維新號への達人のクチコミ
●05-04-24訪問 ★全写真と店舗写真はブログに掲載★
(写真上)苔条蝦仁炒飯(青海苔海老焼飯)と野菜スープ全景
(写真下)苔条蝦仁炒飯 拡大、野菜スープ 拡大
ちと、古い訪問記で恐縮である。
肉まん、餡まん等といった中華饅頭で有名な維新號の銀座本店は、銀座7丁目と8丁目の間を通る花椿通りに面したMARUGENビルの隣のビルの地下1階にある。
明治32年創業の老舗であり、現在の銀座本店は昭和23年に開店している。
他に新宿支店、銀座新館等があるが、銀座本店は、唯一、中華饅頭を店内で食べられる店として知られており、ランチの中華饅頭と麺類のセット等は人気があるようだ。いわば、今でも維新號の味の原点を守っている店である。
この日、初めてこの銀座本店を訪れた僕は、歩道上に置かれた看板と、階段の上に掲げられている白地に赤い文字で維新號と大書された電光看板を目印に店を見つけ、細い階段降り口から階段を下りて店に入って行った。
店内は地上のビルから想像していたよりも広く感じ、四角いテーブル、丸テーブルの両方が広い部屋に置かれている。
個室は無い様で、ちょうど宴会の予約が入っていた様で、病院で使う白い鉄パイプに白い布を張った簡易間仕切りで、奥の長テーブル席を仕切り、宴会準備をしているところであった。
壁には大きな飾りが下がっていたりして装飾もされているのだが、間仕切りの仕方等から、どことなく食堂風の雰囲気があり、気楽に使う事が出来る店と言って良い。余談だが、日本橋の小洞天本店と同じ様な雰囲気である。(小洞天本店の訪問記は、カテゴリ「日本橋・八重洲界隈」に収録。)
席に着き、中国人の接客女性が手渡してくれた品書きを一応見るが、元々、食べたい物は決まっていた。
有名な中華饅頭付きのランチを食べに来たのではない。苔条蝦仁炒飯(青海苔海老焼飯) 1680円、これである。
手渡された品書きにある事を確認し、頼む。
僕の持っている本に写っているその炒飯は、ふんだんに使用された青海苔の緑がとても美しく、是非とも食べてみたかったのだ。
熱い烏龍茶を飲みながら待つ間、宴会準備の様子を眺めていた。店の従業員は、支配人と思しき男性以下、全て中国人である。良く知らないのであるが、維新號は「上海のやや南に位置する寧波料理」を基本にしているという事なので、その辺りの方なのだろうか?中国語にも色々ある事は知っているが、この店の方々がしゃべっているのは、どこの地方の言葉なのであろう?
…等と考えていると、青海苔の香りを漂わせた炒飯と、それに付くスープが来た。
青海苔の香りがする、と記したが、そんな柔な物ではない。もうもうと青海苔の濃い香りを噴き上げる炒飯、と表現した方が正しい。それ位、水蒸気と共に立ち昇る青海苔の香りは強い。ややしっとりしながらも、確かに炒飯と呼べるパラリとした物で、口に入れると、青海苔の味と香りで口中が満たされる。
味付けは、青海苔の風味を殺さぬよう、薄い味付けで、正に、青海苔を食べるための炒飯である。
そして炒飯の頂に載るプリプリとした海老も、薄い味付けで、海老を食べている実感がする。歯で噛めば弾ける様に千切れる食感が堪らない。
正に、海の香のする炒飯、であった。
さて、炒飯の添え物の位置付けながら、野菜スープも凄い。
何がすごいかというと、先ず器が大きく、丼と呼んで良い器に入っている。しかもなみなみと。
しかも、具の野菜はたっぷりである。このスープも優しい薄味の味付けで、少し冷ましてゴクゴク飲むと美味かった。喉で味わえるスープである。逆に言えば、薄味なので、チビチビ飲んでいると、炒飯の青海苔の風味に負ける様に思うし、第一、なかなか減らない。(笑)
僕個人の好みから言えば、薄味の炒飯に合わすなら、もう少し濃い味のスープの方が良いのだが、単体で見れば、美味いスープであった。
そんな訳で、お腹一杯、満足して店を出た。
