フィッシュ [kiewpieくんさんのクチコミ]

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フィッシュ のクチコミ

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  • 評価:4
  • 4pt
料理
評価00pt
サービス
評価00pt
雰囲気
評価00pt
CP:コストパフォーマンス
評価00pt
  • フィッシュの写真・コリアンダーの香りとともに楽しむ 「ストリクト・ヴェジタリアン」@フィッシュ
  • フィッシュの写真・豆(チャナダル)カリー@フィッシュ
  • フィッシュの写真・コリアンダーの香り漂う豆カリー@フィッシュ
  • フィッシュの写真・メティ入りのプーリ@フィッシュ
  • フィッシュの写真・ヴェジタブル・カリー(テイクアウト)@フィッシュ
フィッシュへのクチコミ
[投稿日:2008/04/03
 赤坂アークヒルズ3Fにあるカレー専門店「フィッシュ」。
昼休みともなればEat-in、テイクアウトを含め、サラリーマンやOLの行列が出来る人気店として知られるカレーショップだ。

 毎朝9時にアークヒルズにあるオフィスに出勤してくる途中、隣接するANAインターコンチネンタル東京の2階通路あたりまでスパイスの良い香りが風に運ばれて漂ってくる。お店の入り口、レジ横の窓際にはステンレス製の大きなボウルが二つ。山盛りの生たまねぎが見える。聞くところによれば、「フィッシュ」で一日に材料として仕込みに用いられるたまねぎの量は、驚くなかれ、なんと30kg。数時間かけて、艶のあるアメ色になるまでじっくりと炒められるのだという。この店の看板メニューのひとつでもあるカリーコンビネーションの「チキン&キーマカリーライス」(普通盛り:980円)を一口食べてみて、なるほど合点がいった訳である。ベースとなるたまねぎに、生姜やニンニクのすりおろしペーストなどを加えてじっくりと炒めた旨みに、野菜を加えて煮込んだコクが加わり、一方ではスパイスのシャープでキレのある辛さがしっかりと調和しており、人気店たる所以の実力の片鱗を伺わせるような味わいだ。

 さて、私が着目しているもうひとつの点は、ヴェジタリアンメニューの充実度である。野菜カレーがあるところまでは、他のカレーショップとなんら変わるところはないが、通常の「ヴェジタブル・カリー」のさらに上をいく「ストリクト・ヴェジタリアン」なるものがメニューにあり、この「フィッシュ」、只者ではない雰囲気をプンプン漂わせている。純正インド料理屋であれば、サイド・ディッシュメニューに見かけることもある北インド風の野菜料理「サブジ」、はたまた、南インドではおなじみの全粒粉タイプの小麦粉を捏ねて油で揚げたパフ状の「プーリ」もあるではないかい!
これはますます怪しい。。アヤシイ。ということで、六本木近辺のインド料理屋から心は離れ、最近の関心はもっぱら、この「フィッシュ」に引き寄せられている。

 普通のカレーショップでは、見かけることのないこうしたヴェジタリアンメニューが充実している背景のひとつは、六本木・赤坂という場所柄、欧米系のオフィスワーカーが多いことも多分に影響しているのではないかと推察する。とくに、アークヒルズは外資系企業も多く、インド人のオフィスワーカーもちらほら。当然、彼らのライフスタイルのニーズにマッチしたメニュー構成を店側で考え出した帰結と考えてもおかしくない。そのひとつのキーワードがヘルシーな食生活だ。ということで、ここはひとつ、彼らインド人に見習って、半ば強引にも、なりきりインド人となり、「ストリクト・ヴェジタリアン」(普通盛り:900円)なるものを食べてみることに。

 余談であるが、現在、インドの総人口12億人のうち、イスラム系人口は約10%の1億2,000万人(=ほぼ日本の総人口に匹敵する!)、ヒンドゥ教徒は8割超の約10億人。一説には、ヒンドゥ教徒の約7割は、菜食主義者(ヴェジタリアン)と言われているので、少なく見積もっても7億人もの人々が普段の食生活は野菜を取り入れたオカズにチャパティやゴハンを食べていることになる。一方、ヒンドゥ教徒の残りの3割の人が非菜食主義ということになるが、彼らは何も毎日、マトンやチキンをガッツリとたらふく食べている訳ではなく、家族や親戚で何かの慶事があるときには、おおっぴらに肉食をすることが許されているという意味で、やはり普段の食事はヴェジタリアン中心であることが多い。これはおそらくイスラム系の人たちも同じような事情なのだろう。と、すると、インドは、やはり世界に冠たる「菜食主義(ヴェジタリアン)大国」なのである!

