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<title>季乃下</title>
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<description>最寄り駅：湯島/上野広小路/上野御徒町;料理：寿司;平均★数：5.00000;得点合計：5pt;コメント数：1</description>
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<title>季乃下に対するfurutoneのコメント/評価</title>
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<dc:date>2006-01-11T10:04:10</dc:date>
<dc:identifier>88764</dc:identifier>
<dc:contributor>furutone</dc:contributor>
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採点：★5;コメント：●05-03-09訪問　★全写真と店舗写真はブログに掲載★
（写真１段目）剣菱温燗、玉子・煮凝り、白海老
（写真２段目）鮪・子持昆布・サーモン・蛸・白海老の一皿、炙り烏賊、銀鱈西京焼
（写真３段目）下足柚子載せ、三色巻物、三色巻物拡大
（写真４段目）イクラ・小柱、燻りがっこ・山芋梅酢漬け、（追加）こはだ・鳥貝　　

ちと、古い訪問記で恐縮である。
この日は会社帰りにＪＲ御徒町駅で降り、湯島女坂下の寿司屋、季乃下へ。
夜ともなると、湯島もちょっと入って女坂下まで来ただけで、上野広小路から湯島天神下交差点辺りまでの喧騒が嘘の様に、静かでしっとりとした闇に覆われる。
そんな中、煌々と路上に明かりが漏れる季乃下の店構えは、凛として、しかしどこか女性的な清楚な佇まいを見せる。
自然と、今日も美味い物をご馳走してくれそうだ…という期待感が沸く。

カウンターには一組の若い男女が、ワインを飲みながら寿司を摘んでいる。
店主の木下さんの前、カウンターの一番奥の角に腰をおろした。
どうやら２階座敷では宴会らしい。
聞くと、送別会が行われているとの事。
若い人達だから、安い値段で腹が膨れる様にしてくれとの注文らしい。
それにしても木下さんも中島さんも落ち着いている。
…いや、落ち着いている様に見えた。

僕は剣菱の温燗を頼み、木下さんにお任せする。
こうなると、もう木下さんの独壇場である。
ゆるゆると酒を飲み、冷えた身体を温めながら、頃合いを計って次々と繰り出される肴に舌鼓を打つ。
以前も記したが、お任せで出してくれる肴が美しく、美味いのが、この店の美点である。載せる物を考えて皿の色や風合いを変え、笹を使ってみたりと、色彩センスは抜群である。
彩りの美しい肴は、本当に見ていても飽きない。
この店に女性客が多いのは、この肴や寿司の彩りの美しさがかなり影響を与えているはずである。

また、本当に、ひょいひょいと、いつの間に造ったのか、解らない手際で出してくれる。僕の様な１人客の場合には、気さくに、丁寧な言葉遣いで客に話しかけ、客を飽きさせる事が無い。
そうしていていながら、いつの間にやら料理が出来ている。

「そろそろ身体も温まって、落ち着いてきましたか？」
「そうですね。」
「じゃ、これを食べてちょっと待って下さいね。２階の団体さんのお裾分けです。端っこの切り落としですみませんが。」
と、三色巻物を出してくれる。
いつの間に巻いたのか、気が付かなかった。
「２階の料理もここでしてたんですか？」
「そうですよ。気付きませんでした？」
全然解らなかった。
そういえば、時々ひょいと、直ぐ横の裏方部屋に何か手渡していた様な気はしたが、その陰で息子さんが出来た料理を受け取り、２階へ持って行っていたのだった。
なるほど、安い値段で腹が膨れる様に、という注文に応え、奈良漬巻やサラダ巻といった三色である。
これらをパクパクと食べ終わると、その間に造ったイクラと小柱の軍艦巻を２貫ずつ出してくれる。
そして、息子さんがお茶を運んでくれ、前にも食べて美味かった山芋の梅酢漬けに、燻りがっこ（いぶりがっこ）が出る。
「どうです？お腹一杯じゃないですか？」
じゃあ一皿だけどうしても食べたい、と言う事で、こはだと鳥貝を追加する。
この店は酢の効かせかたはごく弱いのも特徴で、こはだは生同然。そして鳥貝はふっくら肉厚で艶やか。美味い。
「この時期の鳥貝の美味しさを知ってらっしゃるとは、食べ慣れてますね。」…木下さん、おだてるのも上手い。

