王ろじへの達人のクチコミ
●06-09-08訪問
(写真上)とん丼 全景
(写真下) 同 拡大、丼と皿が付いた特注の器
★店舗写真はブログに掲載★
この日は平日。
所用があって休みを取っていたので、新宿三丁目にあるとんかつの老舗、王ろじを訪ねた。
是非一度、とん丼というこの店の名物料理が食べてみたかったのだ。
一説には、カツカレーの元祖とも呼ばれるこの名物料理は、名前の通り丼に入ったカレー、つまりカツカレー丼である。
開店とほぼ同時に店の暖簾を潜る。
こじんまりとして清潔な店内は、好感が持てる。
入口左正面にある厨房に立つご主人と、接客を担当する奥さん。
お二人の息の合った呼吸、そして嫌味の無い、丁寧な接客が感じられる。
卓上の品書きの下には、「とんかつ、とん丼は揚げるのに12分程度時間を要します。」との貼紙がある。
…12分、というところに、実直さ、真面目さが感じられ、なかなか良い。
さて、肝心のとん丼であるが、値段は950円。
丼と皿が付いた特注の器に盛って供される。
ほどほど、といった量のご飯に瀞みのあるカレーが掛けられ、その上に大きなカツが3つ載る。
カツは棒状のカツを3つに斜め切りした物である。
硬めにしっかりと揚げられたカツは、ザクザクとした衣の食感と、しっかりとした歯応えの肉が楽しめる。
低温でゆっくりと揚げた、白っぽい衣のカツがもてはやされる中、敢えて昔からのスタイルを護る頑固さが感じられ、そこにも好感が持てた。
…確かに、低温で揚げた肉汁溢れるピンク色の軟らかいカツというのは、カツカレーには向かないとも思われる。
さて、カツ、ご飯、共に美味いと思ったのであるが、カレーは…?…といった感想を持った。
悪く言うと、ほとんど香辛料の効いていないカレーで、味もコクも薄い。
しかしこれが、開業当初からのカレーなのだと思われる。
現在は美味いカレーが溢れているが、僕が幼い頃食べたカレーには、こんなカレーが沢山あった。
そういう意味では、懐かしい味、高度経済成長期の頃まで日本にあった普通の味、である。
これよりも美味いカレーは、簡単に造ることが出来ると思うが、敢えて昔の味を護っている…やはり頑固さが感じられ、これはこれで良いのだ、そう思ったのであった。
懐かしい味に会いたくなったら、ここを訪れると良いな、そう思わせる味であった。
(写真上)とん丼 全景
(写真下) 同 拡大、丼と皿が付いた特注の器
★店舗写真はブログに掲載★
この日は平日。
所用があって休みを取っていたので、新宿三丁目にあるとんかつの老舗、王ろじを訪ねた。
是非一度、とん丼というこの店の名物料理が食べてみたかったのだ。
一説には、カツカレーの元祖とも呼ばれるこの名物料理は、名前の通り丼に入ったカレー、つまりカツカレー丼である。
開店とほぼ同時に店の暖簾を潜る。
こじんまりとして清潔な店内は、好感が持てる。
入口左正面にある厨房に立つご主人と、接客を担当する奥さん。
お二人の息の合った呼吸、そして嫌味の無い、丁寧な接客が感じられる。
卓上の品書きの下には、「とんかつ、とん丼は揚げるのに12分程度時間を要します。」との貼紙がある。
…12分、というところに、実直さ、真面目さが感じられ、なかなか良い。
さて、肝心のとん丼であるが、値段は950円。
丼と皿が付いた特注の器に盛って供される。
ほどほど、といった量のご飯に瀞みのあるカレーが掛けられ、その上に大きなカツが3つ載る。
カツは棒状のカツを3つに斜め切りした物である。
硬めにしっかりと揚げられたカツは、ザクザクとした衣の食感と、しっかりとした歯応えの肉が楽しめる。
低温でゆっくりと揚げた、白っぽい衣のカツがもてはやされる中、敢えて昔からのスタイルを護る頑固さが感じられ、そこにも好感が持てた。
…確かに、低温で揚げた肉汁溢れるピンク色の軟らかいカツというのは、カツカレーには向かないとも思われる。
さて、カツ、ご飯、共に美味いと思ったのであるが、カレーは…?…といった感想を持った。
悪く言うと、ほとんど香辛料の効いていないカレーで、味もコクも薄い。
しかしこれが、開業当初からのカレーなのだと思われる。
現在は美味いカレーが溢れているが、僕が幼い頃食べたカレーには、こんなカレーが沢山あった。
そういう意味では、懐かしい味、高度経済成長期の頃まで日本にあった普通の味、である。
これよりも美味いカレーは、簡単に造ることが出来ると思うが、敢えて昔の味を護っている…やはり頑固さが感じられ、これはこれで良いのだ、そう思ったのであった。
懐かしい味に会いたくなったら、ここを訪れると良いな、そう思わせる味であった。