お菓子の家をイメージして造られた菓子工房オークウッド。オーナーシェフは横田秀夫氏で、この方はパークハイアット東京のシュフ・パティシエとしてご活躍されていたことでとても有名です。
ペストリーブティックの名声がもっとも高かった時期は横田さんがいらした時期でもあります。
最近店内で軽いランチやスープ、そしてアシエットデセールなども食べられるようになったそうで、益々春日部まで行きたくなってしまいました。きっとこのパティスリーが無ければ立ち寄ることのない地ですので思い切って行って見たいなと思っています。
現在割と一般的になってきたパリパリタルト(土台がパリパリしたタルト)は横田秀夫シェフの考案のもので、土台にパータフィロという薄い生地を使ったものです。タルトと言えばパート・シュクレかブリゼというイメージがありますが、それを打ち破った日本人の「パリパリ」&「出来たて」好きな心に響くタルト。横田秀夫シェフはパリパリ物がお得意のようです。
この時期だけのスペシャリテであるマンゴーのパリパリタルトが楽しみで購入してみました。今は白桃のパリパリタルトが販売されています。
●マンゴーのパリパリタルト@600:土台はパリパリのパータフィロ、アパレイユはふんわりとしたクレームダマンドがたっぷりと。上には軽いヴァニラビーンズ入りのクレームパティシエールとスライスしたマンゴーがたっぷりとのっています。
まず食べると最初にパリパリとパータフィロが口の中で弾け、後から芳醇で香ばしいクレームダマンド、そして最後に完熟した花の香りがするトロっとしたマンゴーの風味が広がります。パリパリした台は存在感がありながら主役のマンゴーをしっかり引き立てるようになっていました。たっぷりのクレームダマンドも迫力満点ですが、ふんわりしていて非常に食べ易いです。口の中に入れたときのマンゴーの解けるような崩れ方がいいです。★4
●宇治@334:抹茶と練乳クリームとショコラのビスキュイ、間にはかのこ豆。宇治金時を食べていた思いついたプチガトーだそうです。
土台はショコラ風味のシロップが染みたほろ苦いビスキュイで間にかのこ豆と抹茶、練乳のムースを挟み、表面はたっぷりの抹茶がかかっていました。
最初の頃に比べてデコレーションがちょっと変化していますが、いつも印象的な濃い緑色。食べてみるとしっかりとした抹茶の苦味とビスキュイ・ショコラの苦味がリンクします。間にある練乳のムースは意外に存在感がなく、全体的にはムースが普通のシャンティイのようなふんわりとした食感と抹茶に苦味が良く出ています。時々歯に当たるかのこ豆はアクセントになっていました。★3.5
●レモン・パッション・タルト@400:レモンのコンフィ入りのアーモンド生地にレモンとパッションフルーツのクリーム。
所謂タルト・シトロンのような感じで、レモンとパッションフルーツのクレームはややプルンとしてて堅め。パートシュクレよりももっと軽いアーモンドの生地で「タルト」という名前になっていますが、ビスキュイに近い食感。パッションの華やかな香りとレモンの酸味が上手く噛み合って、トーンの強い風味です。上にあるショコラブランのプラックと一緒に食べると、酸味に円やかさが加わって更に食べやすくなりました。タルト・シトロンのストイックな酸味が苦手な方には向いていると思います。いやー本当に食べ易いです。★4
●タヒチ@400:パッションフルーツのムースにパイナップルのコンポート。土台はココナッツ入りの軽いダックワーズのような生地で、間にパッションフルーツのムースをサンドし、トップにはシャンティイとコンポートにしたアナナス、カットしたフランボワーズを盛り付けてあります。
最初にアナナスの甘酸っぱくてフラワリーかつジューシーさが広がります。アナナスってちょっと人工的というか安っぽくなりがちですが、上品な風味。後から噛むとジャリジャリっとしたココナッツの香ばしさが生地から広がり、パッションのムースからはまた華やかな風味と酸味という流れです。トロピカルフルーツの風味がとても上品で突出していなくて柔らかなトーン。シンプルな構成ながらも味の効かせ具合が鍵ですね。★3.5
やはり横田シェフのお菓子はとても食べやすくてアイデアあふれるものばかりですね。フランス菓子という感じではなくて、横田菓子と言っても過言ではありません。フランス菓子っぽさを求めていると「?」と思ってしまいますが、日本の素材と日本人が美味しいと思う甘いもののツボをしっかり押さえていると思います。(2007/7/11★4、写真変更&PICSから追加)
===========
パリパリモンブランが有名なお店、オークウッド。でも人気がありすぎて購入することができませんでした(涙)こちらの横田シェフは下、ペストリーブティック@パークハイアットのシェフで、その頃から個性的で美味しいお菓子は根強い人気があります。