●05-02-26訪問
　★全写真と店舗写真はブログに掲載★
（写真）Ａコース　①サラダ、②雲丹と子柱と鶉玉子の煮物、③海鮮小丼、④山芋梅酢漬けと漬物、⑤白魚と若布の和え物、⑥鮟肝、⑦刺身、⑧寿司、⑨蜆椀、寿司よりイクラ拡大　　
土曜日、連れと湯島天神の白梅祭りを観がてら、季之下に昼ご飯を食べに行く。
最初に座った時と同様に、カウンターの奥の端が空いていたのでそこに座る。
熱燗を貰い、Ａコースを頼む。
昼間からコースを頼むものだから、寛いだ雰囲気だった付け台のご両人、店主の木下さん、中島さん、ちと、慌て気味。オイオイ…といった感じ。
しかしそこは手馴れたご両人、他の客と僕等を手分けしてこなしてゆく。
僕等は木下さんの前に座っている訳で、木下さんの担当。
この日食べたＡコースの内容は、
①サラダ、②雲丹と子柱と鶉玉子の煮物、③海鮮小丼、④山芋梅酢漬けと漬物、⑤白魚と若布の和え物、⑥鮟肝、⑦刺身、⑧寿司、⑨蜆椀
であった。
どの品もこの店の特徴である、美しい盛り付けで、目を楽しませてくれる。
そしてこれらの料理の中で、ほおっ、と感じ入ったのは、雲丹と子柱と鶉玉子の煮物、山芋梅酢漬け、であった。
共に寿司に至るまでの、いわば前奏曲（プレリュード）なのであるが、先ず、雲丹と子柱と鶉玉子の煮物は、蛤の貝に盛り付けるという見た目の美しさ、可愛らしさは言うに及ばず、雲丹と子柱という個性の強い旨味を持つ２者を、半熟の鶉玉子で結びつける事により、妖艶な、セクシーな、といった形容をしたくなる濃密な味を作り出していた。その味は、今でも舌が覚えている。
そして、もう一つの山芋の梅酢漬けは、全く逆に拍子抜けするほど素っ気無い物。
梅酢に漬けた山芋を切って出しただけである。
ところが、見た目の淡い桃色の可憐さもさることながら、その何とも爽やかな味は、食べる前の予断をあっけなく覆してくれた。
この２品は、寿司店は割烹料理店の一種である事をよく示す好材料だと思う。
季乃下は、十分な下ごしらえの上で、客の前では時間を掛けず、ちょいちょいと造り出すさり気ない一品にこそ、最もその実力を示す店の良い例、であろう。
●05-01-09訪問
★全写真と店舗写真はブログに掲載★（写真）千切り大根のポン酢掛け、暇潰し２品（白魚若布、自家製烏賊の塩辛）、握り、松輪の刺身鯖寿司
土曜日、昼ご飯を食べにまた季乃下を訪れた。
先週と同じ特上握りを頼む。
この日は中島さんの前に座る。（店舗写真の方で手前に写っている方）
この日も温燗を頼んだので、サラダの後、「暇潰しにどうぞ。」とつまみを２品出してくれた。
１品目は白魚と若布の和え物。白魚の塩味のみで食べる。潮の香りのする一品。
２品目は自家製の烏賊の塩辛。マイルドな塩味で濃厚な烏賊腸（わた）の味を味わう。
つまみでちびちび飲み、いよいよ握りへ。看板の大きな穴子は美味い。
握りを食べ終わり、もう少し食べたいな、と、この日のお勧めと板に墨で書かれていた松輪の刺身鯖を頼む。
聞くと、ほとんど酢で〆ていない刺身同然の鯖だそうな。
出された刺身鯖寿司はとても大振りで、脂が乗っており、蕩けるような鯖であった。
これが松輪の鯖か、と感慨深かった。
●04-12-26訪問
★全写真と店舗写真はブログに掲載★
（写真上段）特上握り①鮟肝、②梅肉添え豆腐、③サーモン刺身
（写真下段）④握り、⑤アラの味噌汁　　
湯島天神女坂の下にある季乃下に時々顔を出すようになったのは、この日が初めてである。
ちょうど、居酒屋の名店シンスケがある道の並びにあり、斜め前にベリーダンスを見せてくれるインド料理店がある。
「湯島女坂下　季乃下」という何とも艶っぽい名前のこの店は、正に湯島らしい店、と思う。
１軒家の白いビルで、１階の清潔な佇まいは高級感が漂う。
入口の木の引き戸には硝子のスリットが入っており、中の様子が伺える。
引き戸の前にはお品書きが置かれており、明朗会計。
店内は清潔感に溢れ、明るい店内。
ご主人の木下さんと右腕の中島さんのお２人が付け台に立つ。
笑顔はとても優しい良い笑顔なのだが、普段はどちらかというと無口な中島さんと、柔らかい口調で客をリラックスさせるご主人木下さんの組み合わせは、何とも良いコンビである。
奥の厨房には息子さんが入っており、お茶や椀物を出すのは息子さんの仕事。
土日祝日の昼時などは女性客で賑うこともしばしば。
寿司屋には珍しく、女性が入りやすい店なのである。
やはりご主人の柔らかい口調と、中島さんの誠実な対応が一度訪れた女性客を常連にしてゆくのだろう。
寿司は、江戸前に限定した感じではなく、今風。椀物も美味いアラ汁を飲ませてくれたりする。売り物は、穴子と玉子焼き。
個人的には、玉子焼きにはそれ程惹かれないが、穴子は美味い。
そして何より嬉しいのは、値段も手頃である事だろう。
同じコースを頼んでも、臨機応変にアレンジして出してくれるので、それも楽しい。
２階で宴会があったりすると、その余りをお裾分けで出してくれたりもする。
同じ料金で品数が違う、などと野暮を言ってはいけない。
ここは粋で艶な街湯島の、女坂下、である。野暮は似合わない。
品数が違えば、材料でバランスを取ってくれている。
例えばこの日、連れと昼ご飯に立ち寄り、２８００円の特上握りを頼んだのだが、温燗の剣菱を併せて頼むと、楽しい世間話をしながら次々とつまみを出してくれる。
そして握り、椀。
つまみと握りで特上握り相当、という訳である。
昼時の客にでも、客に合わせて手管を変える。
寿司屋の醍醐味である。]]></content:encoded>
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