スープカレー心への達人のクチコミ
流行りものが大嫌いなので、スープカレーのうわさを聞いても、「一発屋の馬鹿当たり」「器重視内容空疎の典型的無国籍料理」「キワモノ好きの集会場」「イベント的な仕掛けになびく若者文化を象徴するあだ花」などと決めつけ、行ってやるもんかと思っていた。ところがネットを検索していてスープカレーに的を絞った下記サイトを発見して態度を変えてしまった。
「カレーファンのための 札幌激辛カレー批評」
http://www.kabasawa.jp/curry/curry_home.html
このサイトによると、札幌市にはすでに 200 軒以上のスープカレー屋さんがあり、人気店はいずれも行列ができ、スープ切れ終了は常識になっているようなのだ。こうなると一過性のブームでは片付けられない。ひげおじさんは北の台地を点々としたので、札幌の民の習性もある程度把握している。うわついたところがなく、好き嫌いがはっきりしており、マスコミの情報にはいい意味で鈍感で、味が良ければ値段は高くても構わない。これが肌で感じたかれらの特徴である。一食 900 円~1200 円という高めの値段設定でそれだけの客が付くということは、それだけの価値があると判断することになる。当サイトを通じてマジスパの存在を知っていたが、その前に軽いジャブのつもりでこの「心」に足を向けた。2時過ぎでも満席(土曜日のせいもあるだろうが)、3時過ぎでも半分くらいが埋っている。かなりの盛況だ。
一見してお得感がある。大きめの骨付きチキン(腿肉)、半切りのジャガイモ、人参、色取りのピーマン。具の割合が多く、スープのみで食べさせるカレーではない。例えて言えば、インド風のポトフ。もうひとつ言えば、トマトベースのさらさらカレーで寄せ鍋を作り、一人の欲張りが具のいいところを独占してしまった、という感じだろう。この基本の「骨付きチキンカレー」が 950 円。ライスは大盛り無料。最近、インド人直営の小さなカレー店が増えていて、かぶるところがありそうに思えたし、当然インドの方が役者が一枚上と考えてスープカレーを敬遠していたところもあったから、これには少なからずショックを受けた。料理として遥かに洗練されているのだ。
スプーンの背中で、具のそれぞれを軽く押すと、適度な、つまり必要最小限度の弾力を感じる。チキンは骨離れよく、野菜は丁寧な面取りが施され、一度素揚げしてから煮込まれたことがわかる。煮込み過ぎでくたくたになってはいない。素材の質もいい。スープは、ゼラチン質のたっぷり滲み出た上質のブイヨンが舌をとろかし、その瞬間軽やかなトマトの酸味のそよ風が菜の花をもてあそぶかのようにやんわり過ぎ行き、仰ぎ見ればヨーグルトのまろやかさが残雪をいただく山脈を背景に成層圏をつき抜ける高いゾーンで飛行機雲の二本の尾っぽをひたすら西の果てに引っ張って行く。
辛さは割増なしで一番辛い 10 を選んだ。一般的な辛口よりもう一段辛い。中辛を望む向きは 5~8、甘口好みは 4 以下が妥当、辛口を好む方々には広く門戸が開かれている。確か Max 100 まであったような…。
「カレーファンのための 札幌激辛カレー批評」
http://www.kabasawa.jp/curry/curry_home.html
このサイトによると、札幌市にはすでに 200 軒以上のスープカレー屋さんがあり、人気店はいずれも行列ができ、スープ切れ終了は常識になっているようなのだ。こうなると一過性のブームでは片付けられない。ひげおじさんは北の台地を点々としたので、札幌の民の習性もある程度把握している。うわついたところがなく、好き嫌いがはっきりしており、マスコミの情報にはいい意味で鈍感で、味が良ければ値段は高くても構わない。これが肌で感じたかれらの特徴である。一食 900 円~1200 円という高めの値段設定でそれだけの客が付くということは、それだけの価値があると判断することになる。当サイトを通じてマジスパの存在を知っていたが、その前に軽いジャブのつもりでこの「心」に足を向けた。2時過ぎでも満席(土曜日のせいもあるだろうが)、3時過ぎでも半分くらいが埋っている。かなりの盛況だ。
一見してお得感がある。大きめの骨付きチキン(腿肉)、半切りのジャガイモ、人参、色取りのピーマン。具の割合が多く、スープのみで食べさせるカレーではない。例えて言えば、インド風のポトフ。もうひとつ言えば、トマトベースのさらさらカレーで寄せ鍋を作り、一人の欲張りが具のいいところを独占してしまった、という感じだろう。この基本の「骨付きチキンカレー」が 950 円。ライスは大盛り無料。最近、インド人直営の小さなカレー店が増えていて、かぶるところがありそうに思えたし、当然インドの方が役者が一枚上と考えてスープカレーを敬遠していたところもあったから、これには少なからずショックを受けた。料理として遥かに洗練されているのだ。
スプーンの背中で、具のそれぞれを軽く押すと、適度な、つまり必要最小限度の弾力を感じる。チキンは骨離れよく、野菜は丁寧な面取りが施され、一度素揚げしてから煮込まれたことがわかる。煮込み過ぎでくたくたになってはいない。素材の質もいい。スープは、ゼラチン質のたっぷり滲み出た上質のブイヨンが舌をとろかし、その瞬間軽やかなトマトの酸味のそよ風が菜の花をもてあそぶかのようにやんわり過ぎ行き、仰ぎ見ればヨーグルトのまろやかさが残雪をいただく山脈を背景に成層圏をつき抜ける高いゾーンで飛行機雲の二本の尾っぽをひたすら西の果てに引っ張って行く。
辛さは割増なしで一番辛い 10 を選んだ。一般的な辛口よりもう一段辛い。中辛を望む向きは 5~8、甘口好みは 4 以下が妥当、辛口を好む方々には広く門戸が開かれている。確か Max 100 まであったような…。