三岩@浅草(三岩)
furutoneさん(1859)
2012/02/24投稿
三岩@浅草
三岩@浅草
12-01-03訪問
正月の3日という事で、観光客で賑わう浅草の休日。
前日ホッピー通り(正式名称:公園本通り)に入る事が出来なかったため、この日は10時半過ぎにはホッピー通りに着いたのだが、既にホッピー通りは観光客でごった返していた。
馴染みの店である、大勝、とん平、高橋、の何れも、既に満席状態。
どの店も、前を通れば声を掛けて来るのだが、ちょっと覘いてみて落ち着けるいつもの席が空いていないと、
「あそこ空いてないから、今日は止すよ。また来るね。」
と、手を振って通り過ぎる事に。
面白いもので、普段は観光客の比率が低いホッピー通りの店々も、正月の15日位までは観光客の比率が俄然高くなり、常連である競馬親爺達は駆逐されてしまう。
まあ、正月早々は競馬が無い事もあり、競馬親爺達の人数そのものが少なくなっている事もあるのだが、彼等の居場所が一般観光客に占拠されてしまうのは、確かである。
それは、ホッピー通りに並ぶ店々を、外から覘いて見ただけで、直ぐに判る。
それでは普段の居場所から駆逐されてしまった可哀想な競馬親爺達は、いったい何処を彷徨って(さまよって)いるのか…。
心配せずとも、昼間でも観光客が押し寄せて来ない場所は、幾らでもある。
ホッピー通りから近く、観光客も混じる場所としては、ホッピー通りの入口付近にある正ちゃん他数軒の居酒屋、ホッピー通りから折れた路地にある水口食堂を始めとする数軒の食堂や居酒屋、或いは、WINS正面にあるもつ焼き屋、等々。
ホッピー通りから近いのだが、観光客は先ず入って来ない場所としては、正ちゃんから近いWINS裏の初音小路の店々や、花やしき裏にある居酒屋。
更にディープな場所で観光客の姿を見ない場所としては、国際通りの一筋裏を通る路地に点在する立飲み…。
浅草は、懐が深い。
閑話休題。
裏浅草観光案内はこの辺にして、話を戻そう。
ゆっくりするならあそこだね!…と、やって来たのは、すしや通りにある老舗大衆割烹、三岩。
すしや通り辺りは、普段なら観光客の数も少ないのだが、流石に正月から暫くは観光客も多く訪れる。
しかしながら、三岩、に入って来る観光客は、不思議と少ないのだ。
店構えが古いからか?料理屋然としているから敷居が高いのか?…理由は解らぬのだが、何故か少ない。
【前回の訪問記】
⇒三岩@浅草
ガラリ…と、引き戸を開けて中を覗くと、案の定、1階の長テーブル席は、競馬親爺達の避難所になっていた。(笑)
「いらっしゃいませ!」
と、接客の小母ちゃんや女将さん達が迎えてくれる。
「2階に上がっていい?」
「すみません、まだ2階は準備してないんです。」
と言いながら、長テーブル席の空き席に通そうとする小母ちゃんを無視する形で、
「厨房横の小上がり、空いてない?」
と、ズンズン奥に進むと、やはり空いていた。
「2人なんだけど、ここ駄目?」
と、後から付いて来た小母ちゃんを振り返って聞くと、
「そこは2人ではちょっと…。」
小母ちゃん、不機嫌である。(苦笑)
「この前来た時は、座らせてくれたよ〜。」
小母ちゃん、ますます不機嫌そうに、
「女将さん!このお客さん、そこに座りたいっていうんです。前は座れたって。」
と、助けて下さいと言わんばかりに、帳場(レジ)の女将さんの方に向かった。
「?」
と、顔を上げた女将さんは、近付いて来ると、
「その小上がり?いいじゃない?どうぞどうぞ。お上がり下さい。」
と、快く了解してくれた。
「ほらねっ!」
憮然としている小母ちゃんに笑い掛けながら、よっこらしょ、と、腰を下ろす。
そして、なるほど…と思う。
小上がりには卓を挟んで3枚ずつ、6枚の座布団が敷かれていた。
どうやら、4人以上のグループ客が来た時に入れようと、準備していたらしい。
小母ちゃんは、それを忠実に守ろうとし、女将さんは、瞬時に判断して、機転を利かせた訳である。
