神田と言えば淡路町の
神田まつやと
かんだ藪蕎麦だと
勝手に思い込んでいたのですけれど、
他にも有名店があるてことで銀座から散歩がてら
行ってみました。現在(2008年8月)は店が改装中のようで、
すぐ近くに仮店舗を構え営業しております。
てなわけで、天そばが有名ですよ程度の知識でお品書きを眺める。
「もり」が一番粉、「ざる」が更科粉とかで、確か更科は白っぽいの
だよなあと思い出し、荒い感じがするもり、「天大もり」を頂く。
多分1850円。一緒に行った人間は迷わず「天ざる」を選ぶ。
こちらは1550円也。
蕎麦が出て来る間、冷静に考えなくても「天」と「大」分が
たっかいなーなどと粋じゃないことを考えつつ、辺りを見回す。
蕎麦屋で日本酒とつまみを楽しみ、最後にさっと蕎麦をたぐるのが
粋な江戸っ子な感じがするのですが、店に居るほとんどのおっちゃんが
真昼間からちびちびやってました。中には明らかに仕事中な格好の人も
いたのですが、それもまたそれで、神田という土地と老舗の香りが
日常的な風景として包み込んでおりました。一応まだ若造の自分は
そこまで出来ませんが、少しばかり羨ましく思いましたよ。
で、おそば登場。
まず驚いたのが、つゆにかき揚げらしきものが沈んでいたこと。
お品書きから別個に天ぷらが出てくるわけではないことは
読み取れましたが、よもやこう出てくるとは思いませんでした。凄いぜ。
取り敢えず、蕎麦の前にかき揚げを頂く。
ぷりぷりしたえびと、甘辛く風味のある温かいつゆにつかった衣が
ふわふわして、中々に美味。ぶりふわつゆがの香りが鼻にぷわっとで
いい三段構えの攻撃です。にしても、つゆ温かいのね。
さて、
如何にも「そば!」という感じをした見目、太さのそばをいただく。
お品書きには「濃いからつゆには1/3くらいつけてね」というような
ことが書いてあったのと、実際に天がつかっていたつゆはこかったので
その通り頂く。
うん、なんだろう。あんまり味がしない。遂に味覚生涯に陥ったのか。
やむを得ないので全部浸してから頂くと、ちょうど良くなりました。
で、なんですが。
「小麦粉や卵を使っています」と書いてある通り、
おそばは凄く整ったそばです。舌触りは滑らかで喉越しもかなりいい。
勿論そばの香りもある。
「そば粉」を使った「麺」としての完成度はかんなり高いと思います。
そばを凄く食べやすく作っています。
ただ、です。
そばって、結構癖のある香りで、香りと相まって絵味も荒々しくて、
ぼそぼそしていて、でもそのとんがった個性こそが魅力であり、
それをまとめて麺に仕上げてみせることこそ
そばの偉大なところなんじゃないのか。なんて食べながら思いました。
ああ、全然そばのこと知りませんし食べ歩いていないんで完全に
思い込みによる感想ですが、とにかくそう思ったのです。
こちらのそばは食べやす過ぎる。綺麗すぎます。
食べやすさ、即ち喉越しと舌触りを得た引き換えに、
そばの持つ強烈な香りと荒々しさを封じ込めてしまっているように
感じられました。
加えて、何故か分かりませんが、そばをつけるとつゆの香りが死ぬ。
前述の通り、麺に強烈な香りも味もないはずですし、
つゆ単体ならいい塩梅なのに、です。
つゆがそばの味が引き立たせていると考えることも十分に出来ますが、
そう、心から思えないのですよね。うーん、つゆが温かいからでしょうか。
というわけで、私は「さすが!」と思えるものではありませんでした。
それはこの店がダメ、とか言う訳ではなく、
「食べやすさ」を支持するかどうかだと思います。
ちょっと頂いたざるの更科そばは、その食べやすさが更に強調されていて
実にすっきりしたものでした。その評価はあくまで趣味の問題です。
店が改装中だったり、蕎麦屋で酒という風流なことをできない自分には
この店の魅力を半分も堪能できていないのでしょうが、
取り敢えず今出来るそばのみの評価で行くと☆3つ辺りで如何でしょうか。
昼 1,000~3,000円
勝手に思い込んでいたのですけれど、
他にも有名店があるてことで銀座から散歩がてら
行ってみました。現在(2008年8月)は店が改装中のようで、
すぐ近くに仮店舗を構え営業しております。
てなわけで、天そばが有名ですよ程度の知識でお品書きを眺める。
「もり」が一番粉、「ざる」が更科粉とかで、確か更科は白っぽいの
だよなあと思い出し、荒い感じがするもり、「天大もり」を頂く。
多分1850円。一緒に行った人間は迷わず「天ざる」を選ぶ。
こちらは1550円也。
蕎麦が出て来る間、冷静に考えなくても「天」と「大」分が
たっかいなーなどと粋じゃないことを考えつつ、辺りを見回す。
蕎麦屋で日本酒とつまみを楽しみ、最後にさっと蕎麦をたぐるのが
粋な江戸っ子な感じがするのですが、店に居るほとんどのおっちゃんが
真昼間からちびちびやってました。中には明らかに仕事中な格好の人も
いたのですが、それもまたそれで、神田という土地と老舗の香りが
日常的な風景として包み込んでおりました。一応まだ若造の自分は
そこまで出来ませんが、少しばかり羨ましく思いましたよ。
で、おそば登場。
まず驚いたのが、つゆにかき揚げらしきものが沈んでいたこと。
お品書きから別個に天ぷらが出てくるわけではないことは
読み取れましたが、よもやこう出てくるとは思いませんでした。凄いぜ。
取り敢えず、蕎麦の前にかき揚げを頂く。
ぷりぷりしたえびと、甘辛く風味のある温かいつゆにつかった衣が
ふわふわして、中々に美味。ぶりふわつゆがの香りが鼻にぷわっとで
いい三段構えの攻撃です。にしても、つゆ温かいのね。
さて、
如何にも「そば!」という感じをした見目、太さのそばをいただく。
お品書きには「濃いからつゆには1/3くらいつけてね」というような
ことが書いてあったのと、実際に天がつかっていたつゆはこかったので
その通り頂く。
うん、なんだろう。あんまり味がしない。遂に味覚生涯に陥ったのか。
やむを得ないので全部浸してから頂くと、ちょうど良くなりました。
で、なんですが。
「小麦粉や卵を使っています」と書いてある通り、
おそばは凄く整ったそばです。舌触りは滑らかで喉越しもかなりいい。
勿論そばの香りもある。
「そば粉」を使った「麺」としての完成度はかんなり高いと思います。
そばを凄く食べやすく作っています。
ただ、です。
そばって、結構癖のある香りで、香りと相まって絵味も荒々しくて、
ぼそぼそしていて、でもそのとんがった個性こそが魅力であり、
それをまとめて麺に仕上げてみせることこそ
そばの偉大なところなんじゃないのか。なんて食べながら思いました。
ああ、全然そばのこと知りませんし食べ歩いていないんで完全に
思い込みによる感想ですが、とにかくそう思ったのです。
こちらのそばは食べやす過ぎる。綺麗すぎます。
食べやすさ、即ち喉越しと舌触りを得た引き換えに、
そばの持つ強烈な香りと荒々しさを封じ込めてしまっているように
感じられました。
加えて、何故か分かりませんが、そばをつけるとつゆの香りが死ぬ。
前述の通り、麺に強烈な香りも味もないはずですし、
つゆ単体ならいい塩梅なのに、です。
つゆがそばの味が引き立たせていると考えることも十分に出来ますが、
そう、心から思えないのですよね。うーん、つゆが温かいからでしょうか。
というわけで、私は「さすが!」と思えるものではありませんでした。
それはこの店がダメ、とか言う訳ではなく、
「食べやすさ」を支持するかどうかだと思います。
ちょっと頂いたざるの更科そばは、その食べやすさが更に強調されていて
実にすっきりしたものでした。その評価はあくまで趣味の問題です。
店が改装中だったり、蕎麦屋で酒という風流なことをできない自分には
この店の魅力を半分も堪能できていないのでしょうが、
取り敢えず今出来るそばのみの評価で行くと☆3つ辺りで如何でしょうか。