安斎への達人のクチコミ
満を時して白焼きを注文して置いた今回。
「ちょっと飲むから、なにかおつまみも」とたのんだら「なにか考えておく」と。
まあちょっとお金はかかってしまうが、事前に頼んでおくと酒肴なども揃えてもらえる。
「最近優しくなったって評判だよ」と言ったら、本人「さすがにねえ、年だから丸くなったんだよ」と。
一時のオッカネー雰囲気は、実際ずいぶん和らいでいると思う。
酒肴に満足しつつ白焼きへ。
これがオドロキ。
まったりした脂が柔らかくほどけて溶ける食感。
旨みと香りが口に静かに広がる。
たんなる一過性のものでない深みがじんわりとくるのだ。
ゆっくりちびちびつついていると冷めてくるのだが、冷めたらまた違う味わいの脂に変わった。
こういう白焼きは初めてだ。
そして、白焼きの上に軽く湯通しした大振りの肝が一個、プリプリした姿で乗っかっているのをポイッと潔く口中へ放り込むと、ああ、もうどうにでもしてオクレ酒オカワリ!になってしまう。
鰻重は、昔のぶりっと張りと勢いのある鰻が、程よく深みのある枯れ具合を身につけた感じ。
程よく香ばしく焦げたタレは甘すぎず、身は程よい歯ごたえを残しているが中はふんわりしっとり。
ふわふわと柔らかすぎない感じが、ワタシにとってはやはりベストの食べ慣れた味である。
季節の空豆が底に沈んだ美味い肝吸いには、軽く炙った肝が一個。
食べるシアワセを感じられる一時。
嗚呼、美味かった・・・♪
色々なコメントはある店だと思うが、世間のいわゆる「鰻の名店」とは経営方針が違う。
人を使うのでもなく、こつこつと小さな店で一人鰻と日々向き会う店主。
全ての作業を一人でこなしながらこれだけのものを出し続けるには、極端に偏屈で職人気質が強すぎるくらいでないと続かないのだ、と思う。
しかもこんな不便な場所にある小さな店で。
根本的に「生活が成り立って自分の納得の行く仕事さえできれば、儲かるほど客が来る必要はない」という発想で、しかもそれが許されるだけの技量がこもった仕事。
なかなか行けないけれど、いつまでもがんばれ!と、いつも心から応援しているお店なのである。
(2009.5)
安斎へのその他のクチコミ
夜 5,000~10,000円
「ちょっと飲むから、なにかおつまみも」とたのんだら「なにか考えておく」と。
まあちょっとお金はかかってしまうが、事前に頼んでおくと酒肴なども揃えてもらえる。
「最近優しくなったって評判だよ」と言ったら、本人「さすがにねえ、年だから丸くなったんだよ」と。
一時のオッカネー雰囲気は、実際ずいぶん和らいでいると思う。
酒肴に満足しつつ白焼きへ。
これがオドロキ。
まったりした脂が柔らかくほどけて溶ける食感。
旨みと香りが口に静かに広がる。
たんなる一過性のものでない深みがじんわりとくるのだ。
ゆっくりちびちびつついていると冷めてくるのだが、冷めたらまた違う味わいの脂に変わった。
こういう白焼きは初めてだ。
そして、白焼きの上に軽く湯通しした大振りの肝が一個、プリプリした姿で乗っかっているのをポイッと潔く口中へ放り込むと、ああ、もうどうにでもしてオクレ酒オカワリ!になってしまう。
鰻重は、昔のぶりっと張りと勢いのある鰻が、程よく深みのある枯れ具合を身につけた感じ。
程よく香ばしく焦げたタレは甘すぎず、身は程よい歯ごたえを残しているが中はふんわりしっとり。
ふわふわと柔らかすぎない感じが、ワタシにとってはやはりベストの食べ慣れた味である。
季節の空豆が底に沈んだ美味い肝吸いには、軽く炙った肝が一個。
食べるシアワセを感じられる一時。
嗚呼、美味かった・・・♪
色々なコメントはある店だと思うが、世間のいわゆる「鰻の名店」とは経営方針が違う。
人を使うのでもなく、こつこつと小さな店で一人鰻と日々向き会う店主。
全ての作業を一人でこなしながらこれだけのものを出し続けるには、極端に偏屈で職人気質が強すぎるくらいでないと続かないのだ、と思う。
しかもこんな不便な場所にある小さな店で。
根本的に「生活が成り立って自分の納得の行く仕事さえできれば、儲かるほど客が来る必要はない」という発想で、しかもそれが許されるだけの技量がこもった仕事。
なかなか行けないけれど、いつまでもがんばれ!と、いつも心から応援しているお店なのである。
(2009.5)