何を判断したのかというと、客の出足から見た入り具合と、僕の言葉の、2つである。
いつもと違って正月は、競馬親爺達の人数が少なく観光客の入りも疎らで、この日も広い2階は丸々空いている状況。
そしてこの客(僕)は、「前に来た時は…」と言っており、どうやら贔屓にしてくれている客らしい。
この判断が瞬時に出来るかどうかで、接客の良否は大きく分かれる。
流石は女将、と言ったところであろう。
こうして、この日の酒食が始まった。
●熱燗 白鶴 290円
寒い外から入ってくれば、先ずは熱燗…という事で。
この店の熱燗は、白鶴である。
●おでん 400円
冬の寒風に晒されると、やはり最初は、温かい肴が食べたくなる。
おでんの専門店は別として、店内でちゃんとおでんを作っている飲食店は、意外と少ない…という事が分っているため、振り返ってみると、おでんを頼んだ記憶はあまり無い。
多くの店では、業務用の袋詰めになったおでんを、普通の丸鍋で温めて出している。
四角い大きな金属製のおでん鍋が、店内に置かれているかどうかを見れば、判る事である。
ここはちゃんと厨房で作っているので、注文した。
ハフハフ言いながら熱いおでん種に齧り付き、キュ〜ッと、盃を傾ける。
冬場ならではの、至福の瞬間。
食べたい種を選んで注文出来れば尚の事良いのだが、それは専門店に行かぬと、やはり難しい。
●やっこ豆腐 180円
すっかり身体も温まり、いつものペースに。
「(冷)奴食べる?」
「いいねえ。」
出て来た冷奴を見て、驚いた。
大きく6つに切られた豆腐一丁が入る鉢と、普通ならその上に載る花鰹等の薬味を入れた小鉢と、2つ出されたのだ。
「こういう出し方も、珍しいねえ。」
「ホント、初めて見た。」
おそらく、連れは子供の頃、父上に連れられてよくこの店を訪れている事を考えると、見てはいても、忘れているのだろうと思う。
何せ、一丁豆腐が180円で食べられるのだ。
父上が頼んでいないはずが無い、と思う。
それはさて置き、この豆腐が木綿である事に、僕も連れも喜んだ。
今では豆腐というと絹漉しが当たり前の様になっているが、本来、しっかりとした食感と濃い味わいが持ち味の木綿の方が、酒の肴にもご飯のおかずにも向いている。
京都に居た子供の頃は、木綿豆腐をよく食べたものである。
味噌汁も、冷奴も、湯豆腐も、木綿であった。
毎日夕方になると、チリ〜ン、チリ〜ンと鐘を鳴らしながら、自転車の荷台に豆腐を入れた木箱を積んでやって来る、豆腐屋の小父ちゃんから買った木綿豆腐であった。
薬味に花鰹以外の何が入っていたかが思い出せないが、たっぷりと薬味を載せて食べる木綿の冷奴は、懐かしさも加わって、何とも味わい深い物であった。
●山かけ 値段を忘れた
名前は山掛けだが、盛付けは、鮪がとろろの上に載っている。(笑)
見た目の美しさに、拘ったのであろう。
鮪の赤身は大きく切られており、一口で食べるのが、ちと、惜しくなる。
醤油を垂らし、箸でグチャグチャと、刻み海苔や山葵諸共(もろとも)よく掻き混ぜてから、食べる。
この鮪の大きさだと、ご飯に載せて山かけ丼にすると、かなり食べ応えがありそうである。
●高清水 特別本醸造 生貯蔵酒 700円
300ミリのボトルである。
スッキリとした口当たりながら、しっかりとした味わいのある酒。
秋田のこの地酒は、今では東京でもすっかりメジャーになった。
●酢の物盛り合せ 500円
写真でお解りの通り、豪快な盛合せである。
酢の物と言うと、普通、胡瓜や若布が半分位入る物を想像したのだが、その想像を見事に裏切る内容に驚いた。
酢で締めた魚介の盛合せ、なのである。
鯖、蛸、そして何故か…蟹蒲鉾。(笑)
「これ、酢の物なの?」
「うん。こりゃ食べ応えがあるねぇ。」
連れは拍子抜けした様だが、僕は素直に喜んだ次第。
●塩辛 320円
渋い肴で…そう、注文したのは連れである。(笑)
連れは塩辛が好物らしく、何処に行っても塩辛を注文する。
よって、塩辛には詳しい。
稀に、下処理が下手で烏賊の生臭さが残っていたりして、閉口する事もあったりする。
