パティスリー カナエへの達人のクチコミ
以前から素敵な本などを出版されていて、気になっていたパティシエール、小林かなえ氏のパティスリー カナエです。このパティスリーは京都にあり、特にマカロンが大人気です。また、店主の小林かなえ氏はリッツ・エスコフィエを卒業後、ホテル・リッツやオテル・ドゥ・クリヨン、アルページュ、ルカ・キャルトン(現サンドランス)などなどの名店で研修を積み、京都にパティスリー カナエをオープンしました。著書も多く、可愛らしいパリのお菓子やお店を紹介、さらに自作のルセットもあり、お菓子教室も運営されています。
今回はイヴェントでマカロンだけ販売されているところを買うことが出来ました。
マカロンと著書があり両方共気になったのですが、まずはお菓子の味を試してみたいと思い、マカロンの12個入りの箱@2,410円を買ってみました。
●黒ゴマ:周りはホロホロ、ふっくらした印象のきめ細かいマカロン生地で表面がツルっとしています。内側はねっちりしておらず、ホワホワっとした儚い食感。生地には黒ゴマ風味が付いており、中のショコラオレのガナッシュにも黒擂りゴマが入っています。
黒いのでびっくりしますが、なかなかバランスの取れた味わいで黒ゴマ風味もしっかります。ゴマ風味が強すぎず、弱すぎず・・・微妙なバランスで軽い味わい。
●ローズ:ピンクの小薔薇を思わせるような可愛らしい色合いのパステルピンクのマカロン。マカロンの表面はこちらもツルリとしていて、光沢があり、中はホロホロっとしていてネッパリ感はなく、ホロホロです。間にはピンク色のローズ風味のクレームが入っています。
柔らかな薔薇色の風味で割と食べ安いです。海外のパティシエの薔薇風味は結構強いイメージがありますが、こちらはやはりコンセプト通りの「はんなり」とした薔薇風味でホロっとした生地も引きが良いです。庭の墨に小さく咲いている薄いピンク色の薔薇というイメージ。
●ヴァニラ:真っ白な色に驚きます。マカロンでこういう色って出るんだなぁって、ある意味、「色鮮やかな白」。プレーンな生地、相変わらず表面には艶があって内側はホロホロ、ふんわり。間にはヴァニラビーンズ入りのクレームオブールが入っています。
見た目のニュートラルさとは裏腹にしっかろと甘やかなヴァニラの風味があります。クレームオブールもちょっと多めで、芳醇な味わい。優しい後味と余韻が残ります。
●きな粉:色合いからしてきな粉っぽく、なかなかフランス菓子にははい色合いです。表面にやや艶が控えめで少々マットな印象、中には気泡が多く、ざっくりとした食感のきな粉風味の生地。間にはきな粉風味のショコラオレのガナッシュ。
噛んだときに明らかにいつもと違う食感と香ばしさ。京都のきな粉ってなんだか美味しい・・・というイメージがあったせいでしょうか、期待しすぎたのか。ショコラの強い風味ときな粉がしっかりバランスを取っていました。でも、もっときな粉っぽさがあってもいいかもしれません。
●パッションショコラ:生地はレモンとショコラのマカロンのマーブル模様で表面にやや光沢があります。中はややつまった感じのホロホロのふんわり生地。間にはスイートショコラにパッション風味が付いていました。
見た目がバナナ&ショコラみたな色合いですが、酸味とフラワリーな風味がある、控えめなパッション味です。ショコラのやや控えめなビター感に合いますがもうちょっとパッション風味があった方が好みでした。
●フランボワーズ:色鮮やかなマカロンは木苺で表面に粒粒が見えます。適度な照りがあり、ピエもしっかりあります。中にはたっぷりと木苺風味のクレームが入っていました。
これだけやけにクレームが多いのでびっくりしましたが、クレームが良い味わいなので、よかったです。でも生地とのバランス感はちょっと崩れてしまいました。生地が繊細なのでクレームのバランスも難しいですね。木苺は酸味が控えめで穏やかな風味でした。
●ショコラ:マットで少々艶のある生地の表面、中の生地はややネッチリ感が感じられました。表面にカカオニブが3粒デコレートされています。間にはショコラアメールのガナッシュが挟まっていました。
カカオが入っているせいか、生地が少々モッソリしていて、ネッチリ感ががありました。間のガナッシュが堅めですが薫り高い風味。ストレート過ぎるもののせいか、はんなり感はあまりよく分かりませんでした。
●レモン:レモン風味の薄いパステルイエロー色のホロホロっとしたマカロン生地です。間には中心部にたっぷりとレモン風味のガナッシュ・ショコラが入っていました。