 さて、「ストリクト(Strict:厳格な、きびしい、完全な、全くの)」と言うからには、「ピュア・ヴェジタリアン」のピュアよりも語調がキツく、何やら狂信めいた宗教上の教義のような「原理主義者」的な響きを感じる。インドのジャイナ教だったか、詳細は忘れたが、彼らの宗教上の教義は一切の殺生をタブーとしているため、大根やカブといった野菜類でも根菜類は摂取しないんだとか。なぜか?根菜類は土中に根を張って植生しているため、土を掘り返して収穫することになる。とすると、土を掘り返す過程で誤って土中の虫を殺してしまう恐れがあるからだという。

 さてさて、カウンターでしばしオーダーした「ストリクト・ヴェジタリアン」と「プーリ」を待つ。「プーリ」は、メニューにあるものの、そうそうカレーと一緒にオーダーする人はさほど多くないらしく、「10分少々、お時間を頂きますよ。」とのこと。昼のピーク時間を外した遅めの時間帯だが、サラリーマンやOLがポツポツと途切れることなく来店してくる。注文はカリーコンビネーションの「チキン&キーマカリーライス」(980円)、あるいは「大辛チキンのカリーライス」(1,000円)がやはり人気の中心のようだ。注文が多いチキンやキーマは、カウンター手前に炊飯ジャーからライスを盛り付け、ポーション区画に分かれたカレー・ルゥのフード・ウォーマーから直にカレーをかけて、あまり待たせずに客に提供している。で、「ストリクト・ヴェジタリアン」はと言うと、少々、工数が異なるようだ。楕円形の白いシチュー皿のような器にライスを盛り付けるところまでは一緒だが、具材の野菜類である予めボイルした温野菜(じゃがいも、にんじん、いんげん、たまねぎ、セロリなど)をタッパーウェア容器から取り出してライスの上に盛り付け、そこに、カリーソースを厨房奥で盛り付けて運ばれてきた。トッピングにはフレッシュコリアンダーが刻まれており、ツンとよい香りが。ルゥの色も、以前食べてみたチキンカリーのダークな茶褐色とは異なり、明るい黄土色だ。一口食べてみると、たまねぎにウェットスパイス(生姜、ニンニクのペースト)を加えてじっくりと炒め、シーズニングにクミンシード(ジーラ)、さらに野菜のだし汁を加え、南インド風のカレーのようにココナッツミルクで煮込んだような、マイルドな仕上げではあるが、深みのあるコクと素材としての野菜の旨みが十二分に感じられる。ヴェジタブル・カレー好きな方にはハートに響く味だろう。実際にはココナッツミルクではなく、牛乳を加えている。「プーリ」(1枚150円)は、他の南インド料理専門店でミールスと一緒に出される全粒粉タイプの小麦粉を用いた、キャメル色の皮の薄くて軽いプーリと比べると、やや油がべちゃっと残る揚げ方をしており、まあまあというところだが、特徴的なのは、生地にメティの葉(フェヌグリーク)を加えているところか。

 この「ストリクト・ヴェジタリアン」、普通の「ヴェジタブル・カリー」(900円)と何が違うのか、比較のため後日食べてみた。「ヴェジタブル・カリー」のルゥは、チキンカリーほどのシャープでキレのよい辛さはないものの、普通にLittle Hotくらいのスパイシーさ加減はある。やはりカレーのベースとなるものは、たまねぎにウェットスパイスを加え、じっくりと炒めて旨みを引き出しているところは同じなのだが、野菜のだし汁とともに鶏ガラ(後で取り出す)を加えて煮込んでいるという。具材はほぼ同じく、ボイル温野菜のじゃがいも、にんじん、いんげん、ピーマン、スライスたまねぎだ。一方の「ストリクト・ヴェジタリアン」はこの作る過程において、全ての素材は野菜のみで作られている。牛乳を加えて煮込むことで、こちらはよりマイルドな仕上がりとなっている。
普通の「ヴェジタブル・カリー」がごくオーソドックスな作りに対して、「ストリクト・ヴェジタリアン」がベースも素材もすべて野菜、南インド風のマイルドな仕上がりといったところだろうか。どちらも平均以上においしいと思える味だ。

