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さて、店内は昔ながらの洋食屋さんという雰囲気。黒板には、「千葉さんのカツレツカレー 1365円」「元祖カツカレー 1050円」と書いてある。
待てよ、千葉茂のリクエストがきっかけでカツカレーが誕生したのならば、「千葉」と「元祖」が別にあるというのは、おかしいではないか。そう思って店員さんに何が違うか聞いてみたところ、「千葉」の方が肉がよいとのこと。なるほど、うまく考えたものだ。「千葉」で高い方に客を誘導しつつも、安い方を選んだ人をも満足させる。無意識に安い方を選んだとしても、「元祖に惹かれた。」と堂々と言うことができるのだ。我々はどうしたかと言うと、せっかくなので、「千葉」を注文。
さて、しばらくしてスープが出され、すぐにカレーも出てくる。こんもりと盛られたライスにカレーがかかり、脇にカツ。そしてキャベツの千切り。カツの半分ぐらいにカレーがかかっている。ルーは、挽肉が主体で、たまねぎの甘さがある。丁寧に作られた感じがする。カツはやや薄めではあるが、サクッと揚げたてでおいしい。このカツとカレーが合うのは言うまでもない。
カレーとカツ。今やごく普通の組み合わせ。しかし、「最近」になるまで誰も思いつかなかったのか。(日本にカレーが入ってからの食文化を考えれば、「最近」だろう。)そう考えると、この組み合わせが旨いと思いついた千葉繁はやはり偉大である。
今ではカツカレーどこでも食べられるし、この店のカツカレーが格段に旨いかというと、そうでもないのは事実である。しかし、ここで日本のカレーに変革が起きたのかなどと思いを巡らせながら、当時のままのカツカレーをいただくのもなかなか感慨深いものである。
その他の写真はブログにて掲載。
http://ameblo.jp/kareioji/entry-10084248363.html