鬼嫁、訂正、カミさんの友人から薦められて、早5年以上、ようやく行く機会に恵まれました。イタリアンに関し、目から鱗が落ちた感じです。精密な火の通しがフレンチだけの専売特許ではなかったことを改めて感じました。
●素材への火の通し加減(10点)
かなり美味いです。素材ごとにピンポイントで見切っているのはもちろん、副菜(野菜)の一部に、未経験の火の通しを感じました。中心部はホクホクで蒸し・茹で系のニュアンスですが外はしっかりソテーされている感じのものです。素材の味と甘さが両立した逸品。謎の技法です。
●料理としての感動度(10点)
素材の旨味を優しく、しかし、しっかりと引き出してくれている点に感動です。特に、野菜の火の通しは、謎と相俟って非常に感動しました。
○コースの一例:シェフおすすめコース(税込\9,240)
前菜1 鮎と玉ねぎのマリネ:微妙に苦味を残した鮎と、飴色の玉ねぎのマリネ。玉ねぎは炒めたような色合い・艶ですが、食感は別、シャリシャリ感が残っており美味です。レーズンと松の実がアクセント。
前菜2 花ズッキーニのフリット、モッツァレラチーズ詰め:茎は濃厚なグリーンアスパラのような味わい、良い素材を入れる力のある店のようです。花の部分はモッツァレラチーズが詰められており、ニヤける美味さ。ソースはシーチキンを延ばしたような感じのもの(当然手作りでしょうが)、茎にも花にも良く合います。衣は気持ち薄めで、フリットとしても十分感動。
パスタ1 ホワイトアスパラと浅利:麺はロング・スパゲティーニという感じです。まず麺の茹で具合に感動。歯ざわり・麺の味とも絶品です。浅利も砂は一切口に感じず、ホワイトアスパラも旨味が十分残っており美味。(少し気になるのが、3月上旬って国産ホワイトアスパラの旬から外れているような・・・というか、走りにもなってないような気がするという点です。輸入物?にしては美味いのですが・・・)
パスタ2 そば粉の平打ち麺とちりめんキャベツのアンチョビソース:ちりめんキャベツは絶品。友人から「キャベツが美味い」と聞いていたのですが、期待以上(しかも旬ではないはずですが・・・)。単純な茹ででもなく焼きでもなく、中がホクホクで外がソテーっぽい火の通しがなされた、とても甘い逸品です。アンチョビソースも美味。ただ、そば粉の平打ち麺は、好みが分かれると思います。そばのニュアンスを感じますが、アンチョビに合うとは思えず、かなり不思議な味。平打ち麺自体は、話のタネとして一度、という感じです。
メイン1 手長海老のグリエ:中くらいの海老をグリエし、縦に割ってくれています。海老のグリエは、皮から身がホロリと剥がれるか、が大事な点ですが、本当に簡単に・綺麗に剥がれます。火の通しのポイントが見切れている証拠だと思います。触角・尾も焼かれた後はありますが全く焦げていませんし・・・。あっ、副菜のルッコラも美味でした(ご参考までに)。
メイン2 牛ロースのグリエ:美味いです。表面は少しカリカリ気味にしていますが、中は十分ジューシー。肉汁の旨味を堪能できます。ソースとの相性も抜群。そして、副菜も全般的に美味ですが、ここでも出ました、単純な茹ででもなく焼きでもない、中心部がホクホクで周囲がしっかりソテーされた感じのジャガイモ。参りました。
デザート アイス、ソフトババロア、シュークリーム、ティラミスの盛り合わせ。男性には少し甘すぎるかもしれませんが、十分美味。そして最後の締めの紅茶、美味いです。(荻窪
レストランハシモトを含め、最高の気分でラストスパートしていたら、ゴール直前の紅茶で躓いたという経験が多かったのですが、この店は十分美味。人材の層の厚さを感じます。)
●スーシェフのレベル(10点)
テーブルの数の多さと料理のレベルの高さを考えると、素晴らしいレベルのスーシェフだと思います。
●店の雰囲気(9点)
非常に清潔で上品。公式な会食から仲間内の打ち上げまでOK。居酒屋風の宴会だけは難しそうな雰囲気ですが・・・・
※このお店とは関係ないのですが、独り言を・・・。お聞き逃しください。
最近特に強く思うのですが、和食でも火の通しがもっと重要視されても良いのではないでしょうか・・・花板はもちろん、煮方より地位が下というのは、いかがなものでしょうか・・・
ソースがすべての「昔のフレンチ」はともかく、今は、少なくとも志のあるフレンチのお店では、(グラン)シェフが焼きを担当します。(パクリで恐縮ですが、NHK「仕事の流儀」で紹介された日本人三ツ星フレンチシェフも焼きの重要性を理解し、自ら焼きを担当しているようです。) 和食の世界の「焼き方」の地位がもっと上がれば、和食のレベルももっと上がると思うのですが・・・イタリアンでさえ(と言っては色々な人に怒られそうですが)、火の通しがここまで進化している以上、和食も決して遅れをとってはならないような気がします。和食の本当の姿を知らない若造が何を言うか、という御叱責は覚悟の上で、書かせていただきました。失礼しました。