ツーンと来るレモンの皮のような風味が薄めで、少々人工的なレモンの風味と酸味がショコラと混ざっています。でもやはり、ショコラが強めのようです。ううん、レモン風味の難しいところ。
●苺みるく:これがなんだか一番気になった一品。ピンクの苺と白のヴァニラ風味でマーブル模様になっています。ややマットなマカロン生地の表面が繊細で綺麗です。間には厚めのヴァニラと薄い苺のクレームが2層になっていました。苺ミルクのミルク、ヴァニラ強化ヴァージョンという感じでしょうか。苺の酸味もほんのりとあります。ホロホロっとしたマカロンの食感にこの厚みのあるクレーム・・・。でも可愛いので見た目で満足してしまう一品。
●ラヴェンダー:周りは青味がかった鮮烈な色合いの紫色でラヴェンダー風味のマカロン生地、割と
落ち着いたフワ&ホロホロ感。間には南仏のラヴェンダー風味のスイートショコラのガナッシュが挟まっています。
これだけラヴェンダーの風味が強いとコスメティックというか、石鹸っぽく感じてしまうので苦手な方も多いかもしれません。香りが強めの紅茶に合わせれば美味しく食べられると思います。色合いが結構強烈気味かな。
●山椒:細かい山椒の粉が入った白いマカロン生地の中。間には山椒風味のスイートショコラのガナッシュが厚めに入っていました。
ほろほろ、ふんわりのマカロン生地は相変わらずでとてもよいのですが、噛むと山椒のビリビリ感がグワっときて驚きます。かなり青さがある山椒で風味も強いです。これは・・・マカロンには合わないのではないかと思いました。口がしびれてしまいました。
●抹茶:抹茶風味のマカロン生地で少々内側がしっとりとしていて、ふんわりとしていました。表面にも抹茶がかかっています。間にはクレームオブールと餡子が入っていました。
いかにもはんなりとした色合いの抹茶色でとても可愛らしいマカロン。青々とした抹茶の風味ですが、キメが細かくて、上品。全体的な風味もまろやかで、バターと餡子も合います。和と洋の融合で穏やかな風味です。
全体的に風味が柔らかく、個性的な味わいになっていると思いました。色合いも優しくて、小さく、コロンとした小林かなえ氏の創造性豊かなマカロンです。生地がホロホロっとしていて、歯切れがよく、内側がふんわりとしていました。マカロンのネッチョり感やネバネバが嫌いという人には食べ易いマカロンだと思います。味の組み合わせはクラシカルなものと独自のものがあって、面白かったです。マーブル模様の生地は大変気に入りました。でも、味は私の好みではありませんでした。パッケージも色合いも可愛いので、プレゼントにしたら喜ばれそうなマカロンだと思います。(2009/3/19★3)
おすすめメニュー
昼 1,000~3,000円
夜 1,000~3,000円
今回はイヴェントでマカロンだけ販売されているところを買うことが出来ました。
マカロンと著書があり両方共気になったのですが、まずはお菓子の味を試してみたいと思い、マカロンの12個入りの箱@2,410円を買ってみました。
●黒ゴマ:周りはホロホロ、ふっくらした印象のきめ細かいマカロン生地で表面がツルっとしています。内側はねっちりしておらず、ホワホワっとした儚い食感。生地には黒ゴマ風味が付いており、中のショコラオレのガナッシュにも黒擂りゴマが入っています。
黒いのでびっくりしますが、なかなかバランスの取れた味わいで黒ゴマ風味もしっかります。ゴマ風味が強すぎず、弱すぎず・・・微妙なバランスで軽い味わい。
●ローズ:ピンクの小薔薇を思わせるような可愛らしい色合いのパステルピンクのマカロン。マカロンの表面はこちらもツルリとしていて、光沢があり、中はホロホロっとしていてネッパリ感はなく、ホロホロです。間にはピンク色のローズ風味のクレームが入っています。
柔らかな薔薇色の風味で割と食べ安いです。海外のパティシエの薔薇風味は結構強いイメージがありますが、こちらはやはりコンセプト通りの「はんなり」とした薔薇風味でホロっとした生地も引きが良いです。庭の墨に小さく咲いている薄いピンク色の薔薇というイメージ。
●ヴァニラ:真っ白な色に驚きます。マカロンでこういう色って出るんだなぁって、ある意味、「色鮮やかな白」。プレーンな生地、相変わらず表面には艶があって内側はホロホロ、ふんわり。間にはヴァニラビーンズ入りのクレームオブールが入っています。
見た目のニュートラルさとは裏腹にしっかろと甘やかなヴァニラの風味があります。クレームオブールもちょっと多めで、芳醇な味わい。優しい後味と余韻が残ります。
●きな粉:色合いからしてきな粉っぽく、なかなかフランス菓子にははい色合いです。表面にやや艶が控えめで少々マットな印象、中には気泡が多く、ざっくりとした食感のきな粉風味の生地。間にはきな粉風味のショコラオレのガナッシュ。
