甘味あらいへの達人のクチコミ
[2005/10再訪]
以前の印象があまりに強烈で再訪したかったのですが、なかなか機会がなく、やっとお伺いすることができたその日は近隣の池上本門寺の行事だったようでお店は入った時点で満員、以前とは違い賑やかな店内となっておりました。
いただいたのは季節限定の栗あんみつ(750円)と、前回と同じお餅が入った善哉(650円)。
善哉は前回同様非常に繊細な仕事を感じさせる小豆の素晴らしい食感と風味を堪能できたのですが、少し残念だったのは以前より汁気の甘味がはっきりしたものになっていたことで、小豆を煮るお砂糖とは別に黒砂糖(あるいは黒蜜)の風味があり、これがかなりはっきりとした甘さを感じさせるものになってしまっているようでした。とはいえ、この小豆の食感というのはこちらでしか味わったことがなく独特の魅力は健在です。歯が小豆の中にすぅっと入っていく時のきめ細やかな感触と、上品な風味のことを絶妙の火加減としか表現できない自分のボキャブラリーの少なさを嘆きたくなりますが、かための煮加減でありながら皮が気にならないばかりか全てを楽しめてしまう逸品とでもいいましょうか。お口直しに添えられた、きゃら蕗の佃煮もまた美味。
みつ豆系のものは、少し苦手で普段あまり食べないのですが、ほうじ茶の寒天に惹かれて栗あんみつもオーダーしてみました。さっぱりとしたほうじ茶の寒天はなかなか風味もよく、程よい甘さの粒餡(こし餡も選べます)、上質な味わいの栗アイスや渋皮煮と共になかなか楽しめる一品で、葛玉が非常に印象に残る味わいのものでした。また常時メニューにある抹茶あんみつは、黒蜜ではなく抹茶蜜をかけて食べるもののようで、あんみつ好きの方には楽しいお店かもしれません。
全体として以前と少し違う味わいではあったものの、やはり繊細な仕事を感じさせる小豆は鮮烈な印象があり、機会があれば再訪したいお店の1つです。また上質ではありますが個性的でもありますので、好みが分かれるお店になる可能性があることも付記しておきます。
[味:★4.8]
========== 以前のコメント ==========
池上本門寺近くに行った際、道に迷った挙句あまりの空腹にお店を探す気力もなく、とりあえずなんでもいいからおなかに入れたい、と偶然入った甘味処でしたが絶妙のウマさに脱帽でした。
私は白玉の入らないあたたかい善哉が好きなんですがメニューには無く、店主に聞いてみたところ、どんなようにも調製できるとのことでしたので、初めての訪問にも関わらずあたたかい善哉にお餅を、とオーダーしてみました。私の目の前に差し出された善哉は、一見して非常に手をかけて丁寧に作られていることがわかるほど、つやつやしてふっくらした小豆に香ばしい香りがするお餅。。。
上品な量でしたが、その丁寧に作られた風情のせいか空腹に耐えかねがっつり食べたいということを忘れてしまい、少しずつ丁寧に口に運ぶと、上質な砂糖で豆の味を殺さない程度の控えめな味付けと、絶妙の火加減で丁寧に作られた小豆というのは、こういう味がするものなのか、と驚愕した次第。小豆の旨みが存分に活かされた上品な甘味といった印象で一度試してみることをオススメしたい素敵なお店の1つと思います。
以前の印象があまりに強烈で再訪したかったのですが、なかなか機会がなく、やっとお伺いすることができたその日は近隣の池上本門寺の行事だったようでお店は入った時点で満員、以前とは違い賑やかな店内となっておりました。
いただいたのは季節限定の栗あんみつ(750円)と、前回と同じお餅が入った善哉(650円)。
善哉は前回同様非常に繊細な仕事を感じさせる小豆の素晴らしい食感と風味を堪能できたのですが、少し残念だったのは以前より汁気の甘味がはっきりしたものになっていたことで、小豆を煮るお砂糖とは別に黒砂糖(あるいは黒蜜)の風味があり、これがかなりはっきりとした甘さを感じさせるものになってしまっているようでした。とはいえ、この小豆の食感というのはこちらでしか味わったことがなく独特の魅力は健在です。歯が小豆の中にすぅっと入っていく時のきめ細やかな感触と、上品な風味のことを絶妙の火加減としか表現できない自分のボキャブラリーの少なさを嘆きたくなりますが、かための煮加減でありながら皮が気にならないばかりか全てを楽しめてしまう逸品とでもいいましょうか。お口直しに添えられた、きゃら蕗の佃煮もまた美味。
みつ豆系のものは、少し苦手で普段あまり食べないのですが、ほうじ茶の寒天に惹かれて栗あんみつもオーダーしてみました。さっぱりとしたほうじ茶の寒天はなかなか風味もよく、程よい甘さの粒餡(こし餡も選べます)、上質な味わいの栗アイスや渋皮煮と共になかなか楽しめる一品で、葛玉が非常に印象に残る味わいのものでした。また常時メニューにある抹茶あんみつは、黒蜜ではなく抹茶蜜をかけて食べるもののようで、あんみつ好きの方には楽しいお店かもしれません。
全体として以前と少し違う味わいではあったものの、やはり繊細な仕事を感じさせる小豆は鮮烈な印象があり、機会があれば再訪したいお店の1つです。また上質ではありますが個性的でもありますので、好みが分かれるお店になる可能性があることも付記しておきます。
[味:★4.8]
========== 以前のコメント ==========
池上本門寺近くに行った際、道に迷った挙句あまりの空腹にお店を探す気力もなく、とりあえずなんでもいいからおなかに入れたい、と偶然入った甘味処でしたが絶妙のウマさに脱帽でした。
私は白玉の入らないあたたかい善哉が好きなんですがメニューには無く、店主に聞いてみたところ、どんなようにも調製できるとのことでしたので、初めての訪問にも関わらずあたたかい善哉にお餅を、とオーダーしてみました。私の目の前に差し出された善哉は、一見して非常に手をかけて丁寧に作られていることがわかるほど、つやつやしてふっくらした小豆に香ばしい香りがするお餅。。。
上品な量でしたが、その丁寧に作られた風情のせいか空腹に耐えかねがっつり食べたいということを忘れてしまい、少しずつ丁寧に口に運ぶと、上質な砂糖で豆の味を殺さない程度の控えめな味付けと、絶妙の火加減で丁寧に作られた小豆というのは、こういう味がするものなのか、と驚愕した次第。小豆の旨みが存分に活かされた上品な甘味といった印象で一度試してみることをオススメしたい素敵なお店の1つと思います。