●素材への火の通し加減(10点)
かなり美味いです。素材ごとにピンポイントで見切っているのはもちろん、副菜(野菜)の一部に、未経験の火の通しを感じました。中心部はホクホクで蒸し・茹で系のニュアンスですが外はしっかりソテーされている感じのものです。素材の味と甘さが両立した逸品。謎の技法です。
●料理としての感動度(10点)
素材の旨味を優しく、しかし、しっかりと引き出してくれている点に感動です。特に、野菜の火の通しは、謎と相俟って非常に感動しました。
○コースの一例:シェフおすすめコース(税込\9,240)
前菜1 鮎と玉ねぎのマリネ:微妙に苦味を残した鮎と、飴色の玉ねぎのマリネ。玉ねぎは炒めたような色合い・艶ですが、食感は別、シャリシャリ感が残っており美味です。レーズンと松の実がアクセント。
前菜2 花ズッキーニのフリット、モッツァレラチーズ詰め:茎は濃厚なグリーンアスパラのような味わい、良い素材を入れる力のある店のようです。花の部分はモッツァレラチーズが詰められており、ニヤける美味さ。ソースはシーチキンを延ばしたような感じのもの(当然手作りでしょうが)、茎にも花にも良く合います。衣は気持ち薄めで、フリットとしても十分感動。
パスタ1 ホワイトアスパラと浅利:麺はロング・スパゲティーニという感じです。まず麺の茹で具合に感動。歯ざわり・麺の味とも絶品です。浅利も砂は一切口に感じず、ホワイトアスパラも旨味が十分残っており美味。(少し気になるのが、3月上旬って国産ホワイトアスパラの旬から外れているような・・・というか、走りにもなってないような気がするという点です。輸入物?にしては美味いのですが・・・)
パスタ2 そば粉の平打ち麺とちりめんキャベツのアンチョビソース:ちりめんキャベツは絶品。友人から「キャベツが美味い」と聞いていたのですが、期待以上(しかも旬ではないはずですが・・・)。単純な茹ででもなく焼きでもなく、中がホクホクで外がソテーっぽい火の通しがなされた、とても甘い逸品です。アンチョビソースも美味。ただ、そば粉の平打ち麺は、好みが分かれると思います。そばのニュアンスを感じますが、アンチョビに合うとは思えず、かなり不思議な味。平打ち麺自体は、話のタネとして一度、という感じです。
メイン1 手長海老のグリエ:中くらいの海老をグリエし、縦に割ってくれています。海老のグリエは、皮から身がホロリと剥がれるか、が大事な点ですが、本当に簡単に・綺麗に剥がれます。火の通しのポイントが見切れている証拠だと思います。触角・尾も焼かれた後はありますが全く焦げていませんし・・・。あっ、副菜のルッコラも美味でした(ご参考までに)。
メイン2 牛ロースのグリエ:美味いです。表面は少しカリカリ気味にしていますが、中は十分ジューシー。肉汁の旨味を堪能できます。ソースとの相性も抜群。そして、副菜も全般的に美味ですが、ここでも出ました、単純な茹ででもなく焼きでもない、中心部がホクホクで周囲がしっかりソテーされた感じのジャガイモ。参りました。
デザート アイス、ソフトババロア、シュークリーム、ティラミスの盛り合わせ。男性には少し甘すぎるかもしれませんが、十分美味。そして最後の締めの紅茶、美味いです。(荻窪レストランハシモトを含め、最高の気分でラストスパートしていたら、ゴール直前の紅茶で躓いたという経験が多かったのですが、この店は十分美味。人材の層の厚さを感じます。)
●スーシェフのレベル(10点)
テーブルの数の多さと料理のレベルの高さを考えると、素晴らしいレベルのスーシェフだと思います。
●店の雰囲気(9点)
非常に清潔で上品。公式な会食から仲間内の打ち上げまでOK。居酒屋風の宴会だけは難しそうな雰囲気ですが・・・・
※このお店とは関係ないのですが、独り言を・・・。お聞き逃しください。
最近特に強く思うのですが、和食でも火の通しがもっと重要視されても良いのではないでしょうか・・・花板はもちろん、煮方より地位が下というのは、いかがなものでしょうか・・・
ソースがすべての「昔のフレンチ」はともかく、今は、少なくとも志のあるフレンチのお店では、(グラン)シェフが焼きを担当します。(パクリで恐縮ですが、NHK「仕事の流儀」で紹介された日本人三ツ星フレンチシェフも焼きの重要性を理解し、自ら焼きを担当しているようです。) 和食の世界の「焼き方」の地位がもっと上がれば、和食のレベルももっと上がると思うのですが・・・イタリアンでさえ(と言っては色々な人に怒られそうですが)、火の通しがここまで進化している以上、和食も決して遅れをとってはならないような気がします。和食の本当の姿を知らない若造が何を言うか、という御叱責は覚悟の上で、書かせていただきました。失礼しました。