蒼龍唐玉堂への達人のクチコミ
●07-05-23訪問
(写真上)Cセット(浅草らーめん、半炒飯、餃子)全景
(写真下)浅草らーめん 拡大、半炒飯 拡大、餃子 拡大
★全写真と店舗写真はブログに掲載★
じゃん腹を出た僕は、ブラブラと六区ブロードウェイに向かった。
ここに、どうも以前から気になるミステリアスな場所がある。
洋食の老舗、リスボンの隣、である。
1年前は、中国麺飯食堂 浅草万豚記があった場所なのだが、現在は、この蒼龍唐玉堂という店になっている。
つまりこの店、まだ出来て1年経っていないのだが、敢えて掲載してみる。
確か、万豚記自体も2年程で閉店に追い込まれたと記憶している。
それ以前は何の店であったか…やはり中華関係の店であった様に覚えているのだが。
WINS、浅草ROXと2大近代集客施設があり、この他にも、浅草の象徴でもある大衆演劇の大勝館、浅草演芸ホールが軒を連ね、それこそ浅草の中でも1、2を争う人の集まる場所であるにも拘らず、何故かリスボン隣のこの場所は、店が長続きしない…そんなミステリアスな場所なのである。
それで、1年経たないこの店に入ってみる気になった。
この場所に店を構える料理店には共通項がある。
一つ。万豚記もそうであったが、こけおどしの大きな看板を店舗入口上に備える。
二つ。漢字の羅列が物々しい名前を冠する。
しかしこれが閉店を早くする真の理由ではあるまい。
何か、もっと他に理由があるのではないか…。
開け放たれた入口から店内に入り、入口近くのカウンター席に腰を下ろすと、備え付けられた品書きに目をやった。
店の看板は、浅草らーめん390円という物と、何種類かある坦々麺の様である。
先ずは基本の浅草らーめんを食べてみようと考えたのだが、半炒飯と餃子が組み合わされたCセット980円というのがあったので、これを頼む事にした。
後になって、ちと、後悔したのだが…。
厨房内には、日本人の店主らしき男性と、中国人と思われる男性従業員が1名おり、なかなか活気のある客あしらいをしている。
まだ出来て間もない店は、当然だが、綺麗である。
暫くすると、浅草らーめんが出された。
澄んだ鶏がらスープのラーメンである。
なつかしらーめん、と、店の入口上の大看板にある様に、確かに懐かしいラーメンと言えよう。
これに、萌やし、叉焼、板海苔、メンマ、ナルトが載り、刻み葱が散らされている。
…が、このラーメンスープ、同じ浅草にある、ら麺亭、めん○(まる)の290円ラーメンと同じテイストである。
違いは、麺。
どうもこの店の麺は平たく、ピラピラした感じで食感が良くない。
平たい麺は早く火が通り、確かに茹で上がりが早いのだが、ラーメンの麺としてはどうだろうか…。
カップ麺の理屈を、店で食べる麺に持ち込む必要も無い様に思われる。
次にやって来た半炒飯。
このボリュームには驚いた。
おいおい、これが半炒飯なのか?と、後悔した。
通常の炒飯の分量と、ほとんど変わらない。
口にしてみると、色の濃さに反して味付けが非常に薄い。
上に大量に掛けられた大蒜チップの味ばかりが目立ち、おまけに大蒜チップの量が多過ぎ、咀嚼するとバリバリとして、何とも食感が悪い。
う~ん、観光地という立地を考えても、奇を衒い(てらい)過ぎ、である。
何よりも、ラーメンは昔懐かしい事を売りにしているのに、炒飯は極端に先鋭的で、バランスが悪い。
ご飯のパラパラ加減も、冷凍物の気配、がする。
次に、半炒飯と前後して来た、餃子。
これがまた、少し冷めると皮が急に乾燥して硬くなり、冷凍物の様な気が…。
明らかに、手捏ね(てこね)、手延し(てのし)ではない。
全て食べ終えて、考えてみた。
これはチェーン店に違いない。(実際、チェーン店であった。)
