コートロッジへの達人のクチコミ
「アジアクロスロード」という衛星の番組で、先週スリランカ料理を特集していた。インドの亜流程度の認識でいたが、面白い料理が多かった。中でも「コットロティ」。もんじゃみたいにへらを使って炒め切り焼き?するのだ。生地はゴダンバというスリランカの主食で、生を使うならまさしく月島だが、すでに焼いたものを使う。こういう料理はたぶん屋台料理で、あの国の街角で普通に食されているのだろう。局に電話を入れてどの店か訊いてみた。コートロッジ。懐かしい名前だ。中野坂上近辺に短期間勤めていたとき、偶然中野店を見つけた。入ることはなかったが、この中野店のシェフが腕を振るっていたのだ。今では新宿の方が都合が良くなったので、ここにやって来た。ランチタイムなので、期待の「コットロティ」はなかった。その代わり、Bランチにデビルポテトを見つけた。この料理もテレビで紹介していた。辛さほどほど、インド料理のカレーより、よく煮込んでいるようだ。クミンが強いように思ったが、実際にはスリランカ特産のスパイスを2種類ばかり(名前は忘れた)使っているらしい。胃の中がしだいにホカホカしてくる。インド料理店のランチというとゴージャス感に乏しいどころか、気分的に落ち込むことも少なくないが、この店は違う。イタリアンで言えば完璧なトラットリアのムード。雰囲気作りがうまい。最初別々に食べていたが、全部を混ぜると、見た目、銀座Nのムルギランチそっくりに。
厨房の中央部分はガラス張りになっていて――ガラスの上方にスリランカの国旗の印(剣を持つ獅子)が刻印されている――、向こうでシェフがゴダンバの生地を作っている。布巾の水切りをするような手つきで、パタンパタンと台に叩きつけて伸ばし、それをとぐろのように巻き付けてバットに並べる。焼く前に、これを麺棒で伸ばして焼くのだ。生地は濡れているように見え、水で濡らしたのでなければ、溶かしバター(ギー)であろう。ただ、食感は生八橋のようにシナシナしていて、お焼きのようにちょっと焦げ臭く、脂っこくないし、西洋よりも、東洋との連関性が深いように思える。生地の質は南インドのパロータ似で、北のパロータのように同心円状の切り込みが鋭くはない。生地のまとめ・成形は、南のパロータとも異なるだろう。こちらは同心円に沿って切り離すことができた。ゴダンバの焼きあがった状態は、洗練されたチャパティ、と言うこともできそうだ。ところが、配合は水分が割と多く、粉は薄力粉を使い、卵はナンよりも遥かに多い。このあたり、スリランカは仏教国で、ベジタリアンを中心に主食を作る必要がないからだろう。
厨房の中央部分はガラス張りになっていて――ガラスの上方にスリランカの国旗の印(剣を持つ獅子)が刻印されている――、向こうでシェフがゴダンバの生地を作っている。布巾の水切りをするような手つきで、パタンパタンと台に叩きつけて伸ばし、それをとぐろのように巻き付けてバットに並べる。焼く前に、これを麺棒で伸ばして焼くのだ。生地は濡れているように見え、水で濡らしたのでなければ、溶かしバター(ギー)であろう。ただ、食感は生八橋のようにシナシナしていて、お焼きのようにちょっと焦げ臭く、脂っこくないし、西洋よりも、東洋との連関性が深いように思える。生地の質は南インドのパロータ似で、北のパロータのように同心円状の切り込みが鋭くはない。生地のまとめ・成形は、南のパロータとも異なるだろう。こちらは同心円に沿って切り離すことができた。ゴダンバの焼きあがった状態は、洗練されたチャパティ、と言うこともできそうだ。ところが、配合は水分が割と多く、粉は薄力粉を使い、卵はナンよりも遥かに多い。このあたり、スリランカは仏教国で、ベジタリアンを中心に主食を作る必要がないからだろう。