中華饅頭も食べてみたいのだが、もう一度、あの炒飯も食べたい。
(写真上)苔条蝦仁炒飯(青海苔海老焼飯)と野菜スープ全景
(写真下)苔条蝦仁炒飯 拡大、野菜スープ 拡大
ちと、古い訪問記で恐縮である。
肉まん、餡まん等といった中華饅頭で有名な維新號の銀座本店は、銀座7丁目と8丁目の間を通る花椿通りに面したMARUGENビルの隣のビルの地下1階にある。
明治32年創業の老舗であり、現在の銀座本店は昭和23年に開店している。
他に新宿支店、銀座新館等があるが、銀座本店は、唯一、中華饅頭を店内で食べられる店として知られており、ランチの中華饅頭と麺類のセット等は人気があるようだ。いわば、今でも維新號の味の原点を守っている店である。
この日、初めてこの銀座本店を訪れた僕は、歩道上に置かれた看板と、階段の上に掲げられている白地に赤い文字で維新號と大書された電光看板を目印に店を見つけ、細い階段降り口から階段を下りて店に入って行った。
店内は地上のビルから想像していたよりも広く感じ、四角いテーブル、丸テーブルの両方が広い部屋に置かれている。
個室は無い様で、ちょうど宴会の予約が入っていた様で、病院で使う白い鉄パイプに白い布を張った簡易間仕切りで、奥の長テーブル席を仕切り、宴会準備をしているところであった。
壁には大きな飾りが下がっていたりして装飾もされているのだが、間仕切りの仕方等から、どことなく食堂風の雰囲気があり、気楽に使う事が出来る店と言って良い。余談だが、日本橋の小洞天本店と同じ様な雰囲気である。(小洞天本店の訪問記は、カテゴリ「日本橋・八重洲界隈」に収録。)
席に着き、中国人の接客女性が手渡してくれた品書きを一応見るが、元々、食べたい物は決まっていた。
有名な中華饅頭付きのランチを食べに来たのではない。苔条蝦仁炒飯(青海苔海老焼飯) 1680円、これである。
手渡された品書きにある事を確認し、頼む。
僕の持っている本に写っているその炒飯は、ふんだんに使用された青海苔の緑がとても美しく、是非とも食べてみたかったのだ。
熱い烏龍茶を飲みながら待つ間、宴会準備の様子を眺めていた。店の従業員は、支配人と思しき男性以下、全て中国人である。良く知らないのであるが、維新號は「上海のやや南に位置する寧波料理」を基本にしているという事なので、その辺りの方なのだろうか?中国語にも色々ある事は知っているが、この店の方々がしゃべっているのは、どこの地方の言葉なのであろう?
…等と考えていると、青海苔の香りを漂わせた炒飯と、それに付くスープが来た。
青海苔の香りがする、と記したが、そんな柔な物ではない。もうもうと青海苔の濃い香りを噴き上げる炒飯、と表現した方が正しい。それ位、水蒸気と共に立ち昇る青海苔の香りは強い。ややしっとりしながらも、確かに炒飯と呼べるパラリとした物で、口に入れると、青海苔の味と香りで口中が満たされる。
味付けは、青海苔の風味を殺さぬよう、薄い味付けで、正に、青海苔を食べるための炒飯である。
そして炒飯の頂に載るプリプリとした海老も、薄い味付けで、海老を食べている実感がする。歯で噛めば弾ける様に千切れる食感が堪らない。
正に、海の香のする炒飯、であった。
さて、炒飯の添え物の位置付けながら、野菜スープも凄い。
何がすごいかというと、先ず器が大きく、丼と呼んで良い器に入っている。しかもなみなみと。
しかも、具の野菜はたっぷりである。このスープも優しい薄味の味付けで、少し冷ましてゴクゴク飲むと美味かった。喉で味わえるスープである。逆に言えば、薄味なので、チビチビ飲んでいると、炒飯の青海苔の風味に負ける様に思うし、第一、なかなか減らない。(笑)
僕個人の好みから言えば、薄味の炒飯に合わすなら、もう少し濃い味のスープの方が良いのだが、単体で見れば、美味いスープであった。
そんな訳で、お腹一杯、満足して店を出た。
中華饅頭も食べてみたいのだが、もう一度、あの炒飯も食べたい。