この場所、実は、店の営業戦略が非常に立て辛い(つらい)場所、の様である。
隣は、老舗という格、値段の安さ、全て手造り、と三拍子揃った有名な洋食店。
直ぐ近くには、マスメディアに乗ったヨシカミもある。
よって、洋食店で対抗するのは難しい。
WINSの競馬親爺に的を絞ったもつ焼き店を開くには、新仲見世、寿司屋通りの出口から直ぐという立地が、二の足を踏ませる。
WINSから中途半端に離れており、他のもつ焼き屋はWINSの裏辺りにあるので、親爺達はそちらに流れるのである。
では大衆居酒屋、大衆食堂はどうかというと、これも、もっとWINSに近い場所に、食事処大勝館、びっくり食堂、と、名の通った老舗、かつ、値段の安い食堂がある。
立食蕎麦屋、スタンドカレー店、と、WINS近くにはそれこそ安く手軽に食べる事が出来る店が豊富にある。
そこで、観光客に焦点を当てた中華料理店、という事になるらしいのだが、これもなかなか難しい。
何せ、隣にある洋食店は、三拍子揃った強敵なのである。
よって、派手派手しい看板を掲げ、先ずアイキャッチを行おうという戦略は良いとして、出す料理に頭を痛める事になる。
何よりも、値段が安くなければいけない。
どうも、ここに焦点を絞り過ぎ、一見の観光客をキャッチすれば良い、という経営方針に偏り過ぎているように思える。
そこで物々しい看板を掲げる系のチェーン店の出店、となる様である。
しかし、浅草という場所は、実はリピーターも多い観光地なのである。
特に、食に関して言えば、そう言える。
地元の人に愛される事。
そして、食を求めて遠方から来るリピーターを増やす事。
これなくして、店を長持ちさせることは出来ない。
特に、この場所は。
ここに重点を置けば、自ずと、この場所だからこそ、料理に手を抜く事は出来ない、という結論に達すると思うのだが…。
何も、高級素材を使う必要は無い。
手を抜かない良心的な料理屋、であれば良い。
(写真上)Cセット(浅草らーめん、半炒飯、餃子)全景
(写真下)浅草らーめん 拡大、半炒飯 拡大、餃子 拡大
★全写真と店舗写真はブログに掲載★
じゃん腹を出た僕は、ブラブラと六区ブロードウェイに向かった。
ここに、どうも以前から気になるミステリアスな場所がある。
洋食の老舗、リスボンの隣、である。
1年前は、中国麺飯食堂 浅草万豚記があった場所なのだが、現在は、この蒼龍唐玉堂という店になっている。
つまりこの店、まだ出来て1年経っていないのだが、敢えて掲載してみる。
確か、万豚記自体も2年程で閉店に追い込まれたと記憶している。
それ以前は何の店であったか…やはり中華関係の店であった様に覚えているのだが。
WINS、浅草ROXと2大近代集客施設があり、この他にも、浅草の象徴でもある大衆演劇の大勝館、浅草演芸ホールが軒を連ね、それこそ浅草の中でも1、2を争う人の集まる場所であるにも拘らず、何故かリスボン隣のこの場所は、店が長続きしない…そんなミステリアスな場所なのである。
それで、1年経たないこの店に入ってみる気になった。
この場所に店を構える料理店には共通項がある。
一つ。万豚記もそうであったが、こけおどしの大きな看板を店舗入口上に備える。
二つ。漢字の羅列が物々しい名前を冠する。
しかしこれが閉店を早くする真の理由ではあるまい。
何か、もっと他に理由があるのではないか…。
開け放たれた入口から店内に入り、入口近くのカウンター席に腰を下ろすと、備え付けられた品書きに目をやった。
店の看板は、浅草らーめん390円という物と、何種類かある坦々麺の様である。
先ずは基本の浅草らーめんを食べてみようと考えたのだが、半炒飯と餃子が組み合わされたCセット980円というのがあったので、これを頼む事にした。
後になって、ちと、後悔したのだが…。