●オークプリン@239:上に優しい味のとろりとしたキャラメルソース、下にプリン。このプリン生地がすごーく美味しい。卵のふんわりした風味とクリーミィな乳製品の味と風味。とろとろとプルンの中間の食感。強い乳製品の香りが後を引く味です。シンプルだけど高い技術力を感じる逸品。☆5
●フロマージュ・フレ@334:かなりエアリーでふわふわな食感の軽いチーズムースです。レモンの皮が爽やかさをかもし出しています。チーズが苦手な方でも美味しくいただけそうな味。チーズ好きにはちょっと物足りないかもしれません。☆3
●ルージュ@362:ピスターシュのビスキュイの間にフランボワーズのクレームオブール。上にはフワンボワーズのソース。上にはシャンティイとフランボワーズを半分に割ったものをデコレート。こういうタイプのケーキは最近割りとどこでもあって私は好きなの食べ比べが出来てで嬉しいです。こちらのはかなり軽い味わいと食感で、フランボワーズの風味も控えめ。ビスキュイはまれに見るきめ細かさで素晴らしいと思いましたが、ピスターシュの青臭さが立っていました。フランボワーズももっと風味がほしいところですが、全体的にはまろやかです。☆3.5
●エクラテ@362:ちょっと前に頂いたのであまり覚えていないのですが、ショコラブランのムースが主体になっていて、上にはフランボワーズのソース。よくありがちな組み合わせ。特筆するとこがないです…。☆3
●マロンパイ:中にクレームダマンドとプラリネが散りばめられたちょっと凝った感じのマロパイ。中には渋皮付マロンがゴロンと入っています。パイ生地もパリッパリ。栗の風味がしっかりとパイの中に閉じ込められています。その上、濃厚でカリカリの食感。小さくても食べ応え充分。このタイプのものでは今まで食べた中で一番個性的だと思いました。かなり甘さが控えめです。モンブランが美味しいパティスリーは割りとマロンパイも美味しいので、購入してみました。☆4
どれも食べやすく見た目にも楽しいお菓子ばかりでした。よく注意して食べてみるとところどころにちりばめられた高い技術力を感じます。どれもめちゃくちゃ凝っているわけではありませんが、柔らかい風味と食べやすくころんとした見た目がとっても親しみやすいです。私にはちょっと風味が柔らかすぎるような気がしましたが、どこか穏やかな魅力を感じるケーキでした。フランス菓子というよりもかなり色々なテイストがちりばめられ、割とぽってりと大きめで、日本人でも食べやすく、季節感を打ち出しているところが特徴だと思います。(2005/9/23★4)
最近店内で軽いランチやスープ、そしてアシエットデセールなども食べられるようになったそうで、益々春日部まで行きたくなってしまいました。きっとこのパティスリーが無ければ立ち寄ることのない地ですので思い切って行って見たいなと思っています。
現在割と一般的になってきたパリパリタルト(土台がパリパリしたタルト)は横田秀夫シェフの考案のもので、土台にパータフィロという薄い生地を使ったものです。タルトと言えばパート・シュクレかブリゼというイメージがありますが、それを打ち破った日本人の「パリパリ」&「出来たて」好きな心に響くタルト。横田秀夫シェフはパリパリ物がお得意のようです。
この時期だけのスペシャリテであるマンゴーのパリパリタルトが楽しみで購入してみました。今は白桃のパリパリタルトが販売されています。
●マンゴーのパリパリタルト@600:土台はパリパリのパータフィロ、アパレイユはふんわりとしたクレームダマンドがたっぷりと。上には軽いヴァニラビーンズ入りのクレームパティシエールとスライスしたマンゴーがたっぷりとのっています。
まず食べると最初にパリパリとパータフィロが口の中で弾け、後から芳醇で香ばしいクレームダマンド、そして最後に完熟した花の香りがするトロっとしたマンゴーの風味が広がります。パリパリした台は存在感がありながら主役のマンゴーをしっかり引き立てるようになっていました。たっぷりのクレームダマンドも迫力満点ですが、ふんわりしていて非常に食べ易いです。口の中に入れたときのマンゴーの解けるような崩れ方がいいです。★4
●宇治@334:抹茶と練乳クリームとショコラのビスキュイ、間にはかのこ豆。宇治金時を食べていた思いついたプチガトーだそうです。
土台はショコラ風味のシロップが染みたほろ苦いビスキュイで間にかのこ豆と抹茶、練乳のムースを挟み、表面はたっぷりの抹茶がかかっていました。
最初の頃に比べてデコレーションがちょっと変化していますが、いつも印象的な濃い緑色。食べてみるとしっかりとした抹茶の苦味とビスキュイ・ショコラの苦味がリンクします。間にある練乳のムースは意外に存在感がなく、全体的にはムースが普通のシャンティイのようなふんわりとした食感と抹茶に苦味が良く出ています。時々歯に当たるかのこ豆はアクセントになっていました。★3.5