僕も嫌いではないのだが、塩辛と言うと、桃屋の烏賊の塩辛をお供にご飯を食べるのが、一番だと思っている。(笑)
●とり鍋 650円 (2人前で1300円)
この店は、大衆割烹らしく、鍋が1人前から注文出来る。
牡蠣鍋もあったのだが、敢えて鶏を選んでみた。
2人共、あっさりとした鶏ガラスープの、水炊きを想像していたのだった。
未だそれ程食べていなかった事もあり、水炊きを堪能しようと、2人前、注文する。
そして出された鍋は、写真の通り、凄い鳥の量。
「こりゃ凄い!美味そうだ。」
「安いね〜!」
と、喜んでいたのだが、鍋に火を入れてみて…「?」となった。
スープが、鶏ガラではない事に気が付いたのだった。
箸をチョンと浸けて、舐めてみる。
「ゲッ!甘辛い。」
「嘘っ!…ホントだぁ。これ、すき焼きの割り下じゃない?」
「なるほど…すき焼きも置いてるから、安く出すために同じ物を使ってるんだ。」
「どうするの?」
「七味入れよう。」
と、チャッチャカ、チャッチャカ、七味を闇雲に振り入れる。
「こりゃ、相当掛けないと味は変わらないぞ〜。」
チャッチャカ、チャッチャカ、チャッチャカ、チャ。
煮立った鍋の写真で、黒く点々と写っているのは、七味に入っている黒胡麻である。
出来上がったのは、甘辛さを無理矢理七味味にした、鶏鍋。(笑)
唐辛子の辛さと、山椒と陳皮(ちんぴ)の爽やかさは盛大にするのだが、如何せん、端(はな)から付いている甘辛さい味は、隠し切れるものではなかった訳だ。
正直言って、参った。(笑)
何せ2人前の鶏肉の量は、半端じゃないのだ。
烏龍ハイやら緑茶ハイをゴクゴク飲みながら、一生懸命に食べ続ける。
初めの内は感じなかった七味の辛さが、次第次第に強まって来て、頬に額に汗が滲む。
やっとの事で食べ終えると、お蔭様で、お腹はかなり膨れていた。
最初から甘辛い味付けだと分っていたら、1人前頼んで、ご飯を食べたのに…と、悔やむ事しきり。
●煮凝り 値段を忘れた
「煮凝り食べたい。」
やっと鍋を食べ終えた連れは、口をサッパリさせたかったのであろう、こう言った。
「いいねえ、そうしよう。」
ほんの少し皮に身が付いていたりして河豚ではない事は判ったのだが、何の煮凝りかまでは判らず仕舞いのまま、それでも、
「美味しいねぇ。」
と、最後の肴に舌鼓を打ったのであった。
店を出ると、鶏鍋でてんやわんやした事なんぞ2人共すっかり忘れて、
「美味しかったね!」
と、オレンジ通り方向に歩いて行った。
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- 夜:3,000~5,000円

デート
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基本情報
| 店名 | 三岩 |
|---|---|
| よみ | さんいわ |
| 電話 | 03-3844-8632 |
| ジャンル | |
| 最寄り駅 | |
| 住所 | 〒111-0032 東京都台東区浅草1-8-4 [地図] |
| お店HP | http://asakusa-ryoin.jp/saniwa/ |
| 定休日 | 水曜日
(定休日:水曜日) |
| 営業時間 | [平日] 11:30 - 21:00(LO 20:30) |
| [土曜日] 11:30 - 21:00(LO 20:30) | |
| [日曜・祝日] 11:30 - 21:00(LO 20:30) | |
| 平均予算 |
|
設備・その他
| カード利用 | 不明 | ||
|---|---|---|---|
| 駐車場 | 不明 | ||
| 子供同伴 | 同伴可 | ||
| 禁煙・喫煙 | 全席喫煙可 | 座席数 | 不明 |
| 予約 | 不明 | 貸切 | 不明 |
| 備考 | |||
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