厨房内には、日本人の店主らしき男性と、中国人と思われる男性従業員が1名おり、なかなか活気のある客あしらいをしている。
まだ出来て間もない店は、当然だが、綺麗である。
暫くすると、浅草らーめんが出された。
澄んだ鶏がらスープのラーメンである。
なつかしらーめん、と、店の入口上の大看板にある様に、確かに懐かしいラーメンと言えよう。
これに、萌やし、叉焼、板海苔、メンマ、ナルトが載り、刻み葱が散らされている。
…が、このラーメンスープ、同じ浅草にある、ら麺亭、めん○(まる)の290円ラーメンと同じテイストである。
違いは、麺。
どうもこの店の麺は平たく、ピラピラした感じで食感が良くない。
平たい麺は早く火が通り、確かに茹で上がりが早いのだが、ラーメンの麺としてはどうだろうか…。
カップ麺の理屈を、店で食べる麺に持ち込む必要も無い様に思われる。
次にやって来た半炒飯。
このボリュームには驚いた。
おいおい、これが半炒飯なのか?と、後悔した。
通常の炒飯の分量と、ほとんど変わらない。
口にしてみると、色の濃さに反して味付けが非常に薄い。
上に大量に掛けられた大蒜チップの味ばかりが目立ち、おまけに大蒜チップの量が多過ぎ、咀嚼するとバリバリとして、何とも食感が悪い。
う~ん、観光地という立地を考えても、奇を衒い(てらい)過ぎ、である。
何よりも、ラーメンは昔懐かしい事を売りにしているのに、炒飯は極端に先鋭的で、バランスが悪い。
ご飯のパラパラ加減も、冷凍物の気配、がする。
次に、半炒飯と前後して来た、餃子。
これがまた、少し冷めると皮が急に乾燥して硬くなり、冷凍物の様な気が…。
明らかに、手捏ね(てこね)、手延し(てのし)ではない。
全て食べ終えて、考えてみた。
これはチェーン店に違いない。(実際、チェーン店であった。)
この場所、実は、店の営業戦略が非常に立て辛い(つらい)場所、の様である。
隣は、老舗という格、値段の安さ、全て手造り、と三拍子揃った有名な洋食店。
直ぐ近くには、マスメディアに乗ったヨシカミもある。
よって、洋食店で対抗するのは難しい。
WINSの競馬親爺に的を絞ったもつ焼き店を開くには、新仲見世、寿司屋通りの出口から直ぐという立地が、二の足を踏ませる。
WINSから中途半端に離れており、他のもつ焼き屋はWINSの裏辺りにあるので、親爺達はそちらに流れるのである。
では大衆居酒屋、大衆食堂はどうかというと、これも、もっとWINSに近い場所に、食事処大勝館、びっくり食堂、と、名の通った老舗、かつ、値段の安い食堂がある。
立食蕎麦屋、スタンドカレー店、と、WINS近くにはそれこそ安く手軽に食べる事が出来る店が豊富にある。
そこで、観光客に焦点を当てた中華料理店、という事になるらしいのだが、これもなかなか難しい。
何せ、隣にある洋食店は、三拍子揃った強敵なのである。
よって、派手派手しい看板を掲げ、先ずアイキャッチを行おうという戦略は良いとして、出す料理に頭を痛める事になる。
何よりも、値段が安くなければいけない。
どうも、ここに焦点を絞り過ぎ、一見の観光客をキャッチすれば良い、という経営方針に偏り過ぎているように思える。
そこで物々しい看板を掲げる系のチェーン店の出店、となる様である。
しかし、浅草という場所は、実はリピーターも多い観光地なのである。
特に、食に関して言えば、そう言える。
地元の人に愛される事。
そして、食を求めて遠方から来るリピーターを増やす事。
これなくして、店を長持ちさせることは出来ない。
特に、この場所は。
ここに重点を置けば、自ずと、この場所だからこそ、料理に手を抜く事は出来ない、という結論に達すると思うのだが…。
何も、高級素材を使う必要は無い。
手を抜かない良心的な料理屋、であれば良い。