尾花への達人のクチコミ
私の実家は、うなぎが自慢の旅館です。小さかったころ両親は夜遅くまで厨房の仕事で忙しく、私は、毎日、隠居していた祖父母と夕ご飯を食べていました。祖父はうな重が大好きで、週に2度は食べていて、私も分け前にあずかっていたのでした。祖父が食べたいと言ってから、うなぎをさき、白焼きし、蒸して焼いた出来立てのうな重でした。
祖父母が亡くなり、当時の板前さんも他界しました。父と母が頑張って味を受け継いだけれど、小さいときの味とは違うような気がしていました。これは大人になって、いろいろなお店に伺っても同じ。ちょっとしょっぱい、ちょっと甘い。少し焼きが足りない、少し焦げすぎ…。だから、尾花のうな重を食べたとき、本当にうれしかった。これ、これ。この味、と。
お店に入ってから、ずいぶん待たないと、うな重は出てきません。つまり、私が小さかったときの板前さんと、同じ手間をかけてくれるのです。たれの味も私の家と同じで、甘めでやさしげ。白焼きから蒸しまで間がないから、皮までふっくらと仕上がるのです。うざく、う巻きが食べたくなります。白焼きもおいしい。でも、それをおしんこで我慢して我慢して、あのころに待ち遠しかった「じいちゃんのうなぎ」の味を思い出すのです。
祖父母が亡くなり、当時の板前さんも他界しました。父と母が頑張って味を受け継いだけれど、小さいときの味とは違うような気がしていました。これは大人になって、いろいろなお店に伺っても同じ。ちょっとしょっぱい、ちょっと甘い。少し焼きが足りない、少し焦げすぎ…。だから、尾花のうな重を食べたとき、本当にうれしかった。これ、これ。この味、と。
お店に入ってから、ずいぶん待たないと、うな重は出てきません。つまり、私が小さかったときの板前さんと、同じ手間をかけてくれるのです。たれの味も私の家と同じで、甘めでやさしげ。白焼きから蒸しまで間がないから、皮までふっくらと仕上がるのです。うざく、う巻きが食べたくなります。白焼きもおいしい。でも、それをおしんこで我慢して我慢して、あのころに待ち遠しかった「じいちゃんのうなぎ」の味を思い出すのです。