噛んだときに明らかにいつもと違う食感と香ばしさ。京都のきな粉ってなんだか美味しい・・・というイメージがあったせいでしょうか、期待しすぎたのか。ショコラの強い風味ときな粉がしっかりバランスを取っていました。でも、もっときな粉っぽさがあってもいいかもしれません。
●パッションショコラ:生地はレモンとショコラのマカロンのマーブル模様で表面にやや光沢があります。中はややつまった感じのホロホロのふんわり生地。間にはスイートショコラにパッション風味が付いていました。
見た目がバナナ&ショコラみたな色合いですが、酸味とフラワリーな風味がある、控えめなパッション味です。ショコラのやや控えめなビター感に合いますがもうちょっとパッション風味があった方が好みでした。
●フランボワーズ:色鮮やかなマカロンは木苺で表面に粒粒が見えます。適度な照りがあり、ピエもしっかりあります。中にはたっぷりと木苺風味のクレームが入っていました。
これだけやけにクレームが多いのでびっくりしましたが、クレームが良い味わいなので、よかったです。でも生地とのバランス感はちょっと崩れてしまいました。生地が繊細なのでクレームのバランスも難しいですね。木苺は酸味が控えめで穏やかな風味でした。
●ショコラ:マットで少々艶のある生地の表面、中の生地はややネッチリ感が感じられました。表面にカカオニブが3粒デコレートされています。間にはショコラアメールのガナッシュが挟まっていました。
カカオが入っているせいか、生地が少々モッソリしていて、ネッチリ感ががありました。間のガナッシュが堅めですが薫り高い風味。ストレート過ぎるもののせいか、はんなり感はあまりよく分かりませんでした。
●レモン:レモン風味の薄いパステルイエロー色のホロホロっとしたマカロン生地です。間には中心部にたっぷりとレモン風味のガナッシュ・ショコラが入っていました。
ツーンと来るレモンの皮のような風味が薄めで、少々人工的なレモンの風味と酸味がショコラと混ざっています。でもやはり、ショコラが強めのようです。ううん、レモン風味の難しいところ。
●苺みるく:これがなんだか一番気になった一品。ピンクの苺と白のヴァニラ風味でマーブル模様になっています。ややマットなマカロン生地の表面が繊細で綺麗です。間には厚めのヴァニラと薄い苺のクレームが2層になっていました。苺ミルクのミルク、ヴァニラ強化ヴァージョンという感じでしょうか。苺の酸味もほんのりとあります。ホロホロっとしたマカロンの食感にこの厚みのあるクレーム・・・。でも可愛いので見た目で満足してしまう一品。
●ラヴェンダー:周りは青味がかった鮮烈な色合いの紫色でラヴェンダー風味のマカロン生地、割と
落ち着いたフワ&ホロホロ感。間には南仏のラヴェンダー風味のスイートショコラのガナッシュが挟まっています。
これだけラヴェンダーの風味が強いとコスメティックというか、石鹸っぽく感じてしまうので苦手な方も多いかもしれません。香りが強めの紅茶に合わせれば美味しく食べられると思います。色合いが結構強烈気味かな。
●山椒:細かい山椒の粉が入った白いマカロン生地の中。間には山椒風味のスイートショコラのガナッシュが厚めに入っていました。
ほろほろ、ふんわりのマカロン生地は相変わらずでとてもよいのですが、噛むと山椒のビリビリ感がグワっときて驚きます。かなり青さがある山椒で風味も強いです。これは・・・マカロンには合わないのではないかと思いました。口がしびれてしまいました。
●抹茶:抹茶風味のマカロン生地で少々内側がしっとりとしていて、ふんわりとしていました。表面にも抹茶がかかっています。間にはクレームオブールと餡子が入っていました。
いかにもはんなりとした色合いの抹茶色でとても可愛らしいマカロン。青々とした抹茶の風味ですが、キメが細かくて、上品。全体的な風味もまろやかで、バターと餡子も合います。和と洋の融合で穏やかな風味です。
全体的に風味が柔らかく、個性的な味わいになっていると思いました。色合いも優しくて、小さく、コロンとした小林かなえ氏の創造性豊かなマカロンです。生地がホロホロっとしていて、歯切れがよく、内側がふんわりとしていました。マカロンのネッチョり感やネバネバが嫌いという人には食べ易いマカロンだと思います。味の組み合わせはクラシカルなものと独自のものがあって、面白かったです。マーブル模様の生地は大変気に入りました。でも、味は私の好みではありませんでした。パッケージも色合いも可愛いので、プレゼントにしたら喜ばれそうなマカロンだと思います。(2009/3/19★3)