 さて、この「フィッシュ」のヴェジタリアンメニューには、もうひとつ最後に思わぬ伏兵が潜んでいた。それは、チャナ豆たっぷりの「豆カリー」(880円)。画像でもおわかりのように、見た目はスープカレーとまではいかないものの、ベンガル系カレーのようにゴハンと相性のいいシャバシャバ系で、盛られている器は厚手のスープボウルのような容器だ。トッピングは同じくコリアンダーが散らしてある。ライスは、白く丸い平皿に盛り付けられて、そこにブロッコリーとカリフラワーのピクルスが添えられる。ちょっと意外性があったのは、その酸味のあるブロッコリーとカリフラワーのピクルスで、これだけでゴハン一杯はかるく進むくらいにうまいのだ。チャナ豆もどっさり入っており、平均的なインド料理屋でフツーの豆(ダル)・カレーを食べるよりは、はるかに食べ応えと満足度は高い。最近では、このチャナ豆のカレーとカリフラワー&ブロッコリーの酸っぱいピクルスをゴハンに混ぜこぜにして食べるスタイルが気に入っている。即席で南インドの気分を味わいたい分には、そこにメティ入りのプーリを追加したり。

 と、こんな風に、人気のカレーショップで定番のスパイシーなチキンやキーマ・カリーとはちょっぴり離れて、また一味も二味も違うヴェジタリアンメニューをいくつか試してみると、実はかなり奥深いインドの菜食主義の世界の一端が見えてくるかもしれない。

広大なインド亜大陸のこと、こうした食文化やカルチャーの違い、あるいは東西南北といった軸の見方でインド料理に接すると、これがまた一括りで語ることのできないこのジャンルの食べ歩きの醍醐味でもあり、尽きることのない魅力でもあると思います。



  • 評価・・・料理
  • サービス・・・サービス
  • 雰囲気・・・雰囲気
  • CP:コストパフォーマンス・・・コストパフォーマンス

店舗情報を編集

フィッシュの登録情報

店名
フィッシュ
よみ
ふぃっしゅ
ジャンル
最寄り駅
住所
東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3F [地図]
電話
03-5562-4305
定休日
不定休

(不定休、アーク森ビルに準ずる)

営業時間
  • [平日]11:00 - 22:30
  • [土曜日]11:30 - 20:30
  • [日曜・祝日]11:30 - 20:30
平均予算
  • 昼: -
  • 夜: 1,000~3,000円
フィッシュのQRコード ケータイで左のQRコードを読み取りアクセスしてください。
登録者
ykさんyk
登録日
2003/06/19
更新日
2008/01/15

登録内容について

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テレビ番組で紹介されたお店情報
2009/12/01(火)
賛否両論

賛否両論(6)

評価平均・4.25000pt4.2pt

広尾恵比寿白金台 / 会席料理

  • 番組:スパイスTV どーも☆キニナル!
  • 出演:林家正蔵[9代目] / 西山喜久恵
湧水の里

湧水の里(1)

評価平均・4.00000pt4.0pt

北海道・ / 地方物産販売

  • 番組:SUPER SURPRISE
  • 出演:ウエンツ瑛士 / 山瀬まみ
2009/11/30(月)
湘南ゆるり。

湘南ゆるり。 桜木町クロスゲート店(1)

評価平均・4.00000pt4.0pt

桜木町馬車道関内 / ダイニングバー

  • 番組:カンブリア宮殿
  • 出演:村上龍 / 小池栄子
キルフェボン

キルフェボン 銀座(86)

評価平均・3.76667pt3.8pt

銀座一丁目銀座有楽町 / ケーキ

  • 番組:ハッピーチャンネル ドライブA GO!GO!
  • 出演:高木理恵 / 西田紘二
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