夢にまで出る鰻だったが、ようやく再訪を果たした。
ああ、漬物が旨い。
このところ「鰻屋の漬物」に裏切られ続けた私は、久しぶりに背筋がまったりと緩むのを感じる。
何故か生ハムが乗っているのだが、それが特に何の不自然さもなく、ついついあっという間に一鉢漬物を食べてしまう。
肝焼きは、まさに「命の肝」をいただいている感じ。
八海山を飲みながら、口の中でまたーりまたーりと転がしてしまう。
ここで、悲劇が起こった。
注文しておいたはずの「白焼き」が落ちていたんである。
落ちていた、とは即ち「今日は食べられない」ということなのであった。
目の前が暗くなる。
注文が通っていなかったのだ。
ああああああああああああああ!
鰻丼は、相変わらず。
炭で焦げた軽い風味の外側に、サックリ歯を入れるとふんわりねっとりまったりとした「脂」が蕩ける。
肝吸いは、炭であぶった肝が入って、旨みと香ばしさがふっくら膨らむ。
シアワセって、こういうことですね。
ここの鰻屋が自宅に一番近い鰻屋だった時代が長いことあって、おかげで他所の鰻がどうも嬉しく食べられなくなってしまった。
不幸ではあるが、年に一度でも足を伸ばしてこられると、なんとも幸福に満たされた帰路となる。
今回は、白焼きのために、近日中出直しだ。
ここの鰻丼は天下一品だが、それ以上に白焼きが堪らないのだ(涙)
「ウナギ馬鹿一代」な店ゆえに、いろいろ意見はあるようだが、ここの親方には是非息長く頑張ってほしいと思う。
すべて予約制。
予約時間厳守。
店主無愛想。
・・・という話をしたら、「おれはやさしーよー!」と、いっていた。
一応メニューは鰻丼3000円一本やりだが、事前に相談すれば色々と作ってもらえる。
(2007.6)
______________________________
20年前のある日、ある日突然「なにがなんでもウナギが食いたい!!」と、一気に思いつめた時、チャリンコ(死語?)を駆って、中学時代の仲間がバイト(死語?)してて「おいしいよ」といってたのを頼りに、実家近くの某店に走った・・・が、そこはすでに昼時を終わっていたのだった・・・。
トボトボと、家に向かって自転車を押して歩き始めてしばし、なんだか今まで目に入らなかった鰻屋にでくわした。そこが
安斎だった。
周囲の人に聞くと、結構好き嫌いは分かれるらしいが、私にとっては「う、ここに入ってよかった・・・」と、あの20年前の日に思って以来、好きなウナギの基準点はここだ。
20年を経て、味もパワーアップしてる。
あと、突き出しがとってもおいしい。
突き出しだけ5品くらい前注文しときたいくらいうまい。
店主は横浜の基本的には
若菜で修行をしたのだけれど、若いころから結構いろいろな和食の店で働いたので、案外いろんなことができる人なのだ。
でも、横浜在住となった身の上では、そうそう行けない。
悲しい。こういうとき、昔なじんだ中央線沿線への引越しをつい考える。
(2006.3)
ああ、漬物が旨い。
このところ「鰻屋の漬物」に裏切られ続けた私は、久しぶりに背筋がまったりと緩むのを感じる。
何故か生ハムが乗っているのだが、それが特に何の不自然さもなく、ついついあっという間に一鉢漬物を食べてしまう。
肝焼きは、まさに「命の肝」をいただいている感じ。
八海山を飲みながら、口の中でまたーりまたーりと転がしてしまう。
ここで、悲劇が起こった。
注文しておいたはずの「白焼き」が落ちていたんである。
落ちていた、とは即ち「今日は食べられない」ということなのであった。
目の前が暗くなる。
注文が通っていなかったのだ。
ああああああああああああああ!
鰻丼は、相変わらず。
炭で焦げた軽い風味の外側に、サックリ歯を入れるとふんわりねっとりまったりとした「脂」が蕩ける。
肝吸いは、炭であぶった肝が入って、旨みと香ばしさがふっくら膨らむ。
シアワセって、こういうことですね。
ここの鰻屋が自宅に一番近い鰻屋だった時代が長いことあって、おかげで他所の鰻がどうも嬉しく食べられなくなってしまった。
不幸ではあるが、年に一度でも足を伸ばしてこられると、なんとも幸福に満たされた帰路となる。
今回は、白焼きのために、近日中出直しだ。
ここの鰻丼は天下一品だが、それ以上に白焼きが堪らないのだ(涙)
「ウナギ馬鹿一代」な店ゆえに、いろいろ意見はあるようだが、ここの親方には是非息長く頑張ってほしいと思う。
すべて予約制。
予約時間厳守。
店主無愛想。
・・・という話をしたら、「おれはやさしーよー!」と、いっていた。
一応メニューは鰻丼3000円一本やりだが、事前に相談すれば色々と作ってもらえる。
(2007.6)
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20年前のある日、ある日突然「なにがなんでもウナギが食いたい!!」と、一気に思いつめた時、チャリンコ(死語?)を駆って、中学時代の仲間がバイト(死語?)してて「おいしいよ」といってたのを頼りに、実家近くの某店に走った・・・が、そこはすでに昼時を終わっていたのだった・・・。
トボトボと、家に向かって自転車を押して歩き始めてしばし、なんだか今まで目に入らなかった鰻屋にでくわした。そこが安斎だった。
周囲の人に聞くと、結構好き嫌いは分かれるらしいが、私にとっては「う、ここに入ってよかった・・・」と、あの20年前の日に思って以来、好きなウナギの基準点はここだ。
20年を経て、味もパワーアップしてる。
あと、突き出しがとってもおいしい。
突き出しだけ5品くらい前注文しときたいくらいうまい。
店主は横浜の基本的には若菜で修行をしたのだけれど、若いころから結構いろいろな和食の店で働いたので、案外いろんなことができる人なのだ。
でも、横浜在住となった身の上では、そうそう行けない。
悲しい。こういうとき、昔なじんだ中央線沿線への引越しをつい考える。
(2006.3)