天久への達人のクチコミ
この店を訪問したのは、もう今から何年前になるであろう。
当時は、看板も剥げ落ちた、ボロボロの外観であった。
僕がこのブログで紹介してから暫く経つとテレビで紹介され、客足も随分と増えた様である。
そんな訳で、それから暫く経つと看板もすっかり新しく掛け替えられ、外装も少し手直しされて、かなり立派になった。
何時の間にやら、店の前に「湯島名物 かき揚げ丼」といった謳い文句まで掲示されている。(苦笑)
確かに、初めて見たかき揚げ丼の特は、強烈な印象で、テレビ向き、であった。
あれから数年経ち、料理に変わりは無いか…と、訪れてみた。
先客は、奥の小上がり席に夫婦が1組であったが、僕が入って暫く建つと、カウンター席にも夫婦連れと男性の1人客が入り、なかなか繁盛している様である。
カウンター席に着くと、接客の奥さんに、お目当てのかき揚げ丼 特、を頼んだ。
無口なご主人が、早速かき揚げの天種を造り始める。
厚い烏賊、芝海老、小柱を始め、茄子、南瓜、その他の野菜を賽の目切りにしていく。
やがて出来上がった天種を一塊、大きな鍋にそっと入れた。
ジュワワッと、油の爆ぜる音と共に、香ばしい胡麻油の香りが店内に立ち込める。
頃合を見て、揚がりつつあるかき揚げの上に、更に天種を載せていく。
都合三度、天種を載せ、暫く経つと、大きな山となったかき揚げを掬い上げた。
それに合わせる様に奥さんが丼にご飯をつぎ、味噌汁を椀に注ぐ。
お新香、味噌汁、かき揚げ丼、の順で、カウンターの上に並べられた。
以前見た時よりかなり黒い色をしたかき揚げ。
それに、以前よりかき揚げが大きいというか、高く盛り上がっている。
ちと、表面が焦げ気味なのではあるまいか…と思いながら、箸を入れてみた。
色の割りに、表面は、それ程硬い訳ではない。
箸を入れて割ってみると、沢山の具材が現れる。
それは良いのだが、ちと、衣の中の方が柔らかい。
ふわふわ、している。
どこかで見た様な…と、思い巡らし、はた、と気が付いた。
このふわふわ加減は、浅草は大黒家天麩羅の、鮎カステラ海老天ではないか。
掛け回されたタレは美味いのだが、ブヨブヨとした衣の食感は、ちと、頂けない。
油切れも悪い様である。
これは以前も思ったのだが、具材に茄子を使うのは、如何なものか。
なすがすっかり胡麻油を吸って、その為にかき揚げ全体の油切れを悪くしている。
ここまで巨大なかき揚げとなると、低温じっくり中まで火を通す必要があるが、その為、茄子は十分に油を吸う訳である。
天麩羅とは、油で揚げる事による具材からの脱水により、具材の旨味を凝縮する料理、である。
ところが、長時間低温の油に浸かった茄子は、カラリと脱水されるどころか、中華料理の油炒めと同じような状態に、なってしまうのである。
それと、はやりここまで大きなかき揚げを揚げるには、低温の油の鍋と、高温の油の鍋の、2つ必要なのではあるまいか。
美味いとんかつ屋でよく見る、あの光景である。
ご飯が美味かった分、油切れの悪いふわふわしたかき揚げが、残念であった。
ちと残念だが、以前の方が美味かった様に思う…。
(ブログからクチコミするには?)
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天久へのその他のクチコミ
昼 1,000~3,000円
当時は、看板も剥げ落ちた、ボロボロの外観であった。
僕がこのブログで紹介してから暫く経つとテレビで紹介され、客足も随分と増えた様である。
そんな訳で、それから暫く経つと看板もすっかり新しく掛け替えられ、外装も少し手直しされて、かなり立派になった。
何時の間にやら、店の前に「湯島名物 かき揚げ丼」といった謳い文句まで掲示されている。(苦笑)
確かに、初めて見たかき揚げ丼の特は、強烈な印象で、テレビ向き、であった。
あれから数年経ち、料理に変わりは無いか…と、訪れてみた。
先客は、奥の小上がり席に夫婦が1組であったが、僕が入って暫く建つと、カウンター席にも夫婦連れと男性の1人客が入り、なかなか繁盛している様である。
カウンター席に着くと、接客の奥さんに、お目当てのかき揚げ丼 特、を頼んだ。
無口なご主人が、早速かき揚げの天種を造り始める。
厚い烏賊、芝海老、小柱を始め、茄子、南瓜、その他の野菜を賽の目切りにしていく。
やがて出来上がった天種を一塊、大きな鍋にそっと入れた。
ジュワワッと、油の爆ぜる音と共に、香ばしい胡麻油の香りが店内に立ち込める。
頃合を見て、揚がりつつあるかき揚げの上に、更に天種を載せていく。
都合三度、天種を載せ、暫く経つと、大きな山となったかき揚げを掬い上げた。
それに合わせる様に奥さんが丼にご飯をつぎ、味噌汁を椀に注ぐ。
お新香、味噌汁、かき揚げ丼、の順で、カウンターの上に並べられた。
以前見た時よりかなり黒い色をしたかき揚げ。
それに、以前よりかき揚げが大きいというか、高く盛り上がっている。
ちと、表面が焦げ気味なのではあるまいか…と思いながら、箸を入れてみた。
色の割りに、表面は、それ程硬い訳ではない。
箸を入れて割ってみると、沢山の具材が現れる。
それは良いのだが、ちと、衣の中の方が柔らかい。
ふわふわ、している。
どこかで見た様な…と、思い巡らし、はた、と気が付いた。
このふわふわ加減は、浅草は大黒家天麩羅の、鮎カステラ海老天ではないか。
掛け回されたタレは美味いのだが、ブヨブヨとした衣の食感は、ちと、頂けない。
油切れも悪い様である。
これは以前も思ったのだが、具材に茄子を使うのは、如何なものか。
なすがすっかり胡麻油を吸って、その為にかき揚げ全体の油切れを悪くしている。
ここまで巨大なかき揚げとなると、低温じっくり中まで火を通す必要があるが、その為、茄子は十分に油を吸う訳である。
天麩羅とは、油で揚げる事による具材からの脱水により、具材の旨味を凝縮する料理、である。
ところが、長時間低温の油に浸かった茄子は、カラリと脱水されるどころか、中華料理の油炒めと同じような状態に、なってしまうのである。
それと、はやりここまで大きなかき揚げを揚げるには、低温の油の鍋と、高温の油の鍋の、2つ必要なのではあるまいか。
美味いとんかつ屋でよく見る、あの光景である。
ご飯が美味かった分、油切れの悪いふわふわしたかき揚げが、残念であった。
ちと残念だが、以前の方が美味かった様に思う…。
(ブログからクチコミするには?)
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