●レモン・パッション・タルト@400:レモンのコンフィ入りのアーモンド生地にレモンとパッションフルーツのクリーム。
所謂タルト・シトロンのような感じで、レモンとパッションフルーツのクレームはややプルンとしてて堅め。パートシュクレよりももっと軽いアーモンドの生地で「タルト」という名前になっていますが、ビスキュイに近い食感。パッションの華やかな香りとレモンの酸味が上手く噛み合って、トーンの強い風味です。上にあるショコラブランのプラックと一緒に食べると、酸味に円やかさが加わって更に食べやすくなりました。タルト・シトロンのストイックな酸味が苦手な方には向いていると思います。いやー本当に食べ易いです。★4
●タヒチ@400:パッションフルーツのムースにパイナップルのコンポート。土台はココナッツ入りの軽いダックワーズのような生地で、間にパッションフルーツのムースをサンドし、トップにはシャンティイとコンポートにしたアナナス、カットしたフランボワーズを盛り付けてあります。
最初にアナナスの甘酸っぱくてフラワリーかつジューシーさが広がります。アナナスってちょっと人工的というか安っぽくなりがちですが、上品な風味。後から噛むとジャリジャリっとしたココナッツの香ばしさが生地から広がり、パッションのムースからはまた華やかな風味と酸味という流れです。トロピカルフルーツの風味がとても上品で突出していなくて柔らかなトーン。シンプルな構成ながらも味の効かせ具合が鍵ですね。★3.5
やはり横田シェフのお菓子はとても食べやすくてアイデアあふれるものばかりですね。フランス菓子という感じではなくて、横田菓子と言っても過言ではありません。フランス菓子っぽさを求めていると「?」と思ってしまいますが、日本の素材と日本人が美味しいと思う甘いもののツボをしっかり押さえていると思います。(2007/7/11★4、写真変更&PICSから追加)
===========
パリパリモンブランが有名なお店、オークウッド。でも人気がありすぎて購入することができませんでした(涙)こちらの横田シェフは下、ペストリーブティック@パークハイアットのシェフで、その頃から個性的で美味しいお菓子は根強い人気があります。
●オークプリン@239:上に優しい味のとろりとしたキャラメルソース、下にプリン。このプリン生地がすごーく美味しい。卵のふんわりした風味とクリーミィな乳製品の味と風味。とろとろとプルンの中間の食感。強い乳製品の香りが後を引く味です。シンプルだけど高い技術力を感じる逸品。☆5
●フロマージュ・フレ@334:かなりエアリーでふわふわな食感の軽いチーズムースです。レモンの皮が爽やかさをかもし出しています。チーズが苦手な方でも美味しくいただけそうな味。チーズ好きにはちょっと物足りないかもしれません。☆3
●ルージュ@362:ピスターシュのビスキュイの間にフランボワーズのクレームオブール。上にはフワンボワーズのソース。上にはシャンティイとフランボワーズを半分に割ったものをデコレート。こういうタイプのケーキは最近割りとどこでもあって私は好きなの食べ比べが出来てで嬉しいです。こちらのはかなり軽い味わいと食感で、フランボワーズの風味も控えめ。ビスキュイはまれに見るきめ細かさで素晴らしいと思いましたが、ピスターシュの青臭さが立っていました。フランボワーズももっと風味がほしいところですが、全体的にはまろやかです。☆3.5
●エクラテ@362:ちょっと前に頂いたのであまり覚えていないのですが、ショコラブランのムースが主体になっていて、上にはフランボワーズのソース。よくありがちな組み合わせ。特筆するとこがないです…。☆3
●マロンパイ:中にクレームダマンドとプラリネが散りばめられたちょっと凝った感じのマロパイ。中には渋皮付マロンがゴロンと入っています。パイ生地もパリッパリ。栗の風味がしっかりとパイの中に閉じ込められています。その上、濃厚でカリカリの食感。小さくても食べ応え充分。このタイプのものでは今まで食べた中で一番個性的だと思いました。かなり甘さが控えめです。モンブランが美味しいパティスリーは割りとマロンパイも美味しいので、購入してみました。☆4
どれも食べやすく見た目にも楽しいお菓子ばかりでした。よく注意して食べてみるとところどころにちりばめられた高い技術力を感じます。どれもめちゃくちゃ凝っているわけではありませんが、柔らかい風味と食べやすくころんとした見た目がとっても親しみやすいです。私にはちょっと風味が柔らかすぎるような気がしましたが、どこか穏やかな魅力を感じるケーキでした。フランス菓子というよりもかなり色々なテイストがちりばめられ、割とぽってりと大きめで、日本人でも食べやすく、季節感を打ち出しているところが特徴だと思います。(2005/9/23★4)