安斎への達人のクチコミ
今年のザガットでも総合25ポイント、都内の鰻やさんの中では
尾花@南千住さんなどと並び三本指に入っている鰻やさんです。荻窪の商店街から少々外れた位置。バス通りなので決して分り辛い場所ではないのですが、夜になっても看板に灯が入らない為、暗くなると闇の中へ姿を隠してしまいます。看板が大きい割にお店は控えめな様相で、知らなかったら通り過ぎてしまいそう。
この日はもちろん予約で伺いました。伺ったのは19時でしたが、既に暖簾が下りています。近づいてみれば小さな文字で「本日は売り切れました」。
この日通されたのは一階の席。一階は二卓だけ。細い階段で上がる二階席もありますが、いずれにしても小さなお店です。その上メニュはこれと裏面に書かれた白焼き@3000円だけですが、お願いすればお新香なども出してくれます。もちろんビールも。たこつぼにささった楊枝がなんとも粋です。
ちなみに、予約時に「お食事ですか?」と聞かれる為、そこで「はい」と答えておくと着席してまもなく丼が供されます。私はお食事以外頂いた事が無い為、そこで「NO」と応えるとどんな展開が待っているのかは存じ上げません。お茶をすすりながら待っていると、ものの5分もしないうちに香の物が、続いてうなぎ丼、お吸い物が登場。到着時間に合わせて調理して下さる為、遅刻やキャンセルは厳禁です。;
【うなぎ丼@3000円】深いお丼を開けると綺麗なあめ色に仕上げられた鰻様が登場。炭の香りは控えめ、お醤油の香りも控えめで、香りにも非常に品があります。表面は「ぱりっ」という感じではなく、あくまで仕上がりはナチュラル。お箸を入れると身はかなり肉厚で、羽布団に顔を沈めた時のようにふんわりと向こう側にお箸が着地します。
たれの味が控えめなので少々心配しましたが、泥臭さは全くなく、むしろ上質な白身魚の蒸し物を頂いているような印象でした。「とろけるような」という食感ではありませんが、ふわっとした食感は秀逸。安い養殖物とは全く質が異なるのは一目瞭然ならぬ一口瞭然。これに山椒を少しだけかけていただけば幸せの極みです。あぁそして「仕事」を感じます。それも素晴らしい「仕事」です。お米が少々ゆるめだと感じましたが、身の食感と合わせているのでしょうね。かなり量が多く女性には多すぎるくらいなのですが、嬉しいのはこのうなぎタレの掛かったうまうまごはん、食べきれないとお持ち帰り用のおにぎりにしてくれるんです。
それから、このお吸い物がまた素晴らしい!蓋を取るとあられのような香ばしい香り。と思ったら、丁寧に焼かれたウナギの肝が放つ香りでした。もちろん、お出しの香り、味わいも絶妙。春ということもあり、お吸い物には桜の花が。比較的淡いピンクが綺麗に残った桜の花が二つ。お出汁の中でゆらゆらする姿を見ていると、日本人である事を誇りに思わざるを得ません。ここからちょっぴりしみ出す塩気もお出汁の味わいを増します。
店内にはきりりとした緊張感が漂い、セミオープンになった厨房で黙々とお仕事をされるご主人が立てる音が唯一店内に響いていました。
お会計をすませて席を立つと、お仕事中のご主人が一瞬頭を上げて「ありがとうございました、失礼します。」と一言。このほどよい緊張感とお店との距離感も「大人」でたまりません。
やはりいいですね。荻窪にあってザガットの高得点、伊達ではありません。本当に、そして本当に素晴らしいお店です。
この日はもちろん予約で伺いました。伺ったのは19時でしたが、既に暖簾が下りています。近づいてみれば小さな文字で「本日は売り切れました」。
この日通されたのは一階の席。一階は二卓だけ。細い階段で上がる二階席もありますが、いずれにしても小さなお店です。その上メニュはこれと裏面に書かれた白焼き@3000円だけですが、お願いすればお新香なども出してくれます。もちろんビールも。たこつぼにささった楊枝がなんとも粋です。
ちなみに、予約時に「お食事ですか?」と聞かれる為、そこで「はい」と答えておくと着席してまもなく丼が供されます。私はお食事以外頂いた事が無い為、そこで「NO」と応えるとどんな展開が待っているのかは存じ上げません。お茶をすすりながら待っていると、ものの5分もしないうちに香の物が、続いてうなぎ丼、お吸い物が登場。到着時間に合わせて調理して下さる為、遅刻やキャンセルは厳禁です。;
【うなぎ丼@3000円】深いお丼を開けると綺麗なあめ色に仕上げられた鰻様が登場。炭の香りは控えめ、お醤油の香りも控えめで、香りにも非常に品があります。表面は「ぱりっ」という感じではなく、あくまで仕上がりはナチュラル。お箸を入れると身はかなり肉厚で、羽布団に顔を沈めた時のようにふんわりと向こう側にお箸が着地します。
たれの味が控えめなので少々心配しましたが、泥臭さは全くなく、むしろ上質な白身魚の蒸し物を頂いているような印象でした。「とろけるような」という食感ではありませんが、ふわっとした食感は秀逸。安い養殖物とは全く質が異なるのは一目瞭然ならぬ一口瞭然。これに山椒を少しだけかけていただけば幸せの極みです。あぁそして「仕事」を感じます。それも素晴らしい「仕事」です。お米が少々ゆるめだと感じましたが、身の食感と合わせているのでしょうね。かなり量が多く女性には多すぎるくらいなのですが、嬉しいのはこのうなぎタレの掛かったうまうまごはん、食べきれないとお持ち帰り用のおにぎりにしてくれるんです。
それから、このお吸い物がまた素晴らしい!蓋を取るとあられのような香ばしい香り。と思ったら、丁寧に焼かれたウナギの肝が放つ香りでした。もちろん、お出しの香り、味わいも絶妙。春ということもあり、お吸い物には桜の花が。比較的淡いピンクが綺麗に残った桜の花が二つ。お出汁の中でゆらゆらする姿を見ていると、日本人である事を誇りに思わざるを得ません。ここからちょっぴりしみ出す塩気もお出汁の味わいを増します。
店内にはきりりとした緊張感が漂い、セミオープンになった厨房で黙々とお仕事をされるご主人が立てる音が唯一店内に響いていました。
お会計をすませて席を立つと、お仕事中のご主人が一瞬頭を上げて「ありがとうございました、失礼します。」と一言。このほどよい緊張感とお店との距離感も「大人」でたまりません。
やはりいいですね。荻窪にあってザガットの高得点、伊達ではありません。本当に、そして本当に素晴らしいお店です。