブレ（&quot;chambres&quot;、18-20度）を推奨しています。冬は温かいお部屋に持ち帰ってなじませた方がよろしいようですね。また、&quot;Pour accompagner votre degustation, l'eau vous permettra de passer d'un chocolat a l'autre, laissant tout leur arome s'exprimer.&quot; とおっしゃり、お味見のおともとして、一つのショコラからもう一つのに移る際、水を飲むと、ショコラの持つ固有のアロマを最大限に発揮させることができる、と説いています。日本語にしますと「水で清める」感覚でございましょう。]]></